2023年4月号
2023/04/20
HKT48石橋颯&竹本くるみ対談 “いぶくる” の時代に向かって
HKT48石橋颯さん(17)と竹本くるみさん(19)の “いぶくる” 5期生対談が実現です。4月1日の「HKT48春のコンサート2023~私たちの現在地~」、「矢吹奈子卒業コンサート~未来への翼~」(パシフィコ横浜国立大ホール)を終えた2人に、コンサートのこと、2人のことを語り合ってもらいました。HKT48の未来が詰まった内容を、ぜひ熟読してください。
――春コンサートを見たら、今後の2人への期待が大きく感じる内容でした
竹本 たしかに今回は2人でユニット曲「天使はどこにいる?」(fairy w!nk)をやらせていただきました。こういう少人数ユニット曲ははじめてだったので、自分たちでやることにすごく緊張しました。チームKⅣでは、引っ張ってくれる(本村)碧唯さんや(地頭江)音々さんについていっている側だったので、今回の立ち位置は緊張しました。でも、新しい一歩を踏み出した実感もあって、楽しかったです。
石橋 私は、立ち位置表をもらったときから、プレッシャーは無くて、ただただうれしかったです(笑)。
竹本 えーっ、すごいなぁ(笑)。
――その「天使はどこにいる?」はいかがでしたか?
竹本 この曲をやると知ったときは、(オリメンの)なっぴさん(運上弘菜)、みるんさん(荒巻美咲)のファンの方に怒られる! って思いました(笑)。だって、お二人の独特の雰囲気を生かした “笑わない天使” の曲なので、私たちがやっていいのかなと。でも、ダンスの先生だけじゃなく、なっぴさんにもアドバイスをもらって雰囲気を合わせる練習をしました。
石橋 私もこれまでは元気系の曲が多かったので、今回は「見てよ、私も笑わないパフォーマンスできるんだよ!」って。いつも「うるさいね」って言われてばっかりだったので、違う面を見せられて良かったです(笑)。
竹本 普段の劇場公演では、落ち着いた曲もやっているんですけどね(笑)。人形、フィギュアをイメージしてパフォーマンスしました。
――衣装は?
竹本 めっちゃくちゃかわいくて、羽根も付いていて、こんなにザ・アイドルな衣装を着たことが無くて、ありがたかったです。「私、今アイドルしてる~」って!
石橋 私も、羽根がすごくうれしかったです。ふわふわしてて、薄いパステル系の色で、私好みでした。
――ファンの反響は?
竹本 大好評でした。イントロが流れた瞬間に会場が「おーっ!」ってなって、それはなっぴさんとみるんさんだと思っての歓声だったと思うんですが、私たちと分かったら、さらに盛り上がってくださって、そこはホッとしたし、すごくうれしかったです。
――ほかの曲でもめるみお(田島芽瑠&朝長美桜)、なこみく(矢吹奈子&田中美久)ポジションが多くて、すなわち、エースポジションでした
石橋 任せていただいているから、自分の中では結果を残さないとと思っています。パフォーマンス中は、うれしい気持ちが勝っているけど、みんなに「(HKT48は)やっぱりこの二人だよね」って言われるためのオーラをどうやって出せばいいのかとは、常に考えています。たぶん、私たちが心から楽しんで演っていたら、ファンの皆さんも楽しんでくれるんじゃないかなって。だから、プレッシャーよりも自分が一番楽しむ! そして印象を残すってことです。
竹本 昔は後ろで「目立とう!」って、がむしゃらに踊っていました。でも、最近は前列に出させていただくことが多くなったので、颯が言うように、オーラを出さなきゃいけないです。ただ、考えてやればやるほど、苦笑いというか笑顔がひきつっちゃったんですね。そこから「私でいいのかな」って不安になって、昼のコンサートが終わった後に、ダンスの先生に相談したら、「もう、くるみは一皮むけないとダメだよ」って活を入れてくださったんです。「これまではかわいい系で頑張っていたけど、新しい一面を見せてみたら」って言葉をもらって、「うわー、図星だ」って、夜のコンサート前に号泣したんです。
そこからは「自信が無いままにステージ立つのは申し訳ない。ちゃんと研究して自信をつけて立たなきゃいけない」って、より気が引き締まりました。
――コンサート前は2人で話したりしたのですか?
竹本 「メロンジュース」のコールをどうやって言おうか、どうしたらファンの方が盛り上がるか話し合いました。この曲は、めるみおさんのイメージが強いので、負けないようにって考えました。「新しいHKT48もいいな」って思ってもらうために。
――めるみおらゲストたちと一緒に「最高かよ」と「桜、みんなで食べた」をやりました
石橋 「2018年の橋」のときに、一人ずつ振り返ったモニターがすごくかっこよかった。オーラがあって存在感が強かったです。いつか私も卒業した後にゲストで呼ばれて、これほどの圧倒的なエース感を出せるのかなって感じました。あの先輩方がHKT48に残していったものの大きさを再確認しました。もう銅像になるべき人たちだなって(笑)。
竹本 私はファンのころからHKT48が好きだったので、「HKT48ってこれだな」って思いながら見つめてしまって、尊敬を込めての悔しさもありました。だって、今現役で活動しているのは私たちなので。やっぱり、私たちはまだまだだなって。
――乗り越えるべき目標ですね
石橋 めるちゃんには「『メロンジュース』見たけど、継承だね。次は颯の番だよ。私、渡したからね」って声を掛けてくれました。いい意味で、めるちゃんのモノマネじゃなくて、私なりのものを作っていきたいです。
(写真4枚)
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HKT48石橋颯&竹本くるみ対談~2人の現在地と新しい未来~ に続く
――春コンサートを見たら、今後の2人への期待が大きく感じる内容でした
竹本 たしかに今回は2人でユニット曲「天使はどこにいる?」(fairy w!nk)をやらせていただきました。こういう少人数ユニット曲ははじめてだったので、自分たちでやることにすごく緊張しました。チームKⅣでは、引っ張ってくれる(本村)碧唯さんや(地頭江)音々さんについていっている側だったので、今回の立ち位置は緊張しました。でも、新しい一歩を踏み出した実感もあって、楽しかったです。
石橋 私は、立ち位置表をもらったときから、プレッシャーは無くて、ただただうれしかったです(笑)。
竹本 えーっ、すごいなぁ(笑)。
なっぴさん、みるんさんのファンに怒られる!?
――その「天使はどこにいる?」はいかがでしたか?
竹本 この曲をやると知ったときは、(オリメンの)なっぴさん(運上弘菜)、みるんさん(荒巻美咲)のファンの方に怒られる! って思いました(笑)。だって、お二人の独特の雰囲気を生かした “笑わない天使” の曲なので、私たちがやっていいのかなと。でも、ダンスの先生だけじゃなく、なっぴさんにもアドバイスをもらって雰囲気を合わせる練習をしました。
石橋 私もこれまでは元気系の曲が多かったので、今回は「見てよ、私も笑わないパフォーマンスできるんだよ!」って。いつも「うるさいね」って言われてばっかりだったので、違う面を見せられて良かったです(笑)。
竹本 普段の劇場公演では、落ち着いた曲もやっているんですけどね(笑)。人形、フィギュアをイメージしてパフォーマンスしました。
――衣装は?
竹本 めっちゃくちゃかわいくて、羽根も付いていて、こんなにザ・アイドルな衣装を着たことが無くて、ありがたかったです。「私、今アイドルしてる~」って!
石橋 私も、羽根がすごくうれしかったです。ふわふわしてて、薄いパステル系の色で、私好みでした。
――ファンの反響は?
竹本 大好評でした。イントロが流れた瞬間に会場が「おーっ!」ってなって、それはなっぴさんとみるんさんだと思っての歓声だったと思うんですが、私たちと分かったら、さらに盛り上がってくださって、そこはホッとしたし、すごくうれしかったです。
めるみお→なこみく→いぶくる
――ほかの曲でもめるみお(田島芽瑠&朝長美桜)、なこみく(矢吹奈子&田中美久)ポジションが多くて、すなわち、エースポジションでした
石橋 任せていただいているから、自分の中では結果を残さないとと思っています。パフォーマンス中は、うれしい気持ちが勝っているけど、みんなに「(HKT48は)やっぱりこの二人だよね」って言われるためのオーラをどうやって出せばいいのかとは、常に考えています。たぶん、私たちが心から楽しんで演っていたら、ファンの皆さんも楽しんでくれるんじゃないかなって。だから、プレッシャーよりも自分が一番楽しむ! そして印象を残すってことです。
竹本 昔は後ろで「目立とう!」って、がむしゃらに踊っていました。でも、最近は前列に出させていただくことが多くなったので、颯が言うように、オーラを出さなきゃいけないです。ただ、考えてやればやるほど、苦笑いというか笑顔がひきつっちゃったんですね。そこから「私でいいのかな」って不安になって、昼のコンサートが終わった後に、ダンスの先生に相談したら、「もう、くるみは一皮むけないとダメだよ」って活を入れてくださったんです。「これまではかわいい系で頑張っていたけど、新しい一面を見せてみたら」って言葉をもらって、「うわー、図星だ」って、夜のコンサート前に号泣したんです。
そこからは「自信が無いままにステージ立つのは申し訳ない。ちゃんと研究して自信をつけて立たなきゃいけない」って、より気が引き締まりました。
――コンサート前は2人で話したりしたのですか?
竹本 「メロンジュース」のコールをどうやって言おうか、どうしたらファンの方が盛り上がるか話し合いました。この曲は、めるみおさんのイメージが強いので、負けないようにって考えました。「新しいHKT48もいいな」って思ってもらうために。
「メロンジュース」の継承
――めるみおらゲストたちと一緒に「最高かよ」と「桜、みんなで食べた」をやりました
石橋 「2018年の橋」のときに、一人ずつ振り返ったモニターがすごくかっこよかった。オーラがあって存在感が強かったです。いつか私も卒業した後にゲストで呼ばれて、これほどの圧倒的なエース感を出せるのかなって感じました。あの先輩方がHKT48に残していったものの大きさを再確認しました。もう銅像になるべき人たちだなって(笑)。
竹本 私はファンのころからHKT48が好きだったので、「HKT48ってこれだな」って思いながら見つめてしまって、尊敬を込めての悔しさもありました。だって、今現役で活動しているのは私たちなので。やっぱり、私たちはまだまだだなって。
――乗り越えるべき目標ですね
石橋 めるちゃんには「『メロンジュース』見たけど、継承だね。次は颯の番だよ。私、渡したからね」って声を掛けてくれました。いい意味で、めるちゃんのモノマネじゃなくて、私なりのものを作っていきたいです。
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HKT48石橋颯&竹本くるみ対談~2人の現在地と新しい未来~ に続く