★2021年11月号

2021/11/05

SKE48山内鈴蘭&松本慈子 らんらん卒業記念対談(1) SKEに残したプロ意識

 10月7日Zepp Nagoyaで卒業を発表したSKE48チームS山内鈴蘭さん(26)。AKB新聞電子版「Forty-Eight Times」では、11月30日の卒業前にチームSリーダー・松本慈子さん(21)との対談が実現しました。

アイドルの醍醐味は歌って踊ること


 ――約12年間のアイドル人生を振り返ってみて

 山内 歌って踊ってるときが一番楽しかった。それこそがアイドルの醍醐味なんです。卒業して一番寂しいのは、ステージに立てなくなることなんですよ。「アイドル人生は楽しかった」って心から言えます。

 ――山内さんにとってSKE48とは

 山内 私にとっては、どれだけ仲間が大切かを教えてくれたグループです。

 1人だけじゃ何もできなくて、仲間がいるとできることがいっぱいあって、人に支えられて生きてるんだなって、強く実感できました。SKE48は、私にそのことを教えてくれました。

 私は基本、自由奔放な性格。でも、メンバーみんなが、まじめでいい子だったから、そんな子たちに私が迷惑をかけちゃいけないと思うようになっていったんですね。

チームS Zeppコンサートの影にらんらんの喝


 ――7月の大阪Zepp公演では、所属のチームSがいい形になりました

 松本 昇格した9期生も加わって、初めてチーム全員でステージに立ちました。コロナ禍で会う機会も少なかったのに、会うたびにみんなが私の言うことを素直に受け止めてくれて、本当に学校のクラスみたいに自然に1つにまとまりました。

 山内 全員がコミュニケーションを取るようになったよね。ただ、Zepp Nagoyaの延期前の全体リハーサルのときは、私は「この程度でいいの?」とがっかりしていたんだよ。あのときは、ちかちゃんが舞台出演で参加していなかったんだよね。

 リハを終えたときに「今日のリハ映像を見て、自分のことと、周りの人がどのぐらい踊ってるか、今の現状をしっかりと見て感じて」って話したんです。そうしたら、誰一人欠けることなくLINEで思いを送ってきてくれたの。うれしかったなぁ。

 「あと5センチ10センチ手が伸ばせた」とか、「きれいに踊ってるつもりだったけど、自分で思ってるだけだった」とか。全員が、チームSの中で、自分自身をどう生かすかを考えてくれるようになった。

 松本 らんさんが、みんなに喝を入れてくれたことは聞いてました。その次のリハの映像をチェックしたら、本番かと思うぐらいに、全員が本気で踊っていて、メンバーが楽しそうで。不参加だった私も、その映像をひたすら見て自主練してました。

 山内 もう私は安心して卒業できるよ。みんなに向上心が芽生えたし、今回のZeppでユニット曲でも、それぞれの個性を生かせるようにと、ちかちゃんが一生懸命考えてくれた。よりみんなを輝かせてくれたもん。

 松本 今回ユニット分けは、らんさんのおかげで生まれた発想なんです。一緒にご飯に行ったときに、「AKB時代にはこういう風に任せてもらったんだよね」って、うれしそうに思い出話を聞かせてくれたので、同じことをSKEでもやってみようって思えたんです。

 まだまだ埋もれている才能もたくさんあるので、今後もメンバーみんなの意見を取り入れていきます。

らんさんが教えたプロ意識


 ――山内さんがSKE48に残してくれたものは

 松本 高いプロ意識です。らんさんは、AKB時代から学んだことをみんなに教えてくれました。「こうしたらもっと良くなるんじゃない?」って、自分だけのものにせずに、全てを伝えてくれました。メンバーが緩んでいるときにはピシッと声をかけてくれて、誰よりもダンスや歌の練習してるらんさんの姿に、後輩も「やらなきゃ」と思ったんです。

 先頭に立ってみんなを導いてくれるし、後ろからも押し出してくれる先輩でした。

 山内 こんなに褒められることがないから照れちゃ~う(笑)。

 私が在籍していたころのAKB48は、AKB自体が世の中に広く知られていく時期で、元祖神7もいて、追いかけたい背中が明確だったの。厳しいことをよく言われながらも、追い抜きたいとのエネルギーに満ち溢れてた。

 今は、当時とは違って、SNSや、ライブ配信と、自己プロデュースができるツールがいっぱいある。ただ、その分、1つ1つの仕事が分散されて「1回1回が勝負!」っていう意識が薄まっている面もあるんだよね。

 ただ、身内同士だと、自然と褒め合うことが少なくなって、厳しめのことを言いがちになるよね。それだけだと人間って、どうしても気持ちが盛り上がりづらい。だから、私は応援し続けてくれるファンの皆さんのように、自己肯定感を上げられるように、みんなのいいところをとにかく褒めるように心がけていたんですよ。

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(2) 2人をつなげてくれたのはファン に続く

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