2023年1月号
2023/01/12
【選考会】AKB48グループ新聞48Timesアワード2022 渋谷凪咲MVP、田中美久MIP!
2022年に活躍した48グループメンバーを表彰する「第7回AKB48グループ新聞48Timesアワード2022」も、いよいよMVPと準MVPに値するMIPの発表を残すのみとなりました。
全48アイドルの中で最も素晴らしい活躍をしたメンバーが手にするMVPは、NMB48渋谷凪咲さんに決定! それに次ぐMIPにはHKT田中美久さんが受賞しました。
“日本中で最も48グループに長く濃く携わってきたメディア人5人”が選考委員として、約5時間にも及ぶ選考会議を敢行。熱い討論の末に選ばれました。その選考模様を実況リポートとしてお届けします。
岡田 僕はものすごいものすごいものすごい考えて、柏木由紀を挙げます。30歳を超えてもアイドルしていて、テレビでもSNSでもYouTubeでもどこででもソロのアイドルとして人気も技量も確立されていて、AKB48の象徴をなしているのは、やっぱり彼女かなと。
一同 おーっ!
岡田 それでいて、日本武道館での2回目のグループのプロデュースコンサートは、本当に秀逸だったから。
関根 テレビ番組でも放送されましたが、あのコンサートは本当に細部にまで渡って柏木が作っていました。そして高いクオリティー。圧倒的なアイドルセンス、プレーイングマネジャーとして総合的なすごさ。これは敬服します。
石原 ただ、僕はもうパッと決まった人がいる。NMB48渋谷凪咲しかありえないでしょう。
犬飼 私も全く同じで、迷うこともなく渋谷です。
石原 結局、MVPを誰にするかは、このアワードはコアファン向けで良いのかってことになるんです。過去のMVPを振り返ると、指原莉乃が2回、ほかは吉田朱里、ソロタレントとしてブレークした時の須田亜香里など。やっぱり全国的知名度がナンバーワンになった子が受賞するのが、最もふさわしいでしょう。
岡田 たしかにそうですよね。
石原 やっぱり歌番組に出演できるかどうかと判断されるときには、“グループの顔”といわれるメンバーが絶対に必要なんです。22年でいえば、AKB48は柏木由紀、SKE48は須田亜香里、NMB48は渋谷凪咲だったわけです。
一同 うんうん。
石原 そして、須田が卒業した今のタイミングでMVPを選ぶとしたら、渋谷と柏木の勝負になる。これは当然なんです。だって、しょっちゅうテレビでその顔を見られて、何か発すればネットニュースになるのは、彼女たちなんですから。
――その二人を比べて渋谷を選んだわけは?
石原 アワードも自粛していたコロナ禍の2年も含めて、ずっとソロで知名度を上げていって、もはやテレビバラエティーの超最前線で大活躍するようになった。もう22年単年でも過去3年間を総合しても渋谷だろうと。
青木 テレビで見ない日は無いですもんね。
犬飼 ちゃんとおもしろい、結果出し続けてますから。指原莉乃とも全く違う形で成功しました。
関根 かつての「てんとうむChu!」の中では、最も地味な存在だったのに、約10年経ったら、渋谷が1番トップになっていた。ドラマチックだし、誰も想像していなかったです。
青木 ただ、当時からおもしろい子ではあって、学んだことをノートにメモるなど努力家でもありましたね。まさか、ここまで大化けするとは思わなかったです。
石原 「てんとうむChu!」は三銃士がセンターで、めるみお(田島芽瑠&朝長美桜)がその両脇で、渋谷の序列は後ろだったからね~。
――すごく説得力のあるプレゼンがされました。そのほかに挙がる子はいますか? というのも、当アワードとしては少し苦笑いな展開でもありまして…
犬飼 どうしたんですか?
――前回の3年前(コロナ前の19年)のMVPは渋谷所属のQueentetで、MIPは柏木由紀、さらにいえばその前の18年のMVPは須田亜香里でした…
関根 ムムムッ、時代が止まっちゃったままだということですね…(苦笑い)。
――この3年間や22年でとても飛躍したメンバーはほかにいませんか?
青木 僕は出版社なので、やっぱりHKT48田中美久を挙げます。ハンパない出演回数でした。
犬飼 たしかにグラビアでの活躍は目覚ましかった。1年前に「22年のカバーガール大賞を獲る」と目標を掲げて、頑張りました。
石原 それはどんな賞なの?
犬飼 毎年3月4日の「雑誌の日」に「表紙を飾った回数が多かった女性タレント」を選定して表彰されるものです。
関根 22年は、前年のカバーガール大賞を獲ったコスプレイヤーえなこと、田中美久が表紙を飾った回数で争っている状況です。最終的にどちらが勝つかはまだ分かりませんが、田中美久が表紙の雑誌が、コンビニ棚にずらっと並ぶときもありました。
青木 田中美久が表紙だと明らかに売れるんです。
関根 48ファン以外の一般層も買うんです。
石原 グラビア界では図抜けた活躍だったんですね。
青木 しかも、どんどんきれいになっていて、進化しています。
関根 TikTokで女性ファンまでついてきているんですよね。宣伝告知も上手で積極的だから、メディア内の評判もいい。グラビア誌系メディアが選考委員にいるAKB新聞アワードでは、やっぱりMVP争いに入ってほしいですね。
青木 グラビアでの活躍となると、NMB48の本郷柚巴は、21年からグラビアで大大ブレークしました。本当ならここでMVP争いに名前が挙がってもいいかと。
岡田 もうグラビア雑誌にとどまらず、人気漫画誌などでもバンバン表紙を飾りました。しかも「NMB48」という肩書がつかないで「本郷柚巴」という名前だけで表紙を飾ってもいました。
関根 本当にグラビアでアイドル人生を180度変えることができた子です。ただ、すごく惜しいことに下半期に体調不良で休養を余儀なくされました。
犬飼 年間を通してグラビアで活躍したとなって、選抜としてもグループの顔でいたことを考えると、同じ路線ではHKT48田中美久に軍配が上がってしまいますね。
青木 渋谷凪咲、柏木由紀、田中美久の三つ巴ですかね。
――それでは、このあたりで多数決をさせてください
田中美久 1票
渋谷凪咲 3票
柏木由紀 1票
一同 おーっ!
関根 Queentetとで連覇ですか!
青木 Queentetは吉田朱里の存在も強かったですから、渋谷ソロで獲れたことは大きいですね。
犬飼 団体戦と個人戦で2冠ってことですね。
――MVPは、1回目の投票でNMB48渋谷凪咲さんに決定しました。こうなると、準MVPに相当するMIPは田中さんと柏木さんの決選投票です
田中美久 4票
柏木由紀 1票
――HKT48田中美久さんに決定です。17年にHKT48シングルのカップリング曲「ロマンティック病」で初センター、「11月のアンクレット」でAKB48シングル初選抜入りを果たして「ゼロみくりん賞」を受賞して以来2回目の同アワード受賞となりました
石原 5年前と受賞理由が全然違うことが、彼女の成長、進化を証明していますね。これは48グループ全体にとっても、明るい受賞じゃないですか。
関根 我々グラビア誌業界にとっては希望の星ですから。受賞できて良かったです。
――皆様、約5時間もの長時間の選考会ありがとうございました。23年も、48グループがさらに飛躍することを願い、ここでお開きとさせていただきます。ありがとうございました
※選考委員:TVプロデューサー石原真氏、光文社ファッションカルチャーマガジン「bis」青木宏行編集長、グラビア誌「BUBKA」担当のアイドルライター犬飼華、グラビア誌「週刊プレイボーイ」などの編集担当関根弘康、48Times編集長兼アイドル情報サイト「スクランブルエッグ」編集長の岡田隆志
【掲載期間:2023年2月11日まで】
(終わり)
▶2023年1月号もくじ
(2023年1月号)
全48アイドルの中で最も素晴らしい活躍をしたメンバーが手にするMVPは、NMB48渋谷凪咲さんに決定! それに次ぐMIPにはHKT田中美久さんが受賞しました。
“日本中で最も48グループに長く濃く携わってきたメディア人5人”が選考委員として、約5時間にも及ぶ選考会議を敢行。熱い討論の末に選ばれました。その選考模様を実況リポートとしてお届けします。
総合力のゆきりん
岡田 僕はものすごいものすごいものすごい考えて、柏木由紀を挙げます。30歳を超えてもアイドルしていて、テレビでもSNSでもYouTubeでもどこででもソロのアイドルとして人気も技量も確立されていて、AKB48の象徴をなしているのは、やっぱり彼女かなと。
一同 おーっ!
岡田 それでいて、日本武道館での2回目のグループのプロデュースコンサートは、本当に秀逸だったから。
関根 テレビ番組でも放送されましたが、あのコンサートは本当に細部にまで渡って柏木が作っていました。そして高いクオリティー。圧倒的なアイドルセンス、プレーイングマネジャーとして総合的なすごさ。これは敬服します。
石原 ただ、僕はもうパッと決まった人がいる。NMB48渋谷凪咲しかありえないでしょう。
犬飼 私も全く同じで、迷うこともなく渋谷です。
お茶の間人気No.1なぎさ
石原 結局、MVPを誰にするかは、このアワードはコアファン向けで良いのかってことになるんです。過去のMVPを振り返ると、指原莉乃が2回、ほかは吉田朱里、ソロタレントとしてブレークした時の須田亜香里など。やっぱり全国的知名度がナンバーワンになった子が受賞するのが、最もふさわしいでしょう。
岡田 たしかにそうですよね。
石原 やっぱり歌番組に出演できるかどうかと判断されるときには、“グループの顔”といわれるメンバーが絶対に必要なんです。22年でいえば、AKB48は柏木由紀、SKE48は須田亜香里、NMB48は渋谷凪咲だったわけです。
一同 うんうん。
石原 そして、須田が卒業した今のタイミングでMVPを選ぶとしたら、渋谷と柏木の勝負になる。これは当然なんです。だって、しょっちゅうテレビでその顔を見られて、何か発すればネットニュースになるのは、彼女たちなんですから。
――その二人を比べて渋谷を選んだわけは?
石原 アワードも自粛していたコロナ禍の2年も含めて、ずっとソロで知名度を上げていって、もはやテレビバラエティーの超最前線で大活躍するようになった。もう22年単年でも過去3年間を総合しても渋谷だろうと。
青木 テレビで見ない日は無いですもんね。
犬飼 ちゃんとおもしろい、結果出し続けてますから。指原莉乃とも全く違う形で成功しました。
最も地味だったてんとうむChu!が大化け
関根 かつての「てんとうむChu!」の中では、最も地味な存在だったのに、約10年経ったら、渋谷が1番トップになっていた。ドラマチックだし、誰も想像していなかったです。
青木 ただ、当時からおもしろい子ではあって、学んだことをノートにメモるなど努力家でもありましたね。まさか、ここまで大化けするとは思わなかったです。
石原 「てんとうむChu!」は三銃士がセンターで、めるみお(田島芽瑠&朝長美桜)がその両脇で、渋谷の序列は後ろだったからね~。
――すごく説得力のあるプレゼンがされました。そのほかに挙がる子はいますか? というのも、当アワードとしては少し苦笑いな展開でもありまして…
犬飼 どうしたんですか?
――前回の3年前(コロナ前の19年)のMVPは渋谷所属のQueentetで、MIPは柏木由紀、さらにいえばその前の18年のMVPは須田亜香里でした…
関根 ムムムッ、時代が止まっちゃったままだということですね…(苦笑い)。
コロナ関係なしで大成長みくりん
――この3年間や22年でとても飛躍したメンバーはほかにいませんか?
青木 僕は出版社なので、やっぱりHKT48田中美久を挙げます。ハンパない出演回数でした。
犬飼 たしかにグラビアでの活躍は目覚ましかった。1年前に「22年のカバーガール大賞を獲る」と目標を掲げて、頑張りました。
石原 それはどんな賞なの?
犬飼 毎年3月4日の「雑誌の日」に「表紙を飾った回数が多かった女性タレント」を選定して表彰されるものです。
関根 22年は、前年のカバーガール大賞を獲ったコスプレイヤーえなこと、田中美久が表紙を飾った回数で争っている状況です。最終的にどちらが勝つかはまだ分かりませんが、田中美久が表紙の雑誌が、コンビニ棚にずらっと並ぶときもありました。
青木 田中美久が表紙だと明らかに売れるんです。
関根 48ファン以外の一般層も買うんです。
石原 グラビア界では図抜けた活躍だったんですね。
青木 しかも、どんどんきれいになっていて、進化しています。
みくりん女子人気もUP
関根 TikTokで女性ファンまでついてきているんですよね。宣伝告知も上手で積極的だから、メディア内の評判もいい。グラビア誌系メディアが選考委員にいるAKB新聞アワードでは、やっぱりMVP争いに入ってほしいですね。
青木 グラビアでの活躍となると、NMB48の本郷柚巴は、21年からグラビアで大大ブレークしました。本当ならここでMVP争いに名前が挙がってもいいかと。
岡田 もうグラビア雑誌にとどまらず、人気漫画誌などでもバンバン表紙を飾りました。しかも「NMB48」という肩書がつかないで「本郷柚巴」という名前だけで表紙を飾ってもいました。
関根 本当にグラビアでアイドル人生を180度変えることができた子です。ただ、すごく惜しいことに下半期に体調不良で休養を余儀なくされました。
犬飼 年間を通してグラビアで活躍したとなって、選抜としてもグループの顔でいたことを考えると、同じ路線ではHKT48田中美久に軍配が上がってしまいますね。
青木 渋谷凪咲、柏木由紀、田中美久の三つ巴ですかね。
三つ巴の決選
――それでは、このあたりで多数決をさせてください
田中美久 1票
渋谷凪咲 3票
柏木由紀 1票
一同 おーっ!
関根 Queentetとで連覇ですか!
青木 Queentetは吉田朱里の存在も強かったですから、渋谷ソロで獲れたことは大きいですね。
犬飼 団体戦と個人戦で2冠ってことですね。
MIPは決選投票
――MVPは、1回目の投票でNMB48渋谷凪咲さんに決定しました。こうなると、準MVPに相当するMIPは田中さんと柏木さんの決選投票です
田中美久 4票
柏木由紀 1票
――HKT48田中美久さんに決定です。17年にHKT48シングルのカップリング曲「ロマンティック病」で初センター、「11月のアンクレット」でAKB48シングル初選抜入りを果たして「ゼロみくりん賞」を受賞して以来2回目の同アワード受賞となりました
石原 5年前と受賞理由が全然違うことが、彼女の成長、進化を証明していますね。これは48グループ全体にとっても、明るい受賞じゃないですか。
関根 我々グラビア誌業界にとっては希望の星ですから。受賞できて良かったです。
――皆様、約5時間もの長時間の選考会ありがとうございました。23年も、48グループがさらに飛躍することを願い、ここでお開きとさせていただきます。ありがとうございました
※選考委員:TVプロデューサー石原真氏、光文社ファッションカルチャーマガジン「bis」青木宏行編集長、グラビア誌「BUBKA」担当のアイドルライター犬飼華、グラビア誌「週刊プレイボーイ」などの編集担当関根弘康、48Times編集長兼アイドル情報サイト「スクランブルエッグ」編集長の岡田隆志
【掲載期間:2023年2月11日まで】
(終わり)
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(2023年1月号)