2022年3月号
2022/03/26
過去を受け止めてこその今、SKE48を卒業・大場美奈インタビュー
SKE48の大場美奈さん(29)が4月1日から3日まで卒業コンサートを行います。Forty-Eight Times では大場さんのラストインタビューを敢行。AKB新聞だからこそのエピソードも交え、卒業ソロ曲「生まれ変わっても」について、SKE48の活動、後輩へ向けてのメッセージなど最後に語り尽くしてもらいました。
――卒業ソロ曲のミュージックビデオの撮影について
いろんな先輩方のMVをたくさん見て、研究しました。その中でも大島優子さんはメンバーとプリクラを撮ったり、ファンの方を驚かせたりしていた姿が、自然体で素敵でした。そこからインスピレーションが湧いてきました。
私もキメキメな感じよりナチュラルな姿を見てほしいし、名古屋をテーマにしてミュージックビデオを撮りたいと思いました。
今後、お仕事をご一緒したいヨーロッパ企画さん(※)に「卒業曲だけど、大好きなメンバーと一緒に撮影したい」「ファンのみなさんが12年間応援して良かったと泣けるMV」という2つをコンセプトを叶えていただきました。
(※京都を拠点に活動する劇団。「SKE48のバズらせます」などを担当)
――名古屋での生活の様子が映っていました
ファンの方には、実際に名古屋で生活していた姿は見せていなかったので、最後に「私はこうやって名古屋で8年も楽しく過ごしていたんだよ」って伝えたかったんです。
全部、実際に私の思い入れのあるところで撮影しました。私がいつも歩いたり自転車に乗っていた場所です。
大場美奈「生まれ変わっても」Music Video/2022.3.9 on sale SKE48 29th.Single c/w - YouTube
――歌詞を見て最初はどう思いましたか
アイドルをやりきって卒業発表したので、「後悔なんてない」という歌詞は、私の気持ちとリンクしていると思いました。
秋元先生から見た私って、東京から名古屋に行って、そこで元気にやっているというイメージなのかなって思います。
2番のサビに、「失敗も間違いも」ってあるんです。すごく昔のことだけど、私にとって過去の失敗を受け止めてこその今だから、忘れずに書いてくださることが、私にはうれしかったです。
秋元先生には「12年間ありがとうございました。いろいろありましたけど楽しかったです」と伝えました。「ここからがスタートなので頑張って」とお返事をいただきました。
――名古屋でよく立ち寄ったスポットは
栄近辺が私の生活圏内だったので、大須商店街へカラオケに行ったり、タピオカを買って劇場に行ったりもしました。栄のPARCOや劇場前のドン・キホーテに寄ってから劇場に行くこともしょっちゅうでした。
――実家から通うメンバーよりも詳しいかも?
そうなんです! 高柳明音ちゃんや古畑奈和ちゃんとご飯に行くときも、「○○を食べたいね」ってなったら、2人よりも私の方が栄のお店のことをよく知っていましたから。地方出身メンバーのほうが栄に詳しいし、名古屋を満喫して楽しんでいたかもしれませんね。
――卒業する今だから言える、お気に入りの店は?
アイドルだからと言って豪華なものを食べていたわけでもないし、普通に焼き鳥屋さんやチェーン店にも行ってましたよ。お店の名前は伏せますけど、PARCOの前の路地裏の牛タン屋さんがお気に入りです。数量限定のメニューがあって、開店と同時に席がいっぱいになっちゃうから、私も一人で並んだこともありました。
――レコーディングはうまくいきましたか
これは裏話ですが、元の音より少し変えています。レコーディングのときにディレクターの田中さん(※)が「みなるんの歌いやすい音程じゃない気がする」って変更してくれたんです。
(※初期からAKB48グループを担当しているレコーディング・ディレクターの田中博信さん)
――田中さんが立ち会ってくれるのは特別な場合だけとか
そうなんです! 今回は表題曲は担当しなかった田中さんが、わざわざ私の卒業曲のためだけに、担当してくれたんです。デビュー当時から私の声を良く知る田中さんだったからこそ、その場で瞬時に私に合った音程に変えてくれたんだと思っています。
――卒業発表がトレンド入りしました
以前アイドルを好きだった人たちが、私の卒業を知って「みなるんてまだアイドルしてたんだ、しかも30歳で卒業するんだ、懐かしいな」と思って昔を思い出してくれた人が結構いてくれたみたいです。私としてはそういう方たちにも最後の姿を見てほしいな、って思います。
SKE48 大場美奈卒業コンサート|SKE48 OFFICIAL WEB SITE|SKE48 Mobile
(写真3枚)
次ページ以降を含めて写真は合計10枚
(次ページからは有料会員限定記事となります。見出し紹介◆9期でもチーム4でも最後◆スタッフさんと納得するまで話し合う◆自分の思ったことをファンにぶつけたほうがいい)
自由にやることをファンが応援してくれた SKE48大場美奈卒業記念インタビュー に続く
名古屋をテーマにMVを撮りたい
――卒業ソロ曲のミュージックビデオの撮影について
いろんな先輩方のMVをたくさん見て、研究しました。その中でも大島優子さんはメンバーとプリクラを撮ったり、ファンの方を驚かせたりしていた姿が、自然体で素敵でした。そこからインスピレーションが湧いてきました。
私もキメキメな感じよりナチュラルな姿を見てほしいし、名古屋をテーマにしてミュージックビデオを撮りたいと思いました。
今後、お仕事をご一緒したいヨーロッパ企画さん(※)に「卒業曲だけど、大好きなメンバーと一緒に撮影したい」「ファンのみなさんが12年間応援して良かったと泣けるMV」という2つをコンセプトを叶えていただきました。
(※京都を拠点に活動する劇団。「SKE48のバズらせます」などを担当)
――名古屋での生活の様子が映っていました
ファンの方には、実際に名古屋で生活していた姿は見せていなかったので、最後に「私はこうやって名古屋で8年も楽しく過ごしていたんだよ」って伝えたかったんです。
全部、実際に私の思い入れのあるところで撮影しました。私がいつも歩いたり自転車に乗っていた場所です。
大場美奈「生まれ変わっても」Music Video/2022.3.9 on sale SKE48 29th.Single c/w - YouTube
アイドルをやりきって「後悔なんてない」
――歌詞を見て最初はどう思いましたか
アイドルをやりきって卒業発表したので、「後悔なんてない」という歌詞は、私の気持ちとリンクしていると思いました。
秋元先生から見た私って、東京から名古屋に行って、そこで元気にやっているというイメージなのかなって思います。
2番のサビに、「失敗も間違いも」ってあるんです。すごく昔のことだけど、私にとって過去の失敗を受け止めてこその今だから、忘れずに書いてくださることが、私にはうれしかったです。
秋元先生には「12年間ありがとうございました。いろいろありましたけど楽しかったです」と伝えました。「ここからがスタートなので頑張って」とお返事をいただきました。
栄に詳しいみなるん
――名古屋でよく立ち寄ったスポットは
栄近辺が私の生活圏内だったので、大須商店街へカラオケに行ったり、タピオカを買って劇場に行ったりもしました。栄のPARCOや劇場前のドン・キホーテに寄ってから劇場に行くこともしょっちゅうでした。
――実家から通うメンバーよりも詳しいかも?
そうなんです! 高柳明音ちゃんや古畑奈和ちゃんとご飯に行くときも、「○○を食べたいね」ってなったら、2人よりも私の方が栄のお店のことをよく知っていましたから。地方出身メンバーのほうが栄に詳しいし、名古屋を満喫して楽しんでいたかもしれませんね。
――卒業する今だから言える、お気に入りの店は?
アイドルだからと言って豪華なものを食べていたわけでもないし、普通に焼き鳥屋さんやチェーン店にも行ってましたよ。お店の名前は伏せますけど、PARCOの前の路地裏の牛タン屋さんがお気に入りです。数量限定のメニューがあって、開店と同時に席がいっぱいになっちゃうから、私も一人で並んだこともありました。
最後のレコーディングエピソード
――レコーディングはうまくいきましたか
これは裏話ですが、元の音より少し変えています。レコーディングのときにディレクターの田中さん(※)が「みなるんの歌いやすい音程じゃない気がする」って変更してくれたんです。
(※初期からAKB48グループを担当しているレコーディング・ディレクターの田中博信さん)
――田中さんが立ち会ってくれるのは特別な場合だけとか
そうなんです! 今回は表題曲は担当しなかった田中さんが、わざわざ私の卒業曲のためだけに、担当してくれたんです。デビュー当時から私の声を良く知る田中さんだったからこそ、その場で瞬時に私に合った音程に変えてくれたんだと思っています。
――卒業発表がトレンド入りしました
以前アイドルを好きだった人たちが、私の卒業を知って「みなるんてまだアイドルしてたんだ、しかも30歳で卒業するんだ、懐かしいな」と思って昔を思い出してくれた人が結構いてくれたみたいです。私としてはそういう方たちにも最後の姿を見てほしいな、って思います。
SKE48 大場美奈卒業コンサート|SKE48 OFFICIAL WEB SITE|SKE48 Mobile
(写真3枚)
次ページ以降を含めて写真は合計10枚
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自由にやることをファンが応援してくれた SKE48大場美奈卒業記念インタビュー に続く