2021年6月号

2021/06/10

HKT48森保まどか卒業コンサート完全リポート(1) 森保にしかできない卒業コンサートの幕開け

 1期生の森保まどかさん(23)が5月29日、北九州ソレイユホールで卒業コンサートを行いました。2011年11月26日の劇場デビューから3473日目のフィナーレは、HKT48に復帰した宮脇咲良(23)ら同期生の7人や、多くの後輩たちに見送られて、華やかに幕を閉じました。Forty-Eight Times6月号では、その詳細リポートをお届けします。

ホロリとくる影アナ


 幕が開く前から涙を誘った。

 影アナに登場したのは森保本人。2日前に最終回を放送した「HKT48渡辺通り1丁目FMまどか ~まどかのまどから~」の特別版として、開場中には森保本人のラジオが放送された。

 デビュー当時から一緒に働き続けてきた女性広報と乾杯できる年齢になったことについては「私がデビューしたのは中2でしたから」と感慨深げに振り返り、旧知のスタッフの恋愛相談やオシャレのアドバイスをして、親しい関係性を伺わせた。

 また初代劇場支配人からは「いつもしゃべりの少ない森保への試練のつもりで用意したこのラジオの仕事が、最後までの続くライフワークになったのは驚きでした」と明かされて、「そんな狙いでラジオ番組をやらせていただいていたんですか。今まで知りませんでした」と驚き、スタッフの愛情に感謝した。

 知られざる裏話や、森保の本音も明かされて、観客の気持ちは、ライブ前から自然と高まっていった。

ピアノソロで幕開け


 ①「Lotus」
 ②「恋の指先」
 ③「Everyday、カチューシャ」
 ④「キスは待つしかないのでしょうか?」
 ⑤「しぇからしか!」
 ⑥「フライングゲット」


 森保にしかできない卒コンの幕開けとなった。得意のピアノのソロ演奏で登場した。ソロピアノアルバム「私の中の私」収録の①を美しく弾き終えると、続けて②のイントロへ。メンバーたちがステージに現れて、森保は演奏しながら一緒に歌い出した。

 「みなさーん、今日は私の卒業式で~す!」。早着替えでピンクの花びらがあしらわれたドレスにチェンジすると、③で、一気にテンションをぶち上げた。

 そのまま4曲連続でセンターで歌った。どこかいつもと雰囲気が違う。「昔のファンの方にも喜んでいただけるかと思って」。実は、この日の晴れ舞台のために、エクステをつけて、10代のころのようなロングヘアにしていた。

 そして、最初のMCから進行役の「なつまど」の盟友・松岡菜摘(24)から、開演前のエピソードが明かされた。

 松岡 私がしんみりしちゃってて。だって1個言いたいよ! みんな円陣で涙こらえてたじゃん、私は泣いてなかったの。そうしたら本番の影アナ終わりに、「森保さんが(松岡さんを)呼んでます!」ってスタッフさんに呼ばれて、MCの打ち合せかと思って、ピアノでスタンバイしてるまどちゃんのところに行ったら、手をつかまれて「がんばろうね」って言われて、もうそんなの無理じゃん(泣き笑い)。

 森保 怒らないでよ(笑)。「無理~」って言って逃げて行ったよね。

 松岡 目を見ずに逃げて行きましたよ(笑)。

(写真1枚)
次ページ以降を含めて写真は合計11枚

(次ページからは有料会員限定記事となります)
(2) アイドル森保の全魅力を詰め込んだユニットコーナーとMC に続く

HKT48松岡菜摘が盟友・森保まどか卒業コンサートを振り返る(1) も一緒にお楽しみください。

キーワードから探す

Now Loading...

只今処理中です しばらくお待ちください