2021年6月号

2021/06/07

NMB48白間美瑠ラストソロインタビュー(1) 白間美瑠ストーリーはいよいよクライマックスへ

 NMB48最後の1期生、白間美瑠さん(23)が、Forty-EightTimesのラストソロインタビューに応じてくれました。大阪府が新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言下のため、5月29日に開催予定だった卒業コンサートは延期に。それでも「しっかり感謝をお届けしたいので、今回は延期をさせていただきました。よし! NMB48で私ができることをもっとやり尽くす!」と、白間さんらしく前向きにコメントされました。ラストセンターシングル「シダレヤナギ」も16日に発売。フィナーレへカウントダウン中の、みるるんの思いを、ぜひ熟読してください。

気合・根性・感謝!


 ――卒業発表されてからどんなことをされていましたか?

 卒業に向けてプロデュース公演の会議や卒コンのリハーサル、シングルのプロモーションと、旅立つ前にNMBに残していくようなお仕事の毎日です。

 ――4月19日から幕を開いた白間美瑠プロデュース「大阪魂、捨てたらあかん」公演では、どのようなことを伝えたかったのですか?

 テーマは気合・根性・感謝です! NMB48は、初期の頃は泥臭くて、みんなが仲間を意識し合ってメラメラしていました。対決するバトルイベントも多かったんです。「誰にも負けへんぞ!」っていう根性が、NMB48の良さでした。でも、若い後輩がいっぱい増えて、時代も変わって、そういう雰囲気が少なくなってきてて。

 もちろん、新しいNMB48になってきているからこそ、女性ファンが増えたり、かわいさのレベルはどんどん上がってきたりしてます。ただ、もう昔ながらのNMB48を知ってるのは私だけなので、最後にそういう部分を今一度残していこう。みんなに感じてもらおうと、セットリストも考えました。


 ――とてもハードな体力を使う公演です

 私は、気合と根性だけは誰にも負けずにやってきたと思っているので、伝えられるのもそこ。前髪をぐっちゃぐちゃにして汗をかいて、毎公演で自分の限界を超える、自分との戦い、泥臭い公演を狙って作りました。

 ――でも、出演メンバーたちは、すごく楽しそうです

 そうなんですよ! 私も出てみたら、「もう一生出たくない」って思ったくらいしんどかったです(笑)。でも、メンバーたちがやり終えて「めっちゃしんどかったですけど、めっちゃ楽しいです! やりがいハンパない!」と言ってくれて、すごくうれしかったです。終わった後のメンバーの顔がキラキラしていて、「これだ!」って。

愛しさ増すばかりの難波愛


 ――いよいよ卒業が迫ってきた今の心境は?

 NMB48愛がもっと深くなってきて、一人一人のメンバーとちゃんと向き合って話す時間も増えたので、寂しい気持ちが増してきてます。これまでの私は「かっこいい背中を見せないと」と思ってやってきてはいたけど、言葉で後輩に伝えることが少なかったんです。

 でも、2月のNAMBATTLEを通してチームキャプテンになって、言葉を交わすようになって、1つ1つの言葉で後輩たちが次の日にはガラッと変わって成長してくれる姿を見て、「言葉って大事だな」と思うようになりました。メンバーともより仲良くなれました。


 ――延期されている卒業コンサートでは、どんなことを披露したいのですか?

 NMB48でもAKB48でも、私が参加させていただいた曲がめちゃくちゃあるので、セットリストも盛りだくさんになりすぎ(笑)。

 初期の頃は、ダンスがダメダメで、毎日泣いていて、お姉さんメンバーに鍛えてもらっていた子が、ここまで成長できたよと、応援してくださっているみなさんに伝えたいです。

 同期の卒業生たちにも「みるはたくましくなったな」と思ってもらえるような、そして、NMB48の歴史をしっかり見せられるようなライブにしたいです。ブロックごとに、エモいところだったり、おもしろい部分だったり、未来の道を進む自分の姿を見せられるようなブロックだったり、感情がジェットコースターになってもらえるようなライブにしたいです。

 NMB48を最初から支えてきた1期生の幕を、私が閉じます。そこもきれいに見せられたらなと思います。


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(2) アイドルみるるんを支えた父の存在 に続く

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