2021年6月号

2021/06/16

NMB48石田優美「シダレヤナギ」選抜記念ソロインタビュー(1) NAMBAを裏を支えるリーダーゆうみん

 6月16日にNMB48の25枚目シングル「シダレヤナギ」がリリースされました。Forty-Eight Times6月号では、発売を記念して通算3回目の選抜入りを果たした2期生の石田優美さん(22)そのソロインタビューを敢行しました。昨年11月18日の前作「恋なんかNo thank you!」で、「Must be now」以来5年ぶり、11作ぶりに選抜復帰を果たしていましたが、今作で初の連続選抜。1期生白間美瑠さん(23)の卒業後はキャリア最長となり、日増しに存在感が高まるゆうみんに、いろんな話を聞きました。

5年ぶりの待ってました!


 ――石田さんにとっての選抜の思い出というと

 やっぱり、まずは初選抜です。5年前の「Must be now」はたった9人の選抜だったので、まさか私が入れるとは思っていなかったんです。「ダンス好き」とは言っていたけれど、それまではなかなかダンス選抜にも選ばれていなかったので、表題曲のダンス選抜で選んで頂けたことは、本当にうれしかったんです。

 ――前作で11作ぶりに選抜復帰したときの心境は?

 「待ってました!」って感じでした。「Must be now」以降は、ずっと選ばれずに、一度は諦めて卒業しようと思った時期もあったんですよ。

 でも、18年夏に(山本)彩さんが卒業発表をしてから、気持ちが変わりました。そのときに「このままじゃヤバいな」って、彩さんが抜けた後のNMB48が心配になったので、自分の卒業を撤回しました。

 19年からチームNの副キャプテンを任せていただいて、そこからは後輩や皆にNMB48として大事なことを伝えるようになりました。

 そして、ありがたいことに「恋なんかNo thank you!」で選抜復帰までさせていただいて、何よりも私を応援し続けてきてくれたファンの方々に喜んでもらえて、うれしかったです。

 でも…、うれしい反面、「次の選抜にも選ばれるのかな」って、昨年末から今年前半は内心は不安でした。「次にも選ばれないと意味がないぞ」って。


端っこでも目立つ存在感


 ――久々の選抜復帰の前作での思い出は?

 本当は、もっといろいろやりたかったです。コロナ禍だったので、音楽番組の出演も1回だけで、ファンの方には「端っこでも目立ってたよ」って言っていただけたのですが、自分としてはもうちょっと何かできなかったかと悔いもありました。

 ――今回の「シダレヤナギ」で、無事に連続で選抜に選ばれました

 今までは、選抜の決定はメールで知ることも多かったんです。でも、今回は、私はたまたま白間美瑠さんのプロデュース公演を観に行ってたら、そこで発表が始まって。もう、緊張でしたよ~。すぐに五十音順だって分かって、安部若菜の次に呼ばれて「よっしゃー!」ってなりました(笑)。

 ――このタイミングで選抜復帰した理由は自己分析されていますか

 私は、ご存じのように、メンバーたちに「メッチャ厳しい」と思われてるんです。アカンことはアカンと言ってきているので。もちろん褒めるときは褒めています。

 私は、外でのソロ仕事があるわけではないので、グループのことを裏で支えるようにしていました。そういうところをスタッフさんたちが見ていてくれたのかなって。


後輩の教育係に


 ――Forty-Eight Timesでも、若手メンバーを取材すると、必ずといっていいほど石田さんのことが話題になります。「注意してもらって、意識が変われた」とか「厳しい中で褒めてもらったことで、自信がつきました」など。昔、元AKB48のリーダー高橋みなみさんが「厳しく注意するためには、嫌われる勇気がいる」と言っていました

 後輩たちが、取材とかで私の名前を出してくれるのは、素直にうれしいです(照れ笑い)。

 アイドルの活動って、裏でもちゃんとしていていないと、いざという表のときに恥をかいちゃうものなんです。そして、それはグループやチームの連帯責任にまでなってしまう。

 そういう礼儀やマナー、最低限のルールって、1期生がいなくなってきた中、自分が言わなきゃいけない立場になってきたんです。だから、私も嫌われる覚悟を持つようにしましたし、そこまでしてきたことが、後輩たちにも伝わってきているのかなって思えて…、はい、正直、うれしいです。


(写真4枚 ④は「シダレヤナギ」選抜メンバー)
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(2) 2期生ゆうみんが新生NMB48を引っ張る に続く

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