2023年3月号
2023/03/17
NGT48三村妃乃×清司麗菜×新井りりの「歌唱力No.1決定戦 ユニット戦」優勝記念座談会
3月2日に「第5回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」初のユニット戦が行われて、NGT48の三村妃乃さん(20)、清司麗菜さん(21)、新井りりのさん(18)の3人が優勝しました。Forty-Eight Timesでは、優勝した3人に大会を振り返り、ユニット結成から練習の様子など詳しく聞きました。大会ファン必見の座談会です。
――ユニット結成までのことを
三村 ユニット戦が発表されたのが去年の8月のファイナリストライブで、3人1組ということ以外、詳細は後日発表とのことでした。
あまり深く考えていませんでしたが、時間が経つにつれて、「ファイナリストライブにもっとNGT48のメンバーがいてくれたら」という気持ちが強くなって、(清司)麗菜さんに「どうですか? 出ませんか?」とか、加入したばかりの3期生に「いいチャンスだから出てほしい」と声をかけていました。
清司 歌のことで、何回も相談に乗ってもらっていたときに決定戦に出場しましょうと誘ってもらいました。でも、そのときはまだ決心はついていなかったです。
三村 グループ内でユニットを組むルールが発表され、私は麗菜さんしかいないと思ったので、あらためて声をかけました。もう1人は3期生なら(新井)りりのだとすぐに決めて誘いました。
――新井さんは先輩といきなり一緒の練習でした
新井 予選に向けては、練習から緊張しっぱなしで、本番よりも緊張していました。でも決勝に向けては、小さなことは気にならなくなりました。先輩と歌う感覚から、一緒に曲を作りあげていく仲間になり、「仲間と最高の状態にしていこう」という気持ちになって、決勝の練習は楽しかったです。
――予選で1位となり、決勝までの練習の過程を
清司 3人とも歌うことが大好きなんだと感じました。技術的な面では、ほかのユニットに劣っていたところがあるかもしれないけど、歌うことの楽しさ、歌が大好きな気持ちを決勝のステージで届けようと頑張ってきました。それが結果につながって良かったです。
三村 最初に、ベストであろう歌割り(パート分け、ハーモニーのメロディー分け)を私が作りました。各自が音を取ってきて、キーボードの前に集まってハモリを確認しました。
合わせて歌ってみて、難しいところは各自で持ち帰って練習して、また集まって合わせて、変更点を話し合って決めて、また練習という日々を重ねていきました。
清司 パートによって一番声の合うメンバーに任せていこうと話をしました。ギリギリまで歌割りを変えるなど、最後まで試行錯誤してベストなパフォーマンスになるようにしました。
――同じ課題曲でもユニットによって違う仕上がりになったのは、歌割りなどはユニットで自由に決められたのですか?
三村 そうです。一応、参考の資料はありましたが、それは気にせず好きにやっていいとのことで。
――自由曲「好きだ。」(Little Glee Monster)の練習で大変だったことは
清司 妃乃ちゃんが作ってくれた歌割りを最初歌ってみて、「これ、できないかも」って思いました(笑)。主メロ(主旋律)のすぐ後に、コーラスのハモリがあって、そこは本当に苦戦しました。6人の曲を3人で歌うので難しかったです。
――歌の先生にも協力してもらったそうですが
三村 第2回の「歌唱力No.1決定戦」で3位をいただいたときに指導していただいた先生にお願いして、ブラッシュアップしていきました。
一般的に歌のレッスンは、発声練習など、歌い方の基礎技術を何度も繰り返していくことがほとんどだと思いますが、その先生はご自身でシンガーソングライターとして活動されていて、具体的にどうやって歌ったらいいか教えてくださる方でした。
メロディーの使い方や、細かい歌い回し、表現の仕方、たとえば「ここはエモく」など、すぐに実践できるようなピンポイントの指導をしていただきました。
清司 ソロで出ていたときには練習は1人で録音して聞いて、直して録音してを繰り返しやっていたんですけど、今回の大会を通して、人の意見がすごく大事だと思いました。
家でやるよりも、妃乃ちゃんや先生に「ここはどうしたらいいと思います?」って聞いたことで良い結果になっていると手応えを感じました。
この期間は「仲間を信じよう」と思って、たとえ難しかったとしても、アドバイスされたことができるようにみんなを頼りながら頑張りました。
――「好きだ。」の新井さんのソロパートでの声質がとてもすばらしく、劇場公演では知ることのできなかった歌声に巡り合うことができました
三村 もともとポテンシャルが高いことは知っていたんですけど、予選の「たばこ」(コレサワ)を練習していくにつれて、りりのの歌声がどんどん磨かれていったんだと思います。予選収録で番組プロデューサーの竹中さんが「新井さんの声がめちゃめちゃいい」と褒めていました。
清司 公演や配信を見ても、音程が取れるし声量があるし、安定してるとは思っていました。今回一緒に練習をしてみたことで、こういう声をしていてこんなに上手だったんだとびっくりしました。
最初の予選の練習と決勝大会と比べたら、感情を乗せる表現力も上がって、めちゃめちゃ良くなったと感じました。
――新井さんはNGT48加入前に歌を習っていたのですか?
新井 楽器も歌も何もやっていなかったです。お風呂で歌うのが趣味なぐらいでした。ただ、音感が良かったみたいで、それを引き出してもらえました。
――今回の大会の期間に変わったことは?
新井 私はどちらかというと個性を出すよりもお手本どおりに歌うタイプなんですけど、「たばこ」は個性を出す以前にお手本通りに歌うことすらできず、とても苦戦しました。
言葉のどこにアクセントを入れて、どこに息を多めに入れたらいいのか、そういった歌の表現を1フレーズずつ、先生に分かりやすく教えていただいて、それで歌い方がかなり変わりました。実は麗菜さんや妃乃さんの歌い方をめちゃめちゃ観察していました。
清司 観察されているとは思わなかったです(笑)。
――決勝大会に話を戻します。発表の瞬間、清司さんは座り込んでしまいました
清司 本当に「崩れ落ちた」って感じです。泣き崩れました。2位が呼ばれたときに…
NGT48三村妃乃×清司麗菜×新井りりの「歌唱力No.1決定戦」優勝の瞬間、ハワイでやりたいこと、今後の野望 に続く
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三村妃乃が声をかけてユニットを結成
――ユニット結成までのことを
三村 ユニット戦が発表されたのが去年の8月のファイナリストライブで、3人1組ということ以外、詳細は後日発表とのことでした。
あまり深く考えていませんでしたが、時間が経つにつれて、「ファイナリストライブにもっとNGT48のメンバーがいてくれたら」という気持ちが強くなって、(清司)麗菜さんに「どうですか? 出ませんか?」とか、加入したばかりの3期生に「いいチャンスだから出てほしい」と声をかけていました。
清司 歌のことで、何回も相談に乗ってもらっていたときに決定戦に出場しましょうと誘ってもらいました。でも、そのときはまだ決心はついていなかったです。
三村 グループ内でユニットを組むルールが発表され、私は麗菜さんしかいないと思ったので、あらためて声をかけました。もう1人は3期生なら(新井)りりのだとすぐに決めて誘いました。
――新井さんは先輩といきなり一緒の練習でした
新井 予選に向けては、練習から緊張しっぱなしで、本番よりも緊張していました。でも決勝に向けては、小さなことは気にならなくなりました。先輩と歌う感覚から、一緒に曲を作りあげていく仲間になり、「仲間と最高の状態にしていこう」という気持ちになって、決勝の練習は楽しかったです。
試行錯誤して最後まで何度も練習
――予選で1位となり、決勝までの練習の過程を
清司 3人とも歌うことが大好きなんだと感じました。技術的な面では、ほかのユニットに劣っていたところがあるかもしれないけど、歌うことの楽しさ、歌が大好きな気持ちを決勝のステージで届けようと頑張ってきました。それが結果につながって良かったです。
三村 最初に、ベストであろう歌割り(パート分け、ハーモニーのメロディー分け)を私が作りました。各自が音を取ってきて、キーボードの前に集まってハモリを確認しました。
合わせて歌ってみて、難しいところは各自で持ち帰って練習して、また集まって合わせて、変更点を話し合って決めて、また練習という日々を重ねていきました。
清司 パートによって一番声の合うメンバーに任せていこうと話をしました。ギリギリまで歌割りを変えるなど、最後まで試行錯誤してベストなパフォーマンスになるようにしました。
――同じ課題曲でもユニットによって違う仕上がりになったのは、歌割りなどはユニットで自由に決められたのですか?
三村 そうです。一応、参考の資料はありましたが、それは気にせず好きにやっていいとのことで。
「これ、できないかも」
――自由曲「好きだ。」(Little Glee Monster)の練習で大変だったことは
清司 妃乃ちゃんが作ってくれた歌割りを最初歌ってみて、「これ、できないかも」って思いました(笑)。主メロ(主旋律)のすぐ後に、コーラスのハモリがあって、そこは本当に苦戦しました。6人の曲を3人で歌うので難しかったです。
――歌の先生にも協力してもらったそうですが
三村 第2回の「歌唱力No.1決定戦」で3位をいただいたときに指導していただいた先生にお願いして、ブラッシュアップしていきました。
一般的に歌のレッスンは、発声練習など、歌い方の基礎技術を何度も繰り返していくことがほとんどだと思いますが、その先生はご自身でシンガーソングライターとして活動されていて、具体的にどうやって歌ったらいいか教えてくださる方でした。
メロディーの使い方や、細かい歌い回し、表現の仕方、たとえば「ここはエモく」など、すぐに実践できるようなピンポイントの指導をしていただきました。
清司 ソロで出ていたときには練習は1人で録音して聞いて、直して録音してを繰り返しやっていたんですけど、今回の大会を通して、人の意見がすごく大事だと思いました。
家でやるよりも、妃乃ちゃんや先生に「ここはどうしたらいいと思います?」って聞いたことで良い結果になっていると手応えを感じました。
この期間は「仲間を信じよう」と思って、たとえ難しかったとしても、アドバイスされたことができるようにみんなを頼りながら頑張りました。
どんどん磨かれていった新井りりのの歌声
――「好きだ。」の新井さんのソロパートでの声質がとてもすばらしく、劇場公演では知ることのできなかった歌声に巡り合うことができました
三村 もともとポテンシャルが高いことは知っていたんですけど、予選の「たばこ」(コレサワ)を練習していくにつれて、りりのの歌声がどんどん磨かれていったんだと思います。予選収録で番組プロデューサーの竹中さんが「新井さんの声がめちゃめちゃいい」と褒めていました。
清司 公演や配信を見ても、音程が取れるし声量があるし、安定してるとは思っていました。今回一緒に練習をしてみたことで、こういう声をしていてこんなに上手だったんだとびっくりしました。
最初の予選の練習と決勝大会と比べたら、感情を乗せる表現力も上がって、めちゃめちゃ良くなったと感じました。
――新井さんはNGT48加入前に歌を習っていたのですか?
新井 楽器も歌も何もやっていなかったです。お風呂で歌うのが趣味なぐらいでした。ただ、音感が良かったみたいで、それを引き出してもらえました。
――今回の大会の期間に変わったことは?
新井 私はどちらかというと個性を出すよりもお手本どおりに歌うタイプなんですけど、「たばこ」は個性を出す以前にお手本通りに歌うことすらできず、とても苦戦しました。
言葉のどこにアクセントを入れて、どこに息を多めに入れたらいいのか、そういった歌の表現を1フレーズずつ、先生に分かりやすく教えていただいて、それで歌い方がかなり変わりました。実は麗菜さんや妃乃さんの歌い方をめちゃめちゃ観察していました。
清司 観察されているとは思わなかったです(笑)。
――決勝大会に話を戻します。発表の瞬間、清司さんは座り込んでしまいました
清司 本当に「崩れ落ちた」って感じです。泣き崩れました。2位が呼ばれたときに…
NGT48三村妃乃×清司麗菜×新井りりの「歌唱力No.1決定戦」優勝の瞬間、ハワイでやりたいこと、今後の野望 に続く
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