2020年11月号

2020/11/05

STU48沖侑果連載・特別編「岡山の後輩・内海里音とキモかわ&ドルフィンツアー」(2) 内海師匠がブレーク祈願でカブトムシ食す

STU48沖侑果連載・番外編「岡山の後輩・内海里音とキモかわ&ドルフィンツアー」(1) イルカに乗った美少女 の続きです。

 お昼は、さぬきうどんのでっかぁい釜あげうどんをペロリと平らげて、瀬戸大橋を渡ります。やってきたのは、沖さんと内海さんの故郷・岡山です。

  私、9月19日から「イコットニコット」4階で開催中の「キモかわいい展」のPR大使を務めさせていただいているんです。私自身、クセのあるものが好きで、生き物も大好きなので、すごいありがたいお仕事でして。

 せっかくなので、りねたんにも、“あの食べ物”も食べてもらおっかなぁって(ニヤリ)。


 内海 いや~、人生初体験になります(苦笑い)。

キモかわいいを超えた昆虫食


  実は食べる方よりも、展示されている生き物の方が、すごく気持ち悪いよ。写真を撮るために照明を当てると、かなりグロテスクなものもあるから…。

 内海 私、バンジージャンプでもスカイダイビングでも、基本はNG無しだと思っているんですけど、お化けと虫だけがダメなんですよ~(汗)。

 この後、その虫と未知との遭遇をすることになりました。

 ――ピンクでかわいい展示会場です

  うふふ、はい、じゃあ、りねたん、一緒に入ろう♡

 内海 はい!

 威勢よく展内に入ったが…。

 内海 うぎゃぁああああああ!!!! ちょっと、ちょっと、何~~!!!

写真で見せられない生き物の数々


 内海さんの絶叫が展内に響き渡ります。沖さんの腕にしがみつき、腰が抜けたまま、先輩に支えられながら前に進みます。

 ネズミ、カエル、カブトムシ、ヤスデ、各種の幼虫、ゴキブリ…と、まさに何でもござれ。キモかわいい? 生き物が、夢に出てきそうなほど、うようよとうごめいています。

 内海 いや~~!!(涙) なぜ、生きている? なぜ、生きている?(怒)

 悲鳴とも怒号とも聴こえる大声で、生き物たちと対峙する内海さん…。

  PR大使的には、おいしいリアクションしてくれています(笑)。

フンフンフン黒豆や~♪


 ヘトヘトになってお土産コーナーにたどり着いた内海さんには、いよいよメインディッシュが待っていました。すでに、ロケの約1週間前に、ミルワーム(ゴミムシダマシの幼虫)とコオロギを食していた沖さんからの、「食べやいのは小柄なやつだと思います」とのアドバイスで、糞虫、通称フンコロガシに挑戦することにしました。視力が悪ければ、黒豆のようにも…見えなくもありません。

 最初は嫌がっていましたが、48アイドルのゲテモノ食いは登竜門の1つだと聞かされると、「えっ?……、私も売れたいです!! だから、やります! 食べます!(半べそ)」と手を挙げた。

 内海 死んでるから大丈夫! ほかのより小っさいぞー! キャアアアアア(涙)。

  りねたんすごいなぁ~、がんばれ(笑)。

 内海 おえーーっ(涙)。うんち入ってない! オエッ(涙)。

 ついに、何とか口に放り込んだ、かじった。サクッと音がした。お味は?

 内海 無味!!(涙)

 ――じゃあ、次、沖さんも1つ

  えっ? 私も?

 ――先輩もお手本を

  私、前、胃が痛くなったんですよ、虫食べたらって、(横で)すごいえづいてる(失笑)。じゃあ、いただきまーす、キモかわいい展来てね~♡カリッ、うん、自然な味ですね(笑)。りねたん、頑張った、売れるよ(ニッコリ)。

新人が生んだ感動のフィナーレ


 懐深く後輩に見せ場を譲ったPR大使の先輩アイドルと、世界で一番苦手なものに号泣しながら挑戦した新人アイドル。何だか、小さなドラマを見せられているかのように、スタッフ一同、ほろりと感動させられました。

 そして内海さんは、一大決心をされました。

 誰もが、沖先輩ですら「これは無理! これだけは先日もNG出させてもらっていた子なんです」と拒否した、カブトムシ(雄)を食べると名乗り出たのです。

 内海 今から、このかわいいカブトムシを食べたいと思います。(角からかじると硬くて噛み切れず)うぇっ、においが(泣き笑い)。

 そして胴体を、一気にバリバリっといきました。

 内海 うわっ、香ばしい(泣き笑い)。うぇっ、硬ぃ~!!(涙) これ、皆さんも食べてみてください。ピーナッツをローストしたみたいです(嘘)。

 本当に頑張りました。大人たちも、展示会の方々ですら、後さずりした雄のカブトムシを食べたのです。

 内海 売れたい!!!!

 熱い思いが伝わりました。「Forty-Eight Times」は、りねたん改め「内海師匠」と呼ばせていただき、沖さん同様に、今後の活動も全面的に応援させて頂くことにしました。

 来年の早い段階で、必ずソロ企画を練って、再び取材をやらせてもらおうと思っています。

(写真13枚)

【掲載期間:2020年12月4日まで】

(終わり)

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