2021年5月号

2021/05/14

SKE48松井珠理奈ラストメッセージ(1) 帰る居場所があるうれしさ

 SKE48最後の1期生、松井珠理奈さん(24)がSKE48を卒業しました。「Forty-Eight Times」では松井珠理奈ラストインタビューが実現しました。ここでは、SKE48での活動を振り返ったラストメッセージをお届けします。

 ――SKE48に加入できて良かったことは

 いっぱいありますけど、私をきっかけにSKE48を好きになったという人がいたり、「引きこもりだったけど珠理奈に会うために握手会で外に出たよ」と言ってくださった方がいたことです。私が活動することで、人に影響を与えていた、その人たちの人生を変えることができたと分かった瞬間が、すごくうれしかったです。

 楽しいからやっているだけではなく、暗い人を明るくさせることができるんだなと思ったときに、SKE48に入って良かったなと思ったし、アイドルをしてて良かったなと思いました。


 ――思うように活動できない時期もありました

 同期の卒業が一番つらかったです。同じスタートを切ったメンバーが、どんどん卒業してしまう。私よりも年上だから仕方ないけれど、それぞれ夢に向かって進んでいく姿がきれいにも見えるし、切なくも見えました。そういう瞬間が一番つらかったです。

 その次は、病気になったときでした。肺炎は2回、入院もしましたし、精神的な面で疲れて休養させてもらったこともありました。そんなときには「本当にSKE48に戻れるのかな」って考えちゃうから、つらかったですね。


 ――どうやって克服したのですか?

 私が欠席したライブで、ファンの方が珠理奈コールをしてくれたり、メンバーが「珠理奈さんの分も頑張ります」って言ってくれた動画が、スタッフさんから送られてきて、それを見たときに「私にはまだ帰る居場所があるんだな」と思えました。

 やっぱり誰かの声。1人でもそういう人がいれば、立ち上がれるんじゃないかなと思いますね。傷つくことがあったら、誰かが声をかけてあげてほしいです。これからも、いろんなメンバーが悩んだりするはずです。ファンの方たちもトーク会などで声をかけてあげてほしいなと思います。


 ――「アイドルとは生き様」と言われていました。では、珠理奈さんにとってのSKE48とは?

(2) 松井珠理奈にとってSKE48とは に続く

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(写真5枚 劇場最終公演より)
次ページ以降を含めて写真は合計12枚

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