2023年1月号
2023/01/08
HKT48豊永阿紀「なつからあき賞」受賞! AKB48グループ新聞48Timesアワード2022
連日発表している「AKB48グループ新聞48Timesアワード2022」。1月8日は、HKT48メンバーの発表です。受賞したのは、豊永阿紀さん(23)。松岡菜摘さんの卒業にともない、チームHキャプテンに指名されて、ツアーで次々と発表される出来事にも戸惑いながら、必死に舵を取る1年でした。4期生としてHKT48を先頭で引っ張っていき、誰もが認める活躍ぶりが評価されての「なつからあき賞」の受賞。そんな彼女の1年を振り返ってもらいました。
――表彰状を読ませていただきます
えーっ! うれしい! ありがとうございます。
表彰状
なつからあき賞
HKT48 豊永阿紀 殿
貴女は今年、先輩の松岡菜摘の卒業に伴い、チームHの新キャプテンに任命されて、大きな働きをしてきました。まさにバトンは“なつ”から“あき”へ。1期、2期生らの先輩メンバーが次々と卒業する中、新たにグループを引っ張る4期生の1人として、さまざまな活動で先頭に立ち、個人としてもリーダーシップを発揮してきました。
もはや、チームHだけでなく、グループの全体コンサートでも欠かすことのできないリーダーとなり、新生HKT48をけん引する存在となられました。よってここにその栄誉を称え、これを賞します。
令和四年十二月
AKB48Group新聞48Timesアワード2022選考委員会一同
HKT48選考会の様子はこちら
――「なつからあき賞」と付けさせていただきました
なっちゃん(松岡菜摘)のこと思い出して少し寂しくなりましたが、すごくうれしいですし、このHKT48にとっての過渡期が詰まっている賞の名前だなと思いました。“あき色”に染められる2023年にできたらなと思います。
――2022年いろありました。多くのメンバーの卒業、キャプテン就任、ツアーライブ、クラス替え(チーム組閣)に矢吹奈子さん、本村碧唯さんの卒業発表…
いろいろありましたね。1年が10年に感じる1年でした。
仲良くしていたメンバーの卒業が多く、それだけでなく、まさかこんなに怒濤(どとう)の後半が待っているとは思いもしませんでした。
キャプテンなったのは大きかったですが、クラス替えがあることも私は知りませんでした。
――そんな1年を振り返ってください。松岡菜摘さんからキャプテンの継承は?
特に交わした言葉はありませんが、ツアーで積極的に背中を見せてもらった気がします。「なっちゃんがキャプテンとしてやっている部分を私が引き継がなきゃいけない」という気持ちで臨んだツアーでした。だから、ツアー自体が引き継ぎの時間でした。
――ツアーをやってみてどうでしたか
(21年の)10周年が大きな出来事としてあって、そこから次へバトンを渡す1年になると思いながら参加させていただきました。今まで先輩が担っていた役割、ポジションに自分がいるのが不思議でいながらも、そうしなきゃいけない自覚もありました。
うれしいという気持ちよりも、「ツアーを成功させないと、これからのHKT48を楽しみにしてもらえない」という責任感が大きかった気がします。
――松岡さん卒業後のコンサートでは「未来へのメッセージ」というサブタイトルをご自身でつけました
全体リハーサルの前日に(矢吹)奈子ちゃんと2人で話しました。卒業コンサートを除くと久しぶりの大きな会場なので、「精度の高いものにして挑みたいよね」という話をしました。
リハの最初にみんなで集まって話すときに、私は何をしていいかも分かりませんでした。キャプテンということは、挨拶も全体をまとめるのも自分になるのか、それとも(本村)碧唯ちゃんがするのかも、何もわからない状況でした。
「仕切って話して」と言われ、「あ、私なんだ」と。今だったら、もう少しうまく話せるのですが、その時までは50人以上の前で話した経験がなかったので、いっぱいいっぱいでした。仕切るのがほんとに苦手なんですよ。
奈子ちゃんと探り探り話したことを思い出して、「今までのHKT48にプラスして、しっかり軸みたいなものを見せられるコンサートにしたいと私は思っている」と言いました。
その後に、碧唯ちゃん、(坂口)理子ちゃん、(下野)由貴ちゃんたちアリーナに立った経験のある先輩たちが、大きい会場でライブをどう作り上げていくかについて話してくれました。
――豊永さんが仕切るのが苦手とは想像がつきません
話すことが決まっているのなら、私は人前でも全然大丈夫なんですけど、意見を聞いて話し合い、みんなで分かち合うのはすごく難しいんです。
メンバーが楽しそうにしているのがHKT48の魅力だと言われるので、そのためには楽しめる余裕が必要だし、みんなが自信を持って立てるコンサートにしたいと伝えました。
話し終えた後で、今村麻莉愛ちゃんから「すごくいいこと言ってたよ」と言われたので、間違えてはいなかったのかなって思いながらも、その後も怒濤の展開すぎて、いつ何を言ったのか、自分ではあまり覚えていません(苦笑い)。
――その幕張で矢吹奈子さんが卒業発表をしました
私も知らなかったです。クラス替え発表のとき、「チームHキャプテン豊永阿紀、チームKIVキャプテン松岡はな」って呼ばれたあとに矢吹奈子って呼ばれ、「え、卒業するの?」って。奈子ちゃんがチームHと呼ばれてこっち来たときに「卒業するのかと思っちゃいました」って言ってしまったぐらい、何も知らなかったです。
――クラス替え発表直後の矢吹さんの卒業発表は意表を突かれました
奈子ちゃんが1人で活動する時間が多くなると覚悟していたけど、正直、グループにはもう少しいてくれるんだろうと勝手に思い込んでいました。
でも、奈子ちゃんが「女優の夢を追いかけたい」と言っていたことはすごく分かるし、元から大きな存在だったけど、IZ*ONEから帰ってきてもっと大きな存在になって、グループのためにいろんなことをしてくれたり、持ち込んでくれました。そんな奈子ちゃんを見て、「私はどう頑張ろうかな」と刺激を受けていました。
奈子ちゃんが自分の夢のために歩き出すのはうれしいですし、安心して卒業してもらいたいです。それは碧唯ちゃんに対しても同じ思いで、この半年でグループをどうしていきたいかを、いつも考えています。
みんなが好きなHKT48を、好きなままいてくださるグループでいられるように頑張ります。
――個人としての活動は
たくさんありすぎて、個人的にやりすぎだと思うぐらい充実していた2022年でした。特に後半は駆け抜けた実感でいっぱいです
やっぱりミュージカル(「あの鐘の音と共に」)を、もう一度できたことが良かったです。そこでいろんな方に「成長した」と言っていただけました。ミュージカル出演期間は、自分の人生での大きな財産になりました。
あとは、写真でお仕事ができるようになったことがすごくうれしかったです。今までやってきたことが芽を出してきた2022年でした。
自分の好きなことをずっとやってきただけですが、他のメンバーも好きなことを一生懸命やったら、こういった形でお仕事につながるという一例になっていたら、うれしいなと思います。
(写真2枚)
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豊永阿紀が熱く語ったHKT48の未来像とは に続く
――表彰状を読ませていただきます
えーっ! うれしい! ありがとうございます。
受賞理由
表彰状
なつからあき賞
HKT48 豊永阿紀 殿
貴女は今年、先輩の松岡菜摘の卒業に伴い、チームHの新キャプテンに任命されて、大きな働きをしてきました。まさにバトンは“なつ”から“あき”へ。1期、2期生らの先輩メンバーが次々と卒業する中、新たにグループを引っ張る4期生の1人として、さまざまな活動で先頭に立ち、個人としてもリーダーシップを発揮してきました。
もはや、チームHだけでなく、グループの全体コンサートでも欠かすことのできないリーダーとなり、新生HKT48をけん引する存在となられました。よってここにその栄誉を称え、これを賞します。
令和四年十二月
AKB48Group新聞48Timesアワード2022選考委員会一同
HKT48選考会の様子はこちら
――「なつからあき賞」と付けさせていただきました
なっちゃん(松岡菜摘)のこと思い出して少し寂しくなりましたが、すごくうれしいですし、このHKT48にとっての過渡期が詰まっている賞の名前だなと思いました。“あき色”に染められる2023年にできたらなと思います。
――2022年いろありました。多くのメンバーの卒業、キャプテン就任、ツアーライブ、クラス替え(チーム組閣)に矢吹奈子さん、本村碧唯さんの卒業発表…
いろいろありましたね。1年が10年に感じる1年でした。
仲良くしていたメンバーの卒業が多く、それだけでなく、まさかこんなに怒濤(どとう)の後半が待っているとは思いもしませんでした。
キャプテンなったのは大きかったですが、クラス替えがあることも私は知りませんでした。
豊永阿紀が考えた「未来へのメッセージ」
――そんな1年を振り返ってください。松岡菜摘さんからキャプテンの継承は?
特に交わした言葉はありませんが、ツアーで積極的に背中を見せてもらった気がします。「なっちゃんがキャプテンとしてやっている部分を私が引き継がなきゃいけない」という気持ちで臨んだツアーでした。だから、ツアー自体が引き継ぎの時間でした。
――ツアーをやってみてどうでしたか
(21年の)10周年が大きな出来事としてあって、そこから次へバトンを渡す1年になると思いながら参加させていただきました。今まで先輩が担っていた役割、ポジションに自分がいるのが不思議でいながらも、そうしなきゃいけない自覚もありました。
うれしいという気持ちよりも、「ツアーを成功させないと、これからのHKT48を楽しみにしてもらえない」という責任感が大きかった気がします。
――松岡さん卒業後のコンサートでは「未来へのメッセージ」というサブタイトルをご自身でつけました
全体リハーサルの前日に(矢吹)奈子ちゃんと2人で話しました。卒業コンサートを除くと久しぶりの大きな会場なので、「精度の高いものにして挑みたいよね」という話をしました。
リハの最初にみんなで集まって話すときに、私は何をしていいかも分かりませんでした。キャプテンということは、挨拶も全体をまとめるのも自分になるのか、それとも(本村)碧唯ちゃんがするのかも、何もわからない状況でした。
「仕切って話して」と言われ、「あ、私なんだ」と。今だったら、もう少しうまく話せるのですが、その時までは50人以上の前で話した経験がなかったので、いっぱいいっぱいでした。仕切るのがほんとに苦手なんですよ。
奈子ちゃんと探り探り話したことを思い出して、「今までのHKT48にプラスして、しっかり軸みたいなものを見せられるコンサートにしたいと私は思っている」と言いました。
その後に、碧唯ちゃん、(坂口)理子ちゃん、(下野)由貴ちゃんたちアリーナに立った経験のある先輩たちが、大きい会場でライブをどう作り上げていくかについて話してくれました。
――豊永さんが仕切るのが苦手とは想像がつきません
話すことが決まっているのなら、私は人前でも全然大丈夫なんですけど、意見を聞いて話し合い、みんなで分かち合うのはすごく難しいんです。
メンバーが楽しそうにしているのがHKT48の魅力だと言われるので、そのためには楽しめる余裕が必要だし、みんなが自信を持って立てるコンサートにしたいと伝えました。
話し終えた後で、今村麻莉愛ちゃんから「すごくいいこと言ってたよ」と言われたので、間違えてはいなかったのかなって思いながらも、その後も怒濤の展開すぎて、いつ何を言ったのか、自分ではあまり覚えていません(苦笑い)。
奈子ちゃんの活躍に刺激を受けていました
――その幕張で矢吹奈子さんが卒業発表をしました
私も知らなかったです。クラス替え発表のとき、「チームHキャプテン豊永阿紀、チームKIVキャプテン松岡はな」って呼ばれたあとに矢吹奈子って呼ばれ、「え、卒業するの?」って。奈子ちゃんがチームHと呼ばれてこっち来たときに「卒業するのかと思っちゃいました」って言ってしまったぐらい、何も知らなかったです。
――クラス替え発表直後の矢吹さんの卒業発表は意表を突かれました
奈子ちゃんが1人で活動する時間が多くなると覚悟していたけど、正直、グループにはもう少しいてくれるんだろうと勝手に思い込んでいました。
でも、奈子ちゃんが「女優の夢を追いかけたい」と言っていたことはすごく分かるし、元から大きな存在だったけど、IZ*ONEから帰ってきてもっと大きな存在になって、グループのためにいろんなことをしてくれたり、持ち込んでくれました。そんな奈子ちゃんを見て、「私はどう頑張ろうかな」と刺激を受けていました。
奈子ちゃんが自分の夢のために歩き出すのはうれしいですし、安心して卒業してもらいたいです。それは碧唯ちゃんに対しても同じ思いで、この半年でグループをどうしていきたいかを、いつも考えています。
みんなが好きなHKT48を、好きなままいてくださるグループでいられるように頑張ります。
駆け抜けた2022年後半
――個人としての活動は
たくさんありすぎて、個人的にやりすぎだと思うぐらい充実していた2022年でした。特に後半は駆け抜けた実感でいっぱいです
やっぱりミュージカル(「あの鐘の音と共に」)を、もう一度できたことが良かったです。そこでいろんな方に「成長した」と言っていただけました。ミュージカル出演期間は、自分の人生での大きな財産になりました。
あとは、写真でお仕事ができるようになったことがすごくうれしかったです。今までやってきたことが芽を出してきた2022年でした。
自分の好きなことをずっとやってきただけですが、他のメンバーも好きなことを一生懸命やったら、こういった形でお仕事につながるという一例になっていたら、うれしいなと思います。
(写真2枚)
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豊永阿紀が熱く語ったHKT48の未来像とは に続く