★2022年1月号

2022/01/09

HKT48上野遥卒業記念インタビュー「私にしか歩めなかった道」があった

 HKT48劇場公演に1000回以上出演し、後輩だけでなく先輩からも「はるたん先生」と頼りにされていた上野遥さん(22)が1月末で卒業します。本紙ではラストインタビューを敢行。大いに語ってもらいました。

5期生の教育係に任命され…


 ――卒業を考え始めたのは?

 2年前です。同期メンバーの多くが卒業していった時期でした。後々スタッフさんから「あのときのはるたんは寂しそうだった。元気がなかった」と言われました。実際に悩んでたんです。

 卒業後に何をしようかと悩みは続いていましたが、5期生の加入とともに教育係を任命されました。怒るのは疲れるし大変だったけど、未来のHKT48のために役に立てることがうれしかった。後輩のためにと思って、卒業のことは忘れていました。

 後輩を見守ってきて、その成長を感じれば感じるほど、心配が無くなり、自分のことを考える時間が増えました。

 20歳を超えると卒業のタイミングが難しいですよね。きっかけって大事です。もしも、大学に4年間行っていたら社会人になる歳なので、自分は何が好きかをあらためて考えて、次の目標を決めるようになりました。

 ただ、決断は難しくて、「ここで大丈夫かな? タイミング合ってるかな?」って考えました。

 私、本当にHKT48のことが好きだから、このタイミングを逃すと一生居続けちゃうなと思って。それはそれでファンの方やスタッフさんは「一生いていいよ」って言ってくれるんですけど(笑)、将来もあるので、そこは腹をくくりました。


 ――発表のタイミングは

 10周年、アルバムの発売があり、なかなかいいタイミングが見つからない中で、「年内に卒業発表をしたい」と相談していました。だって、年明けすぐに推しメンの卒業発表ってめっちゃ嫌じゃないですか。それは避けたかったんです。

 ――同時期に先に卒業発表をした村重杏奈さん、清水梨央さん、上島楓さんとは相談は?

 「どんな気持ちだった? 文章とか考えてるの?」って、自分の卒業がばれないようにこっそりアドバイスを頂きました(笑)。

 実際にうまく発表できたと思います。私は話すと長くなるから、スタッフさんと直前まで話し合いながら簡潔に、でも、目的をちゃんと言おうと、打ち合わせしてメモにして覚えて言いました。


劇場公演にこだわった理由


 ――劇場公演にこだわった理由は?

 逆にそこにしかこだわるところが見つけられなかったってことなんです。

 個性が強い同期の中で何をしたらいいのか分からなくて、キャラや方向性とかいろいろ試してみました。失敗することもあったけど、結果的に行きついたのが「劇場公演を極める」という道だったんです。そこの1番を目指そうとこだわり始めました。


 ――こだわって良かったですか?

 良かったです! それがなかったら次の進路もなかったでしょうし、HKT48のメンバーの中で、絶対に私にしか歩めなかった道だったと思うので大満足しています。

 選抜に落ちても、うれしくないことを言われてもやっぱりHKT48が好きなんですよね。歌って踊ることも好き、活動も好き、メンバーも好きで、ファンの方も大好きだから、私は続けてこられました。


 ――HKT48メンバーとしての思い出は

 ライブをやってて「みんなの気持ちが1つだな」と分かる瞬間があるんですよ。そういう瞬間が忘れられないです。あとは、楽屋で他愛のない話で笑い合ったりとか、ホテルで寝ずに朝まで話したこともいい思い出です。

「Chain of love」センターの後継者は?


 ――HKT48のドキュメンタリー映画の主題歌「Chain of love」でセンターになりました

 びっくりしました。選抜にも入ったことないし、センターでいいんだろうかって。楽曲のメンバーに入ったって聞いただけでめちゃくちゃうれしかったのに「え? センター?」って。

 センターになっても変わらずに頑張ろうって思いました。それは指原さんからも言われました。「変わらず、今以上にファンの方を大事にして頑張れば大丈夫だから」って声をかけていただきました。

 自分らしくできたと思います。ファンの方はめっちゃ喜んでくれました。これがきっかけで知ってくださる方がすごく多くて、形として残るのはうれしいです。


 ――卒業後は誰が歌うといいでしょう?

 おしゃべり会でもすごく言われます(笑)。あいさつより先に言われます(笑)。私たち以上にファンの方が楽曲を大切にしてくださっていて、「次は上島楓だろう」と言われてましたが、まさかの先に卒業…。これは6期生に期待するしかないですね(笑)。1回、6期生が入ったらレッスン場に行かせてほしいです(笑)。それで「(センターを)お願いしていいですか?」って言ってみたいです。

卒業後は誰かの力になるお仕事を


 ――卒業後については

 HKT48上野遥として活動したからこそ見つけた将来です。ふわっと言うと、自分のやってきたことを生かしつつ、誰かの力になるお仕事です。ファンの方はたぶん「はるたんらしいな」って思うはずです。

 ――現メンバーに残す言葉を

 この場をお借りして言うと、「もっともっと人に頼ってほしい」ってことです。

 分からないことは、できるメンバーに頼っていいと思います。頼れば助けてくれます。普段は話さないメンバーと会話するだけで印象が変わったり、考えを知るだけでも前向きに進めることがたくさんあったので、いろんなメンバーと話してほしいです。


 ――ファンに向けて

 王道ではなかったし、悲しませたこともあったのかもしれないけど、「私たちにしか見られない景色がたくさんあったよね」って言いたいです。

 私も自分の道に自信を持ってるし、ファンの方も私を推していて心から良かった、いい時間だったと思ってくれてたらなって思います。

 あとは選抜になかなか入れなかった時期を一緒に乗り越え、助けられたことが多かったです。感謝していますし、残りの時間でもっと感謝を伝えていきたいです。


(写真1枚)
(アザーカット6枚は有料会員限定)

HKT48上野遥から6期生オーディション挑戦者たちへ も公開中。

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