2022/08/24

【速報】古畑奈和卒業シングル「ひかりさす」発売

　SKE48を9月で卒業する古畑奈和さんが卒業シングル「ひかりさす」を8月24日にリリースした。楽曲プロデュースはゴスペラーズの黒沢薫氏が担当。楽曲の魅力を本人から直接伺った。

　「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」のファイナリストとして出演した古畑と、審査員席に座っていた黒沢氏が出会い、9人でNona Diamonds名義で「はじまりの唄」を2021年にリリースした縁があった。

「楽曲だけでなく、誰よりも熱量を持って私たちを指導してくださったり、最後までやり遂げようとしている黒沢さんの人柄に惹かれました。もし卒業ソングがいただけるのなら、黒沢さんにお願いしたいと思っていました」

　こうして古畑の希望が実現していった。黒沢氏が丁寧にヒアリングをしてくれたという。

「まず最初に『どういう言葉を入れたい?』と聞かれました。「サヨナラじゃない」ということを伝えたいし、ファンの方に本来の意味で「ありがとう」を大切に伝えたいから、「ありがとう」は多用したくないとも伝えました。

　黒沢さん自身、私のことをいろいろわかってくださっていたのか、私の気持ちを100パーセント代弁してくださった歌詞になっていました」

　ミュージックビデオが公開され、出だしがバラード曲なのに、すぐに様々なジャンルのエッセンスが盛り込まれた楽曲だった。

「最初、聞いたときに『バラードだ、素敵!　どうやって歌おうかな』と思っていたら、ロックみたいな曲調に変わって、私のエモーショナルな部分も評価してくださっていたから、その部分も最大限に生かしてくださったのかなと思います」

　古畑奈和といえば歌の表現の細部にまでこだわることでも定評がある。黒沢氏からレコーディングについて何かアドバイスはあったのだろうか。

「『思うままに歌ってみて』と言われました。私の歌い方を大切にしてくれつつ、『ここはこうやって歌ったほうが、もっと伝わるかも』とディレクションしてくださいました。事前にたくさん練習したので、うまくできた気がします」

　ファンの反応も気になるところだ。

「『歌詞が奈和ちゃんそのままじゃん』と喜んでくださる方が多くて、すごくうれしかったです。卒業にあたって私から何かプレゼントしたい気持ちがあったので、この曲を受け取ってもらえたらうれしいです」

　9月24日には日本ガイシホールで卒業コンサートも決定した。現時点で考えていることは何だろうか。

「私の卒業コンサートですから、私が喜ぶことはファンの方もきっと喜んでくださると思います。メンバーには私のおもちゃになってもらいます(笑)」

　やる気満々である。卒業後について、そしてファンに向けてのメッセージを最後に聞いた。

「卒業後に何をするかはまだ秘密です。楽しみはもっと先に取っておきましょう(笑)。アイドルとしてファンのみなさんに出会えたことがすごくうれしいし、アイドルを卒業してもこの縁がどこまでも続いていけばいいなと思います。もし、私の力が必要になるときが来たら、私はこの業界にいますので、ぜひ甘えに来てください」

　アイドル活動11年間の心の葛藤を振り返りつつ、「ひかりさす　彼方を求めて」の歌詞のように次の道へ進んでいく素晴らしい卒業ソングだ。

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