2022年3月号
2022/03/30
「逃げるは恥だが役に立つ」STU48中村舞初センター記念ソロインタビュー
STU48ドラフト3期生出身の中村舞さん(22)が、ついにSTU48のセンターに立ちます。4月13日発売の8thシングル「花は誰のもの?」で、先輩の瀧野由美子さん(24)と石田千穂さん(20)とともにトライアングルセンターを務めます。アイドル4年目で、グループの顔にまで成長した心境や、これまでの軌跡についてたっぷり語ってもらいました。
――初センターおめでとうございます
ありがとうございます。お祝いしていただいてうれしいです(照れ笑い)。
――ご家族とお祝いは?
発表された後も仕事がびっしり詰まっていて、特別どこかに出掛けたわけでは無かったんですけど、一緒に住んでいるお姉ちゃんが、いつもより良さげなお肉を買ってきてくれて、食べさせてくれました(笑)。本当にスーパーで売ってる中で、ちょっと脂の乗りがいいお肉ってやつです(笑)。おいしかったです。
――バレンタインデーのLINE LIVE生配信でのサプライズ選抜発表。最後のトリプルセンター発表の場面は、センター経験者の石田さん、瀧野さんが先に名前を呼ばれて、中村さんだけちょっと溜められた感じでした
本当に発表される日が、全く別の企画と言われて臨んでいたんです。そもそも、まだ7thシングルの(お話し会など)稼働もしているので、8枚目があるとは思えなかったんです。
たしかに撮影場所の空気感だけは少し違っていて、何かしらの発表はあるかなとは思いましたけど、全く予想外でした。
で、どんどん発表されていって、脳が追い付いていませんでした(苦笑い)。センター発表のときは、まさか3人いるとも知らなかったし、(最後の1人を溜められたときは)ドキドキで心臓に悪かったですよね(笑)。
――現場では涙が止まりませんでした
やっぱりすごくうれしかったです。ファンの方たちもずっと期待してくださっていたので、素直にうれしかったです。
――たしかに1年以上前から、ライブや公演でもフロントやセンターに立つことが多くなっていって、様になっていってました。時が来た、機は熟したというタイミングに感じます
そんな風に言っていただけるとうれしいです(照れ笑い)。
――期待していたファンたちは大喜びしていますか?
そうですね。ずっとお話し会に来てくださっている方々は、私が病みやすいというか、闇属性なので(苦笑い)。「よくここまで頑張ったね」って、涙ぐんで祝福してくださって。あらためて強く支えられている実感をしました。
身内みたいに喜んでくださるんです。本当にそれはうれしいです。
――中村さんは、本紙インタビューでも、1年目から苦労して辞めることを何度も考えたと明かされていたり、決して順風満帆ではなく、山あり谷ありの4年間でした
そんな私を見放さずに応援してくれました。何度もがっかりさせたり、ときには嫌な思いもさせたと思うんです。それでもずっと応援してくれていたので、もう、ただただ「ありがとうございます」という心境です。
――それだけ悩み葛藤した4年間でしたが、そのまま辞めずに続けてこられたのはなぜですか?
いったん、アイドルのことを一切何も考えずに、長い時間を過ごしてみるんです。そうすると「あっ、私はやっぱりアイドル好きだな」って思うときがきまして。
それともう1つは、やっぱりファンの方々の愛が強いんです。ずっと「舞ちゃん、舞ちゃん」って言い続けてくれていて。「待ってくれている人がいる」って感覚は、メンタルを復活させるには、すごく大きなことだと思ってます(ほほ笑み)。
――幼いころからアイドルに憧れて、なりたくてなった職業でした
自分で言うのもアレですが、何度もオーディションを受け続けて、STU48に入るまでも本当に長い道のりでした。だから、毎回「ここで辞めたら、こんなことで諦めたら、絶対に後悔するんだろうな」って思うんです。
それも私の中では大きいです。
――負けず嫌いな性格もありますか
実は、負けず嫌いの性格って、本当に疲れるんですよ~(苦笑い)。
――どんなアイドルでも、どんな人でも、全ての勝負に勝てるわけではありません。分かっていても、悔しさ募る…ですか?
以前までは、本当にあらゆることで負けたくないって気持ちが全力だったんですけど、最近は、変わりました。ちょっといろいろ解消されてきました。
STU48でも、いろんなメンバーがたくさんいて、それぞれに良いところ、魅力がいっぱいありますよね。お互いにそれを認め合ってもいるわけなので、何かに負けることがあっても「たしかに私には無い、素敵な部分があるもんね。そして私は私だ」って思えるようになったんですね(笑)。
――精神的にも余裕、懐の深さが持てるように成長された、良きタイミングでの初センターなのですね
たしかに、今までの私がいきなりセンターに立たせてもらったりしていたら、壊れていた気がします(笑)。いろんな経験を踏んだからこそ、今の私があるんだとは思えています。
――格好つけて「逃げるな、立ち向かえ」と言われがちですが、実は世の中では、ときには逃げることも大事な場面が、たびたびあります。まさに「逃げるは恥だが役に立つ」
私は「本当にダメだ」って思ったときは、いったん逃げて、SHOWROOM配信とかもお休みして、完全に頭の中を空っぽにするんです。それでもやっぱり、また頭に浮かんできたり、考え始めたりすると、あらためて「私はアイドルが好きなんだな」って、強く確認できるんですよね。
本当につらいときには、いったん離れてみるのもいいかと思います(笑)。私は、本当においしいごはんを食べて、誰かとどうでもいい話をしたり、好きな動画なんかをひたすら見たり、とんでもないほど長時間眠り続けたり。そうすると、何かスッキリするんですよね。
――ずっと順調な人は誰もいません。山あり谷ありで、泣き笑いの思い出がいっぱいの方が、ファンも推していて楽しいのかもしれません
私のファンは、結構疲れていると思うんですけど(苦笑い)。とにかく愛が深くて、本当にありがたいです。
(写真1枚)
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MVドラマ撮影で目覚めた演技への夢 STU48中村舞初センター記念ソロインタビュー に続く
姉と自宅でささやかなセンター祝い
――初センターおめでとうございます
ありがとうございます。お祝いしていただいてうれしいです(照れ笑い)。
――ご家族とお祝いは?
発表された後も仕事がびっしり詰まっていて、特別どこかに出掛けたわけでは無かったんですけど、一緒に住んでいるお姉ちゃんが、いつもより良さげなお肉を買ってきてくれて、食べさせてくれました(笑)。本当にスーパーで売ってる中で、ちょっと脂の乗りがいいお肉ってやつです(笑)。おいしかったです。
――バレンタインデーのLINE LIVE生配信でのサプライズ選抜発表。最後のトリプルセンター発表の場面は、センター経験者の石田さん、瀧野さんが先に名前を呼ばれて、中村さんだけちょっと溜められた感じでした
本当に発表される日が、全く別の企画と言われて臨んでいたんです。そもそも、まだ7thシングルの(お話し会など)稼働もしているので、8枚目があるとは思えなかったんです。
たしかに撮影場所の空気感だけは少し違っていて、何かしらの発表はあるかなとは思いましたけど、全く予想外でした。
で、どんどん発表されていって、脳が追い付いていませんでした(苦笑い)。センター発表のときは、まさか3人いるとも知らなかったし、(最後の1人を溜められたときは)ドキドキで心臓に悪かったですよね(笑)。
初センター発表にうれし涙
――現場では涙が止まりませんでした
やっぱりすごくうれしかったです。ファンの方たちもずっと期待してくださっていたので、素直にうれしかったです。
――たしかに1年以上前から、ライブや公演でもフロントやセンターに立つことが多くなっていって、様になっていってました。時が来た、機は熟したというタイミングに感じます
そんな風に言っていただけるとうれしいです(照れ笑い)。
――期待していたファンたちは大喜びしていますか?
そうですね。ずっとお話し会に来てくださっている方々は、私が病みやすいというか、闇属性なので(苦笑い)。「よくここまで頑張ったね」って、涙ぐんで祝福してくださって。あらためて強く支えられている実感をしました。
身内みたいに喜んでくださるんです。本当にそれはうれしいです。
――中村さんは、本紙インタビューでも、1年目から苦労して辞めることを何度も考えたと明かされていたり、決して順風満帆ではなく、山あり谷ありの4年間でした
そんな私を見放さずに応援してくれました。何度もがっかりさせたり、ときには嫌な思いもさせたと思うんです。それでもずっと応援してくれていたので、もう、ただただ「ありがとうございます」という心境です。
原動力はやっぱりアイドルが好き
――それだけ悩み葛藤した4年間でしたが、そのまま辞めずに続けてこられたのはなぜですか?
いったん、アイドルのことを一切何も考えずに、長い時間を過ごしてみるんです。そうすると「あっ、私はやっぱりアイドル好きだな」って思うときがきまして。
それともう1つは、やっぱりファンの方々の愛が強いんです。ずっと「舞ちゃん、舞ちゃん」って言い続けてくれていて。「待ってくれている人がいる」って感覚は、メンタルを復活させるには、すごく大きなことだと思ってます(ほほ笑み)。
――幼いころからアイドルに憧れて、なりたくてなった職業でした
自分で言うのもアレですが、何度もオーディションを受け続けて、STU48に入るまでも本当に長い道のりでした。だから、毎回「ここで辞めたら、こんなことで諦めたら、絶対に後悔するんだろうな」って思うんです。
それも私の中では大きいです。
――負けず嫌いな性格もありますか
実は、負けず嫌いの性格って、本当に疲れるんですよ~(苦笑い)。
――どんなアイドルでも、どんな人でも、全ての勝負に勝てるわけではありません。分かっていても、悔しさ募る…ですか?
以前までは、本当にあらゆることで負けたくないって気持ちが全力だったんですけど、最近は、変わりました。ちょっといろいろ解消されてきました。
STU48でも、いろんなメンバーがたくさんいて、それぞれに良いところ、魅力がいっぱいありますよね。お互いにそれを認め合ってもいるわけなので、何かに負けることがあっても「たしかに私には無い、素敵な部分があるもんね。そして私は私だ」って思えるようになったんですね(笑)。
心身ともに充実での初センター
――精神的にも余裕、懐の深さが持てるように成長された、良きタイミングでの初センターなのですね
たしかに、今までの私がいきなりセンターに立たせてもらったりしていたら、壊れていた気がします(笑)。いろんな経験を踏んだからこそ、今の私があるんだとは思えています。
――格好つけて「逃げるな、立ち向かえ」と言われがちですが、実は世の中では、ときには逃げることも大事な場面が、たびたびあります。まさに「逃げるは恥だが役に立つ」
私は「本当にダメだ」って思ったときは、いったん逃げて、SHOWROOM配信とかもお休みして、完全に頭の中を空っぽにするんです。それでもやっぱり、また頭に浮かんできたり、考え始めたりすると、あらためて「私はアイドルが好きなんだな」って、強く確認できるんですよね。
本当につらいときには、いったん離れてみるのもいいかと思います(笑)。私は、本当においしいごはんを食べて、誰かとどうでもいい話をしたり、好きな動画なんかをひたすら見たり、とんでもないほど長時間眠り続けたり。そうすると、何かスッキリするんですよね。
――ずっと順調な人は誰もいません。山あり谷ありで、泣き笑いの思い出がいっぱいの方が、ファンも推していて楽しいのかもしれません
私のファンは、結構疲れていると思うんですけど(苦笑い)。とにかく愛が深くて、本当にありがたいです。
(写真1枚)
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MVドラマ撮影で目覚めた演技への夢 STU48中村舞初センター記念ソロインタビュー に続く