2021年6月号
2021/06/30
SKE48野島樺乃卒業記念ソロインタビュー(1) 「はじまりの唄」は感情を込められる大切な曲
SKE48チームSの野島樺乃さん(19)が6月30日に卒業します。同日には、「第3回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」ファイナリストLIVE出演メンバー「Nona Diamonds」による楽曲「はじまりの唄」もリリースされます。「Forty-Eight Times」6月号では、野島さんに「はじまりの唄」のこと、卒業に向けて今の心境、そして卒業後の「&」(アンド)について語っていただきました。――Nona Diamonds「はじまりの唄」が30日にリリースされます
「はじまりの唄」はゴスペラーズの黒沢薫さんがプロデュースして、私たちのために書いてくださったので、感情を込められる大切な曲です。ミュージックビデオ(以下MV)が10万回以上再生されていてうれしいです。コメント欄を見ていても反響が大きく、良い意味で「俺が知ってるAKB48を超えてきた」「新しい一面が見えた」といった内容が多かったです。また海外の方からのコメントも見受けられて、すごくうれしくなりました。
――ソロで歌うパートについては
ワンコーラス目で岡田奈々さんが「このフレーズをキミに」と歌って、そのメロディを私が受け取って2人でハーモニーを奏でるパートがあるんです。そこがめちゃくちゃお気に入りです! MVでも2画面で、メロディを送り合うように作っていただきました。
今回はNona Diamonds 9人で1つの曲を楽器のように奏でるハーモニーが素敵だなと思ったし、サビのパートもソロで任せていただいている部分があるので、黒沢さんからもレコーディングでいろいろとご指導いただきながら練習しました。
――レコーディングはどうでしたか?
レコーディングはファイナリストライブで披露した後だったので、苦戦することはなくやりやすかったです。でも、初披露の前にみんなで練習したときには、黒沢さんからたくさんアドバイスをいただきました。
2番のソロパートで「こんな風に きっと 笑いたかったんだ」っていう部分があるんです。歌詞はすごく分かりやすいけれど、「演技するように気持ちや感情をこめて、歌声に色を乗せてほしい。語尾に泣きが欲しい」とアドバイスをもらったんです。
それを理解して整理するまでに時間がかかりました。そこに苦戦したんですけど、出来たときに黒沢さんが、「今の良かったよ～」と言ってくれたのがすごくうれしかったです。
――レコーディングの様子は?
一人ひとりがそれぞれブースに入って、レコーディングの1番目が(STU48の池田)裕楽ちゃんだったので緊張していました。それにつられてみんなも緊張をしたんですが、黒沢さんがお父さんのように言葉をかけてくださって、気づいたら緊張が消えていました。リラックスしてやりやすい環境でレコーディングができました。
――ファンの反応は?
私のファンの方は、ジャケット写真のメイクや衣装がシンプルで、アイドルっぽくなかったじゃないですか。それを見て「新鮮だね」「モデルさんみたい」と褒めてくれました。
――どこに注目してほしいですか?
黒沢さんの歌詞に私自身もすごく共感していますが、きっと若い人たちにも共感できる歌詞です。この曲を街で聞いて、「この曲を歌っているのは誰だろう?」と調べたときに、「AKB48グループなんだ! アイドルが歌っているんだ!」と気づくようなアーティストとして全国に広まったらいいなと思います。
(写真6枚 ⑤Nona Diamonds⑥Nona Diamonds「はじまりの唄」ジャケット写真)
Nona Diamonds KING RECORDS OFFICIAL SITE
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(2) 卒業後を示せた理想の卒業発表でした に続く
