2023年3月号

2023/03/29

【永久保存版】AKB48岡田奈々ラストインタビュー(前編)ソロツアー振り返り&卒コンへラストメッセージ

 ついに、ついにAKB48岡田奈々さん(25)の48Timesラストインタビューです。AKB48Group新聞時代から、本当に何度も表紙を飾ってきて、たくさんのことを語ってきてもらいました。最後は、1月からの全国ソロツアー「岡田奈々 1st LIVE TOUR 2023 ~TIMELESS FLAG~」を終えたばかりで、4月1日の神奈川県民ホールでの卒業コンサート「岡田奈々 Congratulation concert~Thanks infinite~」、翌2日のAKB48劇場での卒業公演のリハーサルに入ったタイミングで話を聞きました。

 聞きたいことは山ほどありますが、ソロコンサートを振り返ってもらい、ラスト2ステージに向けた心境にフォーカス。最後に奈々さんらしい発言も出た、永久保存版のインタビュー記事です。卒コン前に必読です!

◆『岡田奈々 Congratulation concert~Thanks infinite~』チケット販売サイト

 ローソンチケット
 https://l-tike.com/nanaokada/

 チケットぴあ
 https://w.pia.jp/t/okadanana/v

 イープラス
 https://eplus.jp/okadanana/

AKB48だけどAKB48じゃない


――まずは、ソロコンサートツアー完走お疲れさまでした

 ありがとうございます。初のソロツアー、無事に完走することができました。

――さらっと駆け足で振り返ってください。今回は、昨年夏のデビュー10周年のソロライブとは、内容も全く違う「全曲48グループ楽曲」でした

 「AKB48グループの曲だけど…そうじゃない! そうなんだけど、そうじゃない!」みたいなライブでした。

――たしかに48楽曲とだけ聞くと、アイドルコンサートをイメージしがちですが、実際は全く違う「岡田奈々ワールド」なライブでした

 はい(笑)。自分の軸はブレずに、バンドサウンドでかっこよく魅せるとかを意識していました。

――どんなコンセプトを意識したのですか?

 ツアーのサブタイトル「TIMELESS FLAG(時代に流されない心の旗)」と名付けたとき、私の中でジャンヌ・ダルクをテーマにひと公演(全セットリスト)を作ろうと決めて、こうなりました。令和のジャンヌ・ダルクですね。だから、オープニングの3曲は一番分かりやすくしました。

① 鏡の中のジャンヌ・ダルク/AKB48
② ALIVE/AKB48
③ Stargazer/増田有華(DiVA)


 1曲目は、曲名がそのまんまですし、②は生き方を問うメッセージソング、③もまさにそれ。ライブのテーマと生き様を大事に選びました。

岡田奈々の愛を聴いたか


 ――DiVAの増田さんのソロ曲なんて、よく引っ張り出してきましたね

 ファンの方々には「意外と知らない曲が多かった」って言われました。②も③も、それほど知名度が無かったみたいです。②は古参ファンなら絶対知っているし、③もアニメ「一騎当千」の主題歌(10年)だったので、逆に私の方が意外でした。

 その次からは、私の趣味の曲を入れていきました。まずは愛がテーマの3曲。しかも、この3曲は、全て2番の歌詞を歌っていたんです。


④ 愛の色/AKB48
⑤ だらしない愛し方/AKB48
⑥ 軽蔑していた愛情/AKB48


 わざと普段とは違う雰囲気を出したかったのと、どれも披露されにくい2番の歌詞がめちゃめちゃ良いんです。⑤ならば、1番と2番の歌詞の台詞部分が全然違っていて、ぜひ、2番の方も聴いてほしかったんです。

 ――「だらしない愛し方」は早い台詞部分もあって、なかなか1人で歌える曲ではありません

 実は、18年のTDCホールでの人生初ソロコンサート(「岡田奈々ソロコンサート〜私が大切にしたいもの〜」)でも歌っていたんです。その時は1番の歌詞でした。

 ――ピアノ伴奏で歌ったときですね。

 はい。で、今回は、「私も昔と違うんだよ」ってところを示す意味も込めて、愛情ものを3曲入れさせて頂きました。

美しさ極めたドレス姿


 ――衣装も個性的でした。昨年夏のソロコンはボーイッシュというかロック風でしたが、今回は、オープニングからロングドレス。しかも、中世貴族の女性のようでした

 あの青いドレス、かっこいいですよね~。ファンの方には2着目も好評でした。⑦で脱いで披露したやつです。

⑦ 美しき者/AKB48
⑧ 毒蜘蛛/AKB48
⑨ サヨナラのカナシバリ/AKB48
⑩ バラの儀式/AKB48


 ――ところどころが破れたようになって肌の露出もあるセクシーな白のドレスですね。白のTシャツにレザージャケットみたいな従来の岡田さんのイメージを超えた、ギャップもありました

 私は、そういうイメージですよね(笑)。それが今回は、フリルのスカートで胸元や肩も開いた衣装を着てみたら、皆さんに喜んでもらえて良かったです。

 とにかく、世界観を強めに作り込んだ衣装にしてもらいました。1着目は中世ヨーロッパ風でジャンヌ・ダルク感を出して、それを脱いで披露する白のドレスは、⑦から⑩の楽曲のイメージに合わせてセクシーさを強調した衣装にしてもらいました。妖艶な女性にもなるという二面性は考えました。


 ――5年前の18年のソロコンと比べると

 変わりましたよね。18年の自分って、若くてかわいさ出していて犬みたいでしたね(笑)。

 ――「ななきー(わるきー)」までやっていました

 はい(笑)、衣装も全体的に学生っぽいというか、とにかく若かったです。5年の月日って、こういうことなんだなって、自分でも実感しました。

歌で紡いだ5年の集大成


 ――今回はゲストコーナーもありました。ツアー自体が、国内48グループのそれぞれの拠点地を回ったわけです

 お礼行脚のように各地を回って、心の旗を差していこうってコンセプトでした。で、ゲストはもちろん、そこにゆかりある人でした。

 ――そのゲストたちの多くは、AKB48グループ歌唱力No.1決定戦で戦ってきた後輩たちでした

 そうなんです、気付いたら、あの歌唱力No.1決定戦で、私の交友関係ってさらに広がっていたんです。初ソロコンの18年以降は、歌と向き合って活動してきて、その歌を通じて新たな絆を築いてきた5年間でもあったんです。

<ゲストコーナー>

福岡 : 秋吉優花 はじまりの唄/Nona Diamonds
広島 : 今村美月 再会/Lisa×Uru
神田 : 柏木由紀 夜風の仕業/柏木由紀
横浜 : 浅井七海 怪物さん/平井堅feat.あいみょん
新潟 : 三村妃乃 命に嫌われている。/カンザキイオリ
大阪 : 山崎亜美瑠 点描の唄/Mrs.GREEN APPLE feat.井上苑子
愛知 : 野島樺乃 パート・オブ・ユア・ワールド/すずきまゆみ


(写真5枚 撮影 : 田中紀彦)
次ページ以降を含めて写真は合計10枚

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本当にこれが最後! AKB48岡田奈々ラストインタビュー(後編)ソロツアー振り返り&卒コンへラストメッセージ に続く

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