2022年11月号

2022/11/17

AKB48 17期研究生・正鋳真優&橋本恵理子が武道館コンサートとオーディションを語る

 「Forty-Eight Times」11月号では10月に武道館で行われたAKB48柏木由紀プロデュースコンサートで、ガラガラ抽せん機でセンターを引き当てた3人のインタビューを掲載します。ここでは、17期研究生から「Choose me!」のセンターを務めた正鋳真優(まさい・まゆう)さん(17)と、大阪から1人で上京した橋本恵理子さん(16)に武道館コンサートを振り返りつつ、現在の活動や第18期生オーディションについて話してもらいました。オーディションを受けたいと考えている方々も参考にしてください。

79分の3の確率


 ――くじを引いたときの気持ちは?

 正鋳 始まる前には、「絶対に当たるわけがない」と思っていました。でも、いざ当日になると、「あれ? これは来るかもしれない」って思って…。AKB48のオーディションでも同じように感じたんです。私の前の山﨑空ちゃんが(ハズレの)白玉を引いたときに、「これ来ちゃうかも」と、実は思っていました。

 当たるために着ていたわけではないのですが、(当たり色の)赤い服を着て、当たっちゃいました(笑)。「当たってうれしい」というよりは、研究生の立場で79分の3の確率を当てちゃって申し訳ない気持ちでした。

 私は研究生の中で目立った特徴がなく、先輩との関わりもなかったので、私のことを知らない先輩もいると思うし、知らないファンの方もたくさんいるから、武道館の大きなステージでみんなに名前を知ってもらおうという気持ちになりました。

 ――同期の様子はどうでしたか?

 「まゆうちゃんならいけるよ!」って言ってくれました。

 橋本 私はその日いなくて、別の日にくじを引いたんですけど、真優ちゃんが赤を引いたと聞いて、いつもレッスンを頑張っていたから、武道館でセンターで踊ってる姿を早く見たいなと思いました。

小栗有以さんと一緒に踊れたのが夢みたい


 ――実際に「Choose me!」を柏木さんから提案されてどうでした?

 正鋳 「Choose me!」は小さいころ聞いていて、大先輩の方たちがオリメンなので、光栄だと思いました。振り付けが激しくない分、表情で表現しなきゃいけないところが難しそうだなと思って、表情を頑張ろうと思いました。

 ――柏木さんも後日の配信で「踊れることが分かっているから」って言っていました

 お話をさせていただいたときに、「正鋳ちゃんはパフォーマンスが好きって聞いたから、表現力を生かせるような曲にするね」って言ってくださいました。

 ――先月号の佐藤綺星さんの取材では、正鋳さんは振りを覚えるのが早いと言っていました

 私は新体操を11年半やっていて、最初の5~6年は振りを覚えるのがめちゃめちゃ遅いし、マイペースで、先生に「帰れ!」って言われるぐらい毎回怒られていました。振り覚えが早くなったのは経験の積み重ねだと思っています。最初は何カ月たっても覚えられなかった振りが、最終的には1分半の振りを15分で覚えられるようになりました。

 ――佐藤さんもチアダンスを習い始めたときには全然覚えられなかったそうです

 橋本 良かった~(笑)。私はダンスを習っていなかったので、曲をフルコーラス踊るとなると、覚えるのに3日間ぐらいかかっちゃいます。

 ――「Choose me!」を一緒に踊ってくれた先輩とは交流できましたか?

 正鋳 私は本当に人見知りなので、自分から先輩に声をかけたりできないんですが、一緒に踊るメンバーが決まったときに、みなさん優しく声をかけてくださいました。

 特に小栗有以さんは写真集を持っているぐらい好きで、ずっと画面の向こうの人として写真集で見ていた方と、自分が一緒にパフォーマンスをしているのは夢みたいでした。でも、負けずに目立とうという気持ちもあって、すごくいい経験になりました。

 橋本 真優ちゃんが先輩と一緒にガチガチに緊張してたのを、私は見てました。みんなで「頑張れ~」って言ってました。でも、本番はそんなことを感じさせないくらい堂々とした表情でパフォーマンスしていて、本当にすごかったです。

 正鋳 本番は緊張しなくて、大きな会場のど真ん中でパフォーマンスできたのが気持ち良かったです。

 橋本 私は武道館1日目のときには、まばたきの回数がすごく増えるぐらいに、めっちゃ緊張してたのに、真優ちゃんはすごい。

 正鋳 えりちゃんは「歯が抜けそう」みたいなことを言っていました(笑)。

 橋本 緊張しすぎて、あごと歯がぐらぐら揺れて、下の歯が抜けそうになりました(笑)。ステージで曲がかかったら緊張せずに踊れました。「楽しい」が勝ってました。

 ――ファンの方の反応は

 正鋳 この前のお話し会で「Choose me! で気になったよ」って方が、半分以上もいました。ツイッターを見てても、「会場がどよめいてた」と書き込みがあって、センターに立つってすごいんだなと思いました。

第18期生オーディション開催に思うこと


 ――3日目の最後に第18期生オーディションが発表され、17期研究生のみなさんはステージで泣いていました

 橋本 最初、発表されたときには「えっ早っ!」って思って号泣してました。

 正鋳 発表されたときは「はぁ~!?」って感じでした。次の日からは、どんな人が入ってくるのかとか、自分みたいに踊るのが大好きな人が入ってきてくれたら、一緒に負けじとパフォーマンスできるようにしたいなとか、考えられるようになりました。

 あとは「17期が良すぎて18期を劇場に立たせられないよ」って言われるぐらい、劇場公演を仕上げていけたらいいなって考えるようになって、負けたくない気持ちが強くなりました。

 橋本 17期の研究生だけで活動していくのか、17期と18期が合体して研究生という枠組みでAKB48を盛り上げていくのかまだ分からないので、今はどんな人が入ってきてくれるのか、わくわくした気持ちです。

 私は大阪から1人で上京してきたんですけど、次もいろんな地方から1人で来る人がいたら、シェアハウスに仲間入りしてほしいなと楽しみにしています。

 ――オーディションを受けようか迷っている人に向けて、加入できて良かったことを

 橋本 大好きな先輩と一緒に活動できることです。あとは、今まであまり褒められたことがなかったけれど、AKB48に入ってからファンの方が些細なことで褒めてくださったり、勇気づけてくださったり、たくさん応援してくださって、ポジティブになれて自信がつくようになりました。

 正鋳 今まで通りに生きていたら知ることができなかった芸能界に触れることができました。いろんな方と関わることで自分のやりたいことを見つけられるようになってきて、視野が広がりました。何を考えるにしても客観的に自分を見られるようになりました。

 ――今からでも準備できることはありますか

 橋本 私はオーディション会場はすっぴんで、しかも、七分袖の緑色Tシャツで、そんなにおしゃれな服装をしていなかったんです(苦笑い)。

 でも、3次審査の質疑応答で「将来AKB48でこういうことがしたいです」って自分の気持ちを全部言えたので、これから受ける方々にもオーディション会場で言いたいことを全部言ってほしいなと思います。

 正鋳 私が受けたときには、特に準備はしていかなかったんですけど、大事だと思ったのは、審査してくださっている方の目を見てゆっくり話すことかなと思います。その方が自分の気持ちや熱意がより伝わりやすいです。

 緊張していても落ち着いて話すのは心がけたらいいのかなと思いました。今から頑張りましょう(笑)。

※AKB48 第18期生オーディションの応募期間は11月19日23:59までです。詳しくは下記特設サイトを参照ください。
 AKB48 第18期生オーディション

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AKB48研究生・橋本恵理子がエゴサ、正鋳真優が自転車通学に思うこと に続く

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