2022年8月号

2022/08/05

初選抜記念ソロインタビュー NMB48前田令子 ゴージャスMVでばっちり目立ちます!

 NMB48が、ついに9月14日に27thシングルを発売します。3月27日の「NAMBATLLE2~愛~」のファン投票で選ばれた16人が、選抜メンバー。2018年7月のデビューから4年。第8位という結果で、悲願の初選抜をつかんだ前田令子さん(21)の登場です。
 「NAMBATLLE2~愛~」の結果発表時の思い出を振り返ってもらい、最近スタートした選抜メンバーとしての仕事、さらにはZepp Osaka Baysideでの夏のコンサート「NMB48 NAMBAZAAR 2022」についても、たっぷり語ってもらいました。

選抜仕事がいよいよスタート


 ――初選抜シングルの発売日が決まり、その仕事も始まっているかと

 はい、一昨日にMVを撮り終えました。それに、選抜メンバーで、8月7日のTIFと8日の六本木ヒルズアリーナでのSUMMER STATIONに出演させてもらうので、「私、本当に選抜になったんや~」って気持ちで、毎日過ごしてます(笑)。

 ――MVの撮影は?

 衣装も白とゴールド。これまでのシングルの中でも特別なシングル、特別な選抜メンバーといった感じが、現場の雰囲気に出てました。

 そんなMV撮影現場に、私がいるのが不思議でしたし、撮られた動画をチェックしたとき「私が踊ってる!」って、不思議な感覚でした(笑)。


 ――NMB48史上初の、ファンが選んだ選抜メンバー。だから、いつものシングルよりも気合の入った作品なのですね

 全員が「ファンの方々に推しが選抜入りして良かった」と思ってもらえる作品にと、めちゃめちゃ気合が入ってました。

 ――通常は、初選抜だと最後列の端っこが指定席ですが、8位の前田さんは真ん中の立ち位置です

 サビのダンスシーンでも2列目で、曲の早い段階で歌割りも回ってきたし、今まで見たことない景色で新鮮でした。

 ――初選抜メンバーとして、今後のライブや音楽番組でどこをアピールしたいですか

 とにかくカメラアピールを頑張りたいです! 一瞬でもカメラを向けられたら、しっかり目線を届けて、視聴者の方々に見つけてもらいたいです。

卒業もチラついたどん底


 ――さて、8位に選ばれた3月の「NAMBATTLE2~愛~」の前に、もう少し時計の針を戻したところから振り返りましょう。2019年にAKB48グループ新聞で「NMB48のシアターの女神」としてソロインタビューをしました。しかし、翌20年から約2年間もコロナ禍で、前田さんが最も活躍していた劇場公演に、満足に立てない日々が続きました

 本当に辛い2年間でした。歌って踊るというアイドル活動ができない。しかも、私はSNS発信が苦手な方だったので、グラフの線なら右下がりのどん底期間でした。

 中でも、一番心が折れたのは、1年前の25thシングル「シダレヤナギ」(21年6月16日)のときでした。選抜に入れず、次世代メンバー9人が任されたカップリング曲「落とし穴」の歌割り、その次の若手メンバー8人のカップリング曲「青いレモンの季節」にも選ばれなくて、「あ~っ、私はもう終わりなんや…」って絶望してました。

 そのころ、スタッフさんに相談したら「前田はまだ続けた方がいい。卒業を決めるのは、全てをやりきったと思ってからだよ」と励まされました。そうだ、私はまだもっと全力を出せる(余地)があるって、覚悟を決めた瞬間でした。


 ――どん底での卒業を踏みとどまって、年が明けての「NAMBATTLE2~愛~」だったわけですね

 まず、今年最初のブログに「今年は、今までで一番頑張る年」と宣言しました。近々、ファン投票での個人対決もあることを知って、「このチャンスを逃したら、私は二度と選抜に入れない。だから、本気なんです!」とも、ファンに伝えました。

 自分の行動でも本気を示していきたかったので、これまで得意じゃなかったSNSも、ツイッターではNMBの裏側動画も発信したりと、いろいろなことをやっていきました。


 ――速報発表と中間発表のころは?

 いきなりの速報9位は驚きました。「選抜とアンダーガールズのライン付近、頑張っても13、14位ぐらいかな」って思っていたので、ファンの方々の頑張りに、すごくうれしかったです。

 でも、中間発表は14位に下がりました。やっぱり選抜常連メンバーさんがランクアップしてきていて、危機感MAXでした(苦笑い)。でも、振り返ると、あの中間発表のおかげで、最後まで気を抜かずに完全燃焼できたんですよね。


元推し三田先輩への恩返し


 ――いよいよの開票イベント

 MCの陣内智則さんの「チームN」と「チームM」のが少し聞き取りづらくて、順位が発表されるたびに「えっ、どっち」って焦ってました(苦笑い)。

 やっぱりアンダーガールズセンターの15位が発表されるまではドキドキでした。その後も(選抜が確定していても)16位、15位と発表されていくたびに、「本当に私、入っているのかな…」って不安が増していっちゃったんです。

 ランクイン最初の1人目の、24位の投票数(黒田楓和=4,951票)が、私の中間発表(3,715票)よりも多かったので、「もしも、あの後ほとんど票が入っていなかったら、私は圏外…」って、めちゃめちゃ怖かったんです。

 どんどん呼ばれていって、ついに9位までの発表が終わったとき、耐えきれなくなって、(座席に)残っているメンバーを横目でちらっと見たんですよ。そうしたら、私と選抜常連メンバーが7人でいたんですよ。「これは、ワンチャンあるかな!」って胸が高鳴って、次の瞬間に8位で呼ばれました(笑)。


 ――壇上では呆然としているようにみえました

 もともと感情を表に出すのが苦手なのと、実際に名前を呼ばれたら、「ホンマに私が選抜なんかな」って戸惑ってました。しかも、私がファン時代からずっと憧れていた(卒業生の)三田麻央さんがMCとして、そばにいてくださっていて。「あぁ…、三田さんの前で、ついに選抜になれた」って思うと、もう頭の中はぐちゃぐちゃでした(苦笑い)。

 ――三田さんには何と?

 ステージが終わった後に、ひとこと「ようやった! ホンマにおめでとう!」って祝福してくれました! これまで、なかなかNMB48に貢献できていなくて、三田さんにも申し訳がなかったのですが、「やっとここまで成長できました。ありがとうございました」という気持ちになれました。

 ――歓喜の夜から4カ月以上たちました。心境の変化は?

 自分に自信がつきました。公演に対してのパフォーマンスもSNSの配信も、「もっと自信がないと選抜が務まらない」と、より目立つためにと、いろいろ考えて行動するようになりました。

(写真2枚)
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セクシー令子♡開眼! NMB48前田令子ソロインタビュー に続く

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