2022年3月号
2022/03/29
次はリアルな舞台に挑戦したい HKT48村上和叶インタビュー
HKT48の村上和叶さん(19)がオンライン舞台「私たちに明日はある」に挑戦しました。Forty-Eight Timesでは、今回の難しい役を演じるにあたっての気持ちの変化や、成長した点などを振り返ってもらいました。一部公演は今からでも視聴が可能ですので、この機会にぜひご覧ください。
――出演するまでの経緯を
スタッフさんに「オーディションがあるけど挑戦してみる?」と声をかけていただいて、演技のお仕事をしたかった私は、チャンスだと思い挑戦しました。
最初に台本をいただいて、しばらくしてリモートで顔合わせをしてから稽古が始まりました。今回は、連続ドラマのように1話ずつストーリーが進んでいくので、1話ごとに粗通し稽古をしてから細かいところを詰めていきました。私は前半(1話~4話)に出させていただくので、自分が出ていないときには、観客目線になって「こういう風に物語が進んでいくんだな」と見ていました。
――自宅からリモートで稽古と本番です
去年、(劇団)ノーミーツさんとコラボさせていただいたので、どんな感じかは理解していました。ただ、自宅なのでお仕事のスイッチをオンにするのが、最初は難しかったです。撮影場所も「こういう場所ありますか? ソファは? 机はありますか?」と聞かれて、いろいろな画角の調整テストをした後、白い背景の前で演じることになりました。
――役どころの紹介を
私が演じた五十嵐ネネちゃんは家族関係の悩みや、心にとても大きなものを抱えている女の子。15歳とは思えない環境にいて、生きるためにいろんなものを犠牲にしてお仕事をしています。本心は普通に過ごしたいし学校にも行きたいけど、「私のことは放っておいてよ」と、強がっているところから始まります。
家出少女の役に最初は、「おおっ!」って、ちょっとびっくりしました(笑)。台本を読むと前半のクライマックスシーンで(田島)芽瑠さんと共演させていただくので、ここはより頑張らないといけないと思いました。
そのシーンでは、スクールソーシャルワーカー役の芽瑠さんと、対話の中でお互いの内面が変化していく様子を演じます。全力で向き合わないといけないから、絶対に気を抜かないようにしました。
――涙を流していました
稽古のときからうるうるしていました。本番は毎回涙が出てきました。ネネちゃんの隠れていた本心が、少しずつ表に出ていく姿を演じるのは難しかったです。
――演出の方に言われたことは
「長いセリフは句読点を意識するように」とアドバイスいただきました。すらすら言うのではなく、今、自分は次に何を言いたいのかを、「その瞬間に言葉が生まれてきたように話すといいよ」と教えていただきました。
――役作りの準備は
年齢が自分より若い役だったので、そのころの自分をたくさん振り返りました。15歳はHKT48に入った年。当時の私が、この物語のような難しい状況にいたら、どうしたらいいか分からなかったと思います。家族と普段から仲良しなので、ネネちゃんの気持ちを作るために、舞台期間中はあまり母と話さないようにしていました。
――ファンの方やメンバーの反応は
ファンの方はたくさん褒めてくださって、うれしくなりました。メンバーも結構見てくれました。感想を送ってくれたり、「芽瑠さんとのシーンで泣いた」って言ってくれてうれしかったです。
石橋颯ちゃんは、なぜか本番中に感想をLINEで送ってくれました(笑)。カメラ2台のうちの1台がスマホだったので、そこに通知が来てしまい、次回からは通知を切りました(苦笑い)。
――自分が出ない時間帯はどうしていますか?
時期的に寒かったので、温かいお茶を飲みながら見ていました。4話はのんびりしていると気持ちの切り替えが難しいので、3話の自分のシーンが終わってからは、部屋を暗くして気持ちを作っていました。
4話が終わると「ふぅ~。今日もなんとか終わった!」ってなります。
――演じたことで発見できたことは
最初に比べて感情を出せるようになりました。自分の中で感情を出しているつもりでも、人から見ると伝わらないことが多かったので、芽瑠さんとのシーンで自分の感情を出せるようになってきたと思います。
プロの役者さんと演技するのが初めてだったので、「こういう表現もあるんだ」と勉強になったし、自分自身も少し成長できたかなと思いました。
まだリモートのお芝居しか経験していないので、リアルな舞台をやってみたいです。コント劇もやってみたいです。自分の殻を破っていきたいです。
――これから見る方や、もう一度を見る人に向けて、注目ポイントを
それぞれのキャラクターが、本作品を通じて誰かと関わり、影響しあって、全員が人として成長していきます。最初と最後では全然違う人になっていくので、「この人は、こういうきっかけで成長したんだ」っていう変化も見てほしいなと思います。
人間は誰しも悩みごとはありますし、「明日が来てほしくない」と思う日もあると思います。この舞台を見て、その日だけでも、「次の日が来るのが楽しみだな」と思ってもらえたらうれしいです。
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チケットにはアーカイブ閲覧期限がございます。
期間を過ぎての購入・視聴はできませんのでご注意ください。
【3月30日時点でご購入・視聴可能なチケット】
※料金プラス手数料となります。
※公演後イベントの収録回:28日(初日乾杯)・1日&2日(アフタートーク)
・2月28日 一挙上演(視聴期限3月31日23:59まで)¥5,850
・3月1日 前編 (視聴期限3月31日23:59まで)¥3,650
・3月2日 後編 (視聴期限4月2日23:59まで) ¥3,650
・3月3日 一挙上演(視聴期限4月3日23:59まで) ¥5,850
・3月4日 一挙上演(視聴期限4月4日23:59まで) ¥5,850
アーカイブは視聴期限がありますがDVDで何度もご視聴が可能です。
豪華盤ではヒロイン3名の特別トークや、メイキングもあります。
通常盤 ¥4,500(税込)
豪華盤 ¥6,500(税込)
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(写真7枚 ②~⑥劇中スクリーンショット(imgさん提供協力) ②今出舞さんと ④田島芽瑠さんとの前半のクライマックスシーンより)
次ページ以降を含めて写真は合計12枚
(次ページからは有料会員限定記事となります)
HKT48村上和叶インタビュー「後輩に頼ってもらえるような先輩になりたい」 に続く
15歳の家出少女役
――出演するまでの経緯を
スタッフさんに「オーディションがあるけど挑戦してみる?」と声をかけていただいて、演技のお仕事をしたかった私は、チャンスだと思い挑戦しました。
最初に台本をいただいて、しばらくしてリモートで顔合わせをしてから稽古が始まりました。今回は、連続ドラマのように1話ずつストーリーが進んでいくので、1話ごとに粗通し稽古をしてから細かいところを詰めていきました。私は前半(1話~4話)に出させていただくので、自分が出ていないときには、観客目線になって「こういう風に物語が進んでいくんだな」と見ていました。
――自宅からリモートで稽古と本番です
去年、(劇団)ノーミーツさんとコラボさせていただいたので、どんな感じかは理解していました。ただ、自宅なのでお仕事のスイッチをオンにするのが、最初は難しかったです。撮影場所も「こういう場所ありますか? ソファは? 机はありますか?」と聞かれて、いろいろな画角の調整テストをした後、白い背景の前で演じることになりました。
――役どころの紹介を
私が演じた五十嵐ネネちゃんは家族関係の悩みや、心にとても大きなものを抱えている女の子。15歳とは思えない環境にいて、生きるためにいろんなものを犠牲にしてお仕事をしています。本心は普通に過ごしたいし学校にも行きたいけど、「私のことは放っておいてよ」と、強がっているところから始まります。
家出少女の役に最初は、「おおっ!」って、ちょっとびっくりしました(笑)。台本を読むと前半のクライマックスシーンで(田島)芽瑠さんと共演させていただくので、ここはより頑張らないといけないと思いました。
そのシーンでは、スクールソーシャルワーカー役の芽瑠さんと、対話の中でお互いの内面が変化していく様子を演じます。全力で向き合わないといけないから、絶対に気を抜かないようにしました。
――涙を流していました
稽古のときからうるうるしていました。本番は毎回涙が出てきました。ネネちゃんの隠れていた本心が、少しずつ表に出ていく姿を演じるのは難しかったです。
役のために母親と話さないことも
――演出の方に言われたことは
「長いセリフは句読点を意識するように」とアドバイスいただきました。すらすら言うのではなく、今、自分は次に何を言いたいのかを、「その瞬間に言葉が生まれてきたように話すといいよ」と教えていただきました。
――役作りの準備は
年齢が自分より若い役だったので、そのころの自分をたくさん振り返りました。15歳はHKT48に入った年。当時の私が、この物語のような難しい状況にいたら、どうしたらいいか分からなかったと思います。家族と普段から仲良しなので、ネネちゃんの気持ちを作るために、舞台期間中はあまり母と話さないようにしていました。
――ファンの方やメンバーの反応は
ファンの方はたくさん褒めてくださって、うれしくなりました。メンバーも結構見てくれました。感想を送ってくれたり、「芽瑠さんとのシーンで泣いた」って言ってくれてうれしかったです。
石橋颯ちゃんは、なぜか本番中に感想をLINEで送ってくれました(笑)。カメラ2台のうちの1台がスマホだったので、そこに通知が来てしまい、次回からは通知を切りました(苦笑い)。
――自分が出ない時間帯はどうしていますか?
時期的に寒かったので、温かいお茶を飲みながら見ていました。4話はのんびりしていると気持ちの切り替えが難しいので、3話の自分のシーンが終わってからは、部屋を暗くして気持ちを作っていました。
4話が終わると「ふぅ~。今日もなんとか終わった!」ってなります。
自分の殻を破っていきたい
――演じたことで発見できたことは
最初に比べて感情を出せるようになりました。自分の中で感情を出しているつもりでも、人から見ると伝わらないことが多かったので、芽瑠さんとのシーンで自分の感情を出せるようになってきたと思います。
プロの役者さんと演技するのが初めてだったので、「こういう表現もあるんだ」と勉強になったし、自分自身も少し成長できたかなと思いました。
まだリモートのお芝居しか経験していないので、リアルな舞台をやってみたいです。コント劇もやってみたいです。自分の殻を破っていきたいです。
――これから見る方や、もう一度を見る人に向けて、注目ポイントを
それぞれのキャラクターが、本作品を通じて誰かと関わり、影響しあって、全員が人として成長していきます。最初と最後では全然違う人になっていくので、「この人は、こういうきっかけで成長したんだ」っていう変化も見てほしいなと思います。
人間は誰しも悩みごとはありますし、「明日が来てほしくない」と思う日もあると思います。この舞台を見て、その日だけでも、「次の日が来るのが楽しみだな」と思ってもらえたらうれしいです。
◆【私たちに明日はある】
https://asuarukai.studio.site/====================
チケットにはアーカイブ閲覧期限がございます。
期間を過ぎての購入・視聴はできませんのでご注意ください。
【3月30日時点でご購入・視聴可能なチケット】
※料金プラス手数料となります。
※公演後イベントの収録回:28日(初日乾杯)・1日&2日(アフタートーク)
・2月28日 一挙上演(視聴期限3月31日23:59まで)¥5,850
・3月1日 前編 (視聴期限3月31日23:59まで)¥3,650
・3月2日 後編 (視聴期限4月2日23:59まで) ¥3,650
・3月3日 一挙上演(視聴期限4月3日23:59まで) ¥5,850
・3月4日 一挙上演(視聴期限4月4日23:59まで) ¥5,850
アーカイブは視聴期限がありますがDVDで何度もご視聴が可能です。
豪華盤ではヒロイン3名の特別トークや、メイキングもあります。
通常盤 ¥4,500(税込)
豪華盤 ¥6,500(税込)
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(写真7枚 ②~⑥劇中スクリーンショット(imgさん提供協力) ②今出舞さんと ④田島芽瑠さんとの前半のクライマックスシーンより)
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HKT48村上和叶インタビュー「後輩に頼ってもらえるような先輩になりたい」 に続く