2022年10月号
2022/10/25
「裏センターでジャンプしている私を見つけて!」AKB48佐藤綺星 初選抜インタビュー
AKB48の60枚目シングル「久しぶりのリップグロス」発売記念インタビューとして、初選抜入りした17期研究生の佐藤綺星(あいり)さん(18)に話を聞きました。選抜としての活動について、姉の佐藤妃星(きあら)さんとの関係性、そして先日行われた武道館コンサートの振り返りなど、読み応えたっぷりのインタビューです。
――選抜と聞いたときのことを
3人(千葉恵里、茂木忍、佐藤綺星)が会議室に呼ばれ、ほかの先輩方はリモート参加だったので、この3人にどういう共通点があるんだろうっていう気持ちでいました。
そのときはまだ加入して3カ月ぐらいだったので、自分が選抜に選ばれると思っていなくて、話を聞いたときには、1回、思考が停止しました。
でも、第17期生オーディションを受けると決めたときから「選抜メンバーを目指そう」と頑張っていたので、そのことを周りの方が見てくれたんだな、ありがたいなという気持ちでいっぱいでした。
――選抜入りのきっかけの1つが、急遽、歌番組に出演することになり、「根も葉もRumor」を覚えて披露したことでした
「番組に出てくれますか?」と連絡をいただき、すごくうれしくて、「はい!」って即答しました。そのとき「元カレです」をやるのだと思っていたら、「根も葉もRumor」と聞いて、ものすごくびっくりしました。
テレビで「根も葉もRumor」を見るだけで難しいのが伝わってきていたので大変でした。私が得意としているダンスのジャンルがジャズなので、ヒップホップ系の「根も葉もRumor」をどうやったら先輩のように力強く踊れるのか、踊り方の違いに苦戦しました。
振り付けは覚えられたんですけど、先輩方がこだわっているニュアンスが細かくて難しくて、先輩方の中に入って悪目立ちしないようにすることが大変でした。細かいところまで合わせようという気持ちで頑張りました。
――選抜の仕事はどうですか
先輩方に囲まれて勉強することが本当に多くて、毎日刺激をもらっていますが、大変な部分もたくさんあります。先輩方が知っている振りを私だけ知らないことがよくあるので、そこは「やるしかない」という気持ちで家で練習しています。
――選抜のお仕事の中で一番緊張したのはどんなときでしたか
やっぱり最初に新曲を初披露させていただいた「CDTVライブ!ライブ!」のときですかね。
歌番組に出させていただくときは、私自身、楽しむことが一番だと思って取り組んでいるんですが、先輩方も「緊張する」と話していました。
――そんなときに声をかけてくれた先輩はいましたか
大好きな山内瑞葵さんが声をかけてくださったり、ゆうなぁもぎおんさんはMV撮影のときから優しくしてくださって、ちょっとでも空いている時間があれば声をかけてくださいました。
――お姉さんの妃星さんには、選抜に入ったことをどのタイミングで伝えましたか?
メールやLINEで伝えるよりは、やっぱり直接言いたかったのですが、お姉ちゃんも忙しくて話す機会がなかなかありませんでした。
直接言える機会を待っていたらMV撮影の前日になってしまって、「新曲のMV撮影で沖縄に行ってくる」って伝えました。そうしたら泣きそうな勢いで「(寂しいから)行かないで~」って言われました(笑)。おめでとうと言われたけど「行かないで」のほうが強めでした。
――妹さんへの溺愛ぶりが激しい妃星さんですが、AKB48同士になったことで、お姉さんとの距離感は
お姉ちゃんにはAKB48に入るときに「苦労するかもしれないよ。それでも大丈夫?」って言われました。
今も甘えられるところは甘えさせてもらっています。
私は17期研究生の中で唯一、お家に先輩がいる状態です。AKB48のお仕事に関しては、周りの方にもお姉ちゃんにも研究生を平等に見てもらいたいので、家で姉の力は借りずにやりたいという気持ちです。
あまりケンカもしなくて、唯一怒られることと言ったら、私がリビングで寝ちゃってお風呂に入らないことです。
――「久しぶりのリップグロス」のパフォーマンスで見てほしいところを
私は3列目の「裏センター」というポジションで、真正面から見ると見えづらい位置に立っています。サビ前に、前にいる5人がスライドしていくときに、ちょっとだけセンターに立たせていただく機会があるので、そこの表情を見ていてだきたいと思っています。
それから、ラスサビ前でセンターの千葉恵里さんが走り抜けていく直前にみんなでハイタッチをするところがあります。そこで、メンバーがハイタッチしたりジャンプするところがあるんですけど、そこで一番高く飛ぼうと思って毎回飛んでいるので、見つけていただけたらなって思います。
――テレビ、コンサート、劇場公演と、ファンの目に触れる機会も増えました
今はあまり会えない時期なので、「テレビでも見られる機会があるのがうれしい」ってファンのみなさんは言ってくれます。「テレビでワンショットで抜かれるところのアピールがいいね」と言ってくださってます。
AKB48劇場で行っている「ただいま 恋愛中」公演では、たくさんの曲をするので、テレビとの違いを見せたいなと思っています。テレビではフレッシュさ、元気さ明るさ、笑顔を出していきたくて、公演ではちょっと大人な曲があるので、そういった面も見せたいなと思っています。
――選抜メンバーとしての活動を、次にどうつなげていきたいですか
選んていただいた機会を無駄にしないように、一つひとつのお仕事で吸収して、そこで成長していくことで次につなげたいと思っています。
取材をしていただいたり、メディアに出させていただいたりしているときには、毎日毎秒欠かさず勉強する気持ちでいます。
(写真2枚)
次ページ以降を含めて写真は合計6枚
(次ページからは有料会員限定記事となります。次ページでは「Wonderful Love」「ファースト・ラビット」「制服レジスタンス」「18期生オーディション」「山内瑞葵」の5つのテーマを聞きました)
AKB48佐藤綺星ソロインタビュー「武道館でファンの方を見つけることができました」 に続く
思考が停止した選抜発表
――選抜と聞いたときのことを
3人(千葉恵里、茂木忍、佐藤綺星)が会議室に呼ばれ、ほかの先輩方はリモート参加だったので、この3人にどういう共通点があるんだろうっていう気持ちでいました。
そのときはまだ加入して3カ月ぐらいだったので、自分が選抜に選ばれると思っていなくて、話を聞いたときには、1回、思考が停止しました。
でも、第17期生オーディションを受けると決めたときから「選抜メンバーを目指そう」と頑張っていたので、そのことを周りの方が見てくれたんだな、ありがたいなという気持ちでいっぱいでした。
「元カレです」だと思ったら「根も葉もRumor」だった
――選抜入りのきっかけの1つが、急遽、歌番組に出演することになり、「根も葉もRumor」を覚えて披露したことでした
「番組に出てくれますか?」と連絡をいただき、すごくうれしくて、「はい!」って即答しました。そのとき「元カレです」をやるのだと思っていたら、「根も葉もRumor」と聞いて、ものすごくびっくりしました。
テレビで「根も葉もRumor」を見るだけで難しいのが伝わってきていたので大変でした。私が得意としているダンスのジャンルがジャズなので、ヒップホップ系の「根も葉もRumor」をどうやったら先輩のように力強く踊れるのか、踊り方の違いに苦戦しました。
振り付けは覚えられたんですけど、先輩方がこだわっているニュアンスが細かくて難しくて、先輩方の中に入って悪目立ちしないようにすることが大変でした。細かいところまで合わせようという気持ちで頑張りました。
時間があれば先輩が声をかけてくれた
――選抜の仕事はどうですか
先輩方に囲まれて勉強することが本当に多くて、毎日刺激をもらっていますが、大変な部分もたくさんあります。先輩方が知っている振りを私だけ知らないことがよくあるので、そこは「やるしかない」という気持ちで家で練習しています。
――選抜のお仕事の中で一番緊張したのはどんなときでしたか
やっぱり最初に新曲を初披露させていただいた「CDTVライブ!ライブ!」のときですかね。
歌番組に出させていただくときは、私自身、楽しむことが一番だと思って取り組んでいるんですが、先輩方も「緊張する」と話していました。
――そんなときに声をかけてくれた先輩はいましたか
大好きな山内瑞葵さんが声をかけてくださったり、ゆうなぁもぎおんさんはMV撮影のときから優しくしてくださって、ちょっとでも空いている時間があれば声をかけてくださいました。
AKB48のお仕事について姉に甘えない
――お姉さんの妃星さんには、選抜に入ったことをどのタイミングで伝えましたか?
メールやLINEで伝えるよりは、やっぱり直接言いたかったのですが、お姉ちゃんも忙しくて話す機会がなかなかありませんでした。
直接言える機会を待っていたらMV撮影の前日になってしまって、「新曲のMV撮影で沖縄に行ってくる」って伝えました。そうしたら泣きそうな勢いで「(寂しいから)行かないで~」って言われました(笑)。おめでとうと言われたけど「行かないで」のほうが強めでした。
――妹さんへの溺愛ぶりが激しい妃星さんですが、AKB48同士になったことで、お姉さんとの距離感は
お姉ちゃんにはAKB48に入るときに「苦労するかもしれないよ。それでも大丈夫?」って言われました。
今も甘えられるところは甘えさせてもらっています。
私は17期研究生の中で唯一、お家に先輩がいる状態です。AKB48のお仕事に関しては、周りの方にもお姉ちゃんにも研究生を平等に見てもらいたいので、家で姉の力は借りずにやりたいという気持ちです。
あまりケンカもしなくて、唯一怒られることと言ったら、私がリビングで寝ちゃってお風呂に入らないことです。
テレビと劇場公演との違いも見せたい
――「久しぶりのリップグロス」のパフォーマンスで見てほしいところを
私は3列目の「裏センター」というポジションで、真正面から見ると見えづらい位置に立っています。サビ前に、前にいる5人がスライドしていくときに、ちょっとだけセンターに立たせていただく機会があるので、そこの表情を見ていてだきたいと思っています。
それから、ラスサビ前でセンターの千葉恵里さんが走り抜けていく直前にみんなでハイタッチをするところがあります。そこで、メンバーがハイタッチしたりジャンプするところがあるんですけど、そこで一番高く飛ぼうと思って毎回飛んでいるので、見つけていただけたらなって思います。
――テレビ、コンサート、劇場公演と、ファンの目に触れる機会も増えました
今はあまり会えない時期なので、「テレビでも見られる機会があるのがうれしい」ってファンのみなさんは言ってくれます。「テレビでワンショットで抜かれるところのアピールがいいね」と言ってくださってます。
AKB48劇場で行っている「ただいま 恋愛中」公演では、たくさんの曲をするので、テレビとの違いを見せたいなと思っています。テレビではフレッシュさ、元気さ明るさ、笑顔を出していきたくて、公演ではちょっと大人な曲があるので、そういった面も見せたいなと思っています。
――選抜メンバーとしての活動を、次にどうつなげていきたいですか
選んていただいた機会を無駄にしないように、一つひとつのお仕事で吸収して、そこで成長していくことで次につなげたいと思っています。
取材をしていただいたり、メディアに出させていただいたりしているときには、毎日毎秒欠かさず勉強する気持ちでいます。
(写真2枚)
次ページ以降を含めて写真は合計6枚
(次ページからは有料会員限定記事となります。次ページでは「Wonderful Love」「ファースト・ラビット」「制服レジスタンス」「18期生オーディション」「山内瑞葵」の5つのテーマを聞きました)
AKB48佐藤綺星ソロインタビュー「武道館でファンの方を見つけることができました」 に続く