2022年8月号
2022/08/05
「やり切ったので卒業します」HKT48松岡菜摘ラストインタビュー
HKT48 1期生、チームHキャプテンの松岡菜摘さん(25)が、8月末で卒業します。AKB48Group新聞電子版Forty-Eight Timesでは、卒業前のラストインタビューを行いました。卒業までの気持ちの変化、7月23日のライブツアーファイナル、後輩への思いなど、10年半の活動を振り返ってもらいました。活動振り返りとともに思い出の取材写真を添えて松岡さんの卒業を見送ります。
――卒業までどのような決断を?
もともと女優さんになりたい、芸能界に入りたいという目標があって、一番身近で、地元で活動ができるHKT48のオーディションを受けました。HKT48を通過点にして、チャンスをつかんで東京に行きたい気持ちがありました。
それがいつの間にかグループのことが好きになり、「卒業したくない」という気持ちが強くなり、HKT48が通過点ではなく、HKT48の活動をやり切ったら卒業したいという気持ちに変わっていました。
10周年を迎え、活動に悔いはないなと思ったので、卒業して次のステップに進もうと思うようになりました。
卒業時期は春ぐらいを考えていたのですが、劇場10周年公演のときに今回のツアーが発表され、「最後にツアーに出たい!」と思って、少し時期をずらしていただきました。
卒業後は少しゆっくりして、今までできていなかったことをしつつ、外の景色を見て、今後のことを決めるつもりです。今のところ、卒業後は芸能活動をする予定はありません。
――「HKT48 LIVE TOUR 2022 ~Under the Spotlight~」ファイナルのことを
キャプテンというのは1回忘れて、いちメンバーとしてツアーを楽しんでみようと、自由に楽しませてもらいました。最後の思い出作りができました。
――1期生3人で歌う曲もありました
Not yetさんの「Already」を歌いました。もともと好きな曲だったので、同期で歌わせてもらいました。
3人でボイトレしているときにから泣きそうになりました。最近、卒業していくメンバーが多い中、しなもん(下野由貴)の涙腺がずっと緩んでいて、ずっと「寂しい」「歌えないと思う」「絶対泣いちゃう」って言っていたんですよ。
だから「私が頑張って歌わないと」という気持ちで、夜公演はしっかり笑顔で歌いました。
しなもんは入った頃は、もっとしっかりしていたんですよ。1期生が3人になってからは、末っ子みたいになっちゃって。(本村)碧唯がしっかりしてきたからですかね。ずっとしなもんを慰めていました。
――最後には松岡さんと(8月末に卒業する)神志那結衣さんへのサプライズで「今 君を想う」が披露されました
びっくりしました。私たち本当にテンパっちゃって。私たちにこの曲を隠すためだったのかと思って「ダブルアンコール?」と思わず口をすべらせちゃって。
――本村さんが「ダブルアンコールなんて言っちゃだめだよ」と指摘していましたね
あれがリアルな反応でした。みんなのファイナルなので、時間を割いてもらえると思っていなくて気を抜いていました。その1曲のために別日でリハーサルをしていたらしいんですよ。本当に知らなくてびっくりしました。
1期生としてHKT48の歴史を見てきたので、人数が増え、後輩が育っていく歴史をたった3~4分で感じてうれしくなりました。みんなに「ありがとう」という気持ちで聞いていました。
――そして今後のコンサートの開催が発表されました(10月16日幕張メッセ、11月26日福岡市民会館・28日福岡サンパレス ホテル&ホール)
コンサート発表は、卒業が決まっていてもうれしかったですし、このツアーにも意味があった気になれて、みんなの自信にもつながったと思います。
そのときに、自分がいないHKT48を意識しました。卒業の実感は、まだあまり湧いていないんですが、こうして日付を出されると「あ、この日、私、いないんだな」と思うし、自分の知らないHKT48がそこにはあるんだなと思って、少し寂しくなりました。
自分が出ないHKT48を見たらどんな気持ちになるんだろう…。卒業したら見に行きたいですね。
――コロナ禍が続いている中でもコンサートができました
良かったです。声が出せなくてファンの方たちも不完全燃焼なところがあるだろうし、やるせない気持ちもお互いにありました。だけど、SNSでファンのみなさんが言葉にして伝えてくださるから、反応はしっかりと伝わっています。
「大人列車」では、すごく力強く手拍子で気持ちを伝えてくださったので、声は出せなくても一体感がすごく生まれて、「コンサートっていいな」と実感しました。
ツアーやコンサートは自分の中で特別です。ファンの方が「コンサートが楽しい」といつも言ってくださって、それがHKT48に入った意味の1つだと思っているので、卒業してコンサートができなくなるのはやっぱり寂しいですね。
ステージに出ながら昔のツアーのことを思い出しました。さっしー(指原莉乃)がいるとMCでどう話そうかと緊張していたけど、今は自然に話せるし、後輩たちにもアドバイスができるようになりました。本当に楽しい3時間でした。
(写真4枚)
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HKT48松岡菜摘・母の言葉「1人でも応援してくれる人がいるなら頑張りなさい」に奮起 に続く
「卒業後は芸能活動の予定はありません」
――卒業までどのような決断を?
もともと女優さんになりたい、芸能界に入りたいという目標があって、一番身近で、地元で活動ができるHKT48のオーディションを受けました。HKT48を通過点にして、チャンスをつかんで東京に行きたい気持ちがありました。
それがいつの間にかグループのことが好きになり、「卒業したくない」という気持ちが強くなり、HKT48が通過点ではなく、HKT48の活動をやり切ったら卒業したいという気持ちに変わっていました。
10周年を迎え、活動に悔いはないなと思ったので、卒業して次のステップに進もうと思うようになりました。
卒業時期は春ぐらいを考えていたのですが、劇場10周年公演のときに今回のツアーが発表され、「最後にツアーに出たい!」と思って、少し時期をずらしていただきました。
卒業後は少しゆっくりして、今までできていなかったことをしつつ、外の景色を見て、今後のことを決めるつもりです。今のところ、卒業後は芸能活動をする予定はありません。
1期生3人で「Already」を歌う
――「HKT48 LIVE TOUR 2022 ~Under the Spotlight~」ファイナルのことを
キャプテンというのは1回忘れて、いちメンバーとしてツアーを楽しんでみようと、自由に楽しませてもらいました。最後の思い出作りができました。
――1期生3人で歌う曲もありました
Not yetさんの「Already」を歌いました。もともと好きな曲だったので、同期で歌わせてもらいました。
3人でボイトレしているときにから泣きそうになりました。最近、卒業していくメンバーが多い中、しなもん(下野由貴)の涙腺がずっと緩んでいて、ずっと「寂しい」「歌えないと思う」「絶対泣いちゃう」って言っていたんですよ。
だから「私が頑張って歌わないと」という気持ちで、夜公演はしっかり笑顔で歌いました。
しなもんは入った頃は、もっとしっかりしていたんですよ。1期生が3人になってからは、末っ子みたいになっちゃって。(本村)碧唯がしっかりしてきたからですかね。ずっとしなもんを慰めていました。
HKT48の歴史を3~4分で振り返ることができた
――最後には松岡さんと(8月末に卒業する)神志那結衣さんへのサプライズで「今 君を想う」が披露されました
びっくりしました。私たち本当にテンパっちゃって。私たちにこの曲を隠すためだったのかと思って「ダブルアンコール?」と思わず口をすべらせちゃって。
――本村さんが「ダブルアンコールなんて言っちゃだめだよ」と指摘していましたね
あれがリアルな反応でした。みんなのファイナルなので、時間を割いてもらえると思っていなくて気を抜いていました。その1曲のために別日でリハーサルをしていたらしいんですよ。本当に知らなくてびっくりしました。
1期生としてHKT48の歴史を見てきたので、人数が増え、後輩が育っていく歴史をたった3~4分で感じてうれしくなりました。みんなに「ありがとう」という気持ちで聞いていました。
自分がいないHKT48を意識
――そして今後のコンサートの開催が発表されました(10月16日幕張メッセ、11月26日福岡市民会館・28日福岡サンパレス ホテル&ホール)
コンサート発表は、卒業が決まっていてもうれしかったですし、このツアーにも意味があった気になれて、みんなの自信にもつながったと思います。
そのときに、自分がいないHKT48を意識しました。卒業の実感は、まだあまり湧いていないんですが、こうして日付を出されると「あ、この日、私、いないんだな」と思うし、自分の知らないHKT48がそこにはあるんだなと思って、少し寂しくなりました。
自分が出ないHKT48を見たらどんな気持ちになるんだろう…。卒業したら見に行きたいですね。
――コロナ禍が続いている中でもコンサートができました
良かったです。声が出せなくてファンの方たちも不完全燃焼なところがあるだろうし、やるせない気持ちもお互いにありました。だけど、SNSでファンのみなさんが言葉にして伝えてくださるから、反応はしっかりと伝わっています。
「大人列車」では、すごく力強く手拍子で気持ちを伝えてくださったので、声は出せなくても一体感がすごく生まれて、「コンサートっていいな」と実感しました。
ツアーやコンサートは自分の中で特別です。ファンの方が「コンサートが楽しい」といつも言ってくださって、それがHKT48に入った意味の1つだと思っているので、卒業してコンサートができなくなるのはやっぱり寂しいですね。
ステージに出ながら昔のツアーのことを思い出しました。さっしー(指原莉乃)がいるとMCでどう話そうかと緊張していたけど、今は自然に話せるし、後輩たちにもアドバイスができるようになりました。本当に楽しい3時間でした。
(写真4枚)
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HKT48松岡菜摘・母の言葉「1人でも応援してくれる人がいるなら頑張りなさい」に奮起 に続く