2023年5月号
2023/05/06
NGT48清司麗菜が舞台に出演「妹感満載な私を楽しんでください」
NGT48の清司麗菜さん(22)が5月17日から21日まで東京都渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホールで舞台「宇宙よりも遠い場所」に出演します。48Timesでは舞台稽古の合間に、舞台出演のこと、役について、新潟から離れて東京での稽古生活について聞きました。天気の良い屋外での撮り下ろし写真にも注目です。ワークショップが勉強になりました
――舞台は何回目ですか?
2回目です。1回目は48グループが博多座でやった「仁義なき戦い」です。人数も多かったので、プレッシャーも少なかったんですけど、今回はNGT48から1人での出演で、今までで一番緊張していたかもしれません。舞台経験豊富な(NMB48本間)日陽に「どんな感じ?」って聞いたら、「メンバーに会えなくて寂しいよ」って言っていました(笑)。
――稽古はいつから?
4月中旬からです。最初は、台本の内容も知らない状態で、演出の土田さんが開いてくれたワークショップに参加させていただきました。そこで「演技とはどういうものなのか」から始まって、演技での大切なこと教えていただいて、すごく勉強になりました。
「どんな演技をするにも呼吸が大切で、どのセリフでどんな呼吸をするのかを、一つひとつ考えると、演技がしやすくなる」と教えていただきました。
映像だと顔のアップだったり、カットを分けて作られていきますが、舞台だと動きにごまかしが効かないから、少しでも不安な動きをすると、お客さんが気にしてしまうんだと教えていただきました。そんなときに呼吸を意識していれば、見ているお客さんもその呼吸に合わせて見てくれるから、引き込まれる演技ができるそうです。
主人公の妹を演じます
――簡単に物語の説明を
「ザ・青春物語」です。主人公の女の子は何かをしたいと思っていながら、目標が漠然としすぎて、全然行動に移すことができないままなんです。
そんなとき、ひょんなことがきっかけで、ある女の子と出会うところから物語がスタートします。その子には「南極に行きたい」という明確な目標がありました。
誰もが「南極になんか行けるわけない」と思うから、ファンタジーのようなものを想像していたら、原作アニメを見たら「本気を出せば南極にだって行けるんじゃないか」と思えてきて、ファンタジーと現実がいい感じにマッチした作品でした。
4人の女の子が南極に向かう過程で、それぞれが人として成長していく物語です。
――役どころや役作りについて
堀内まり菜ちゃん演じる主人公「玉木マリ」の妹、「玉木リン」を演じます。
とにかく原作アニメをたくさん見ました。リンちゃんはアニメの中では登場シーンが少ないので、何回も見て役作りしなきゃと難しく考えていたら、(演出の)土田さんが「舞台ではよりリアルな感じにしたいから、それほど原作に忠実で無くていいよ」とアドバイスしてくださいました。
リンちゃんのキャラクターを理解した上で、舞台では清司麗菜が演じるまた違ったリンに取り組みたいです。
――リンちゃんはどんな女の子ですか?
お姉ちゃんは天真爛漫で後先のことを考えずに行動して失敗もするタイプですが、妹は反対に成績も優秀でまじめ。陰で大好きなお姉ちゃんを支えている妹です。
――姉妹の関係性をNGT48のメンバーに例えると?
お姉ちゃんは古澤愛ちゃん(笑)。天真爛漫で、あまり先のことを考えずに人生を楽しんでいるようなところが似てるかも(笑)。
妹は、みゆみゆ(藤崎未夢)かな? 年上のメンバーも支えているような面倒見のいい妹キャラです。
原作のアニメと照らし合わせて楽しんで!
――現時点(インタビュー時)での進行状況は
最初から最後までひと通りの場当たりは終わりました。実際の舞台セットと同じになるようにバミリ(印)をつけているのを見て、「NGT48のコンサートの覚え方と一緒だ」って思えて、出ハケは大丈夫そうです(笑)。セットの使い方がおもしろいので、いろんな動きや演出に注目してほしいですね。
あとファンの方には「絶対にアニメを見ておいた方が楽しめるよ」って何度も言っています。忠実なところもあれば、オリジナルのストーリーもあるので、アニメと照らし合わせて楽しんでもらえたらなと。
私は、普段はちょっと素直じゃないところがあると思うんですけど(苦笑い)、リンちゃんはしっかりしつつも、妹なりのかわいらしさもあります。ビジュアルは原作に忠実に高めのツインテールもしているので、いつもの私とのギャップや、妹感が満載な私を楽しんでください。
舞台「宇宙よりも遠い場所」(2023年5月17日～21日) (キャスト、チケット情報など)
(写真2枚)
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