2021年4月号

2021/04/06

HKT48森保まどか卒業記念・松岡菜摘と「なつまど」ラスト対談(1) 永遠の名コンビの㊙エピソード満載 涙なしには読めません

 HKT48森保まどかさん(23)が、3月6日の福岡・西日本シティ銀行 HKT48劇場での「博多なないろ」公演で、卒業を発表しました。まだ活動終了日は発表されていませんが、在籍するのも、もう残りわずか。そこでAKB48 Group新聞電子版「Forty-Eight Times」4月号では、卒業記念に、森保さんの盟友・松岡菜摘さん(24)との「なつまど」対談を行いました。

 2人だけの思い出、2人にしか分からない感情、そして、今まで相手に伝えられなかった本音までもが明かされました。なつまどファンだけでなく、HKT48ファン、そして全48グループファンとメンバーが必読の内容となりました。

全てやり切っての卒業


 ――まず、卒業を決意した時期と経緯は?

 森保 実は、卒業は何度も意識していたんです。14歳のとき、9年半前に加入したときから「とりあえず3年間やってみよう」と始めて、2年半がたったときに精神的にも肉体的にも辛かったので、もう卒業しようと意識したことがありました。

 その次は、卒業をせずに20歳のころ(18年)に、脚をケガしてステージに立てなくなって、再び卒業を深く考えていました。そして1年前にピアノアルバム「私の中の私」を発売できたときに、「もうアイドルとしてやり切ったな」って思えて、卒業を決心しました。

 ――コロナ禍で1年伸びたような感じだったのですね。なぜ、ここまで続けられたのですか?

 森保 何よりもメンバーの支えが大きかったです。ちょうど、同じようにケガをしていたメンバーが何人かいたんですが、そんな私たちにみんながケアしてくれていたんです。

 ある日には、レッスン場での1人でリハビリ中に落ち込んで泣いてしまっていたら、他の部屋のメンバーたちが気づいてくれて、みんなで励ましてくれました。ほかのメンバーの復帰を目指して頑張る姿にも、「私だけ諦めるわけにはいかないな」って刺激をもらっていました。

 だから、完全にやりきったと満足できた今回は、悲しさも惜しい気持ちもなく、ファンの方々には「すっきりと決意できていた表情だね」って言ってもらいました。

恥ずかしかった同期への事前報告


 ――事前に誰かには?

 森保 何だか報告するのは恥ずかしかったんですけど、1期生のグループLINEには、発表1週間前に伝えさせていただきました。みんなは「さみしい、悲しい」って言ってくれました。

 松岡 だから、公演をDMM配信で見守っていました。私は前から予感はしていたんです。というのも、コロナ流行の少し前の19年の年末に2人だけでごはんに行ったことがあったんです。そのときに将来の話をしている中で、直接的表現じゃなかったけど「もうまどちゃんは近いな」って感じる会話だったんですね。

 私としては、できるだけ長くいてほしかったので、あれから1年以上か…。すごくさみしいけれど、ついにそのときが来たってことか…って(自分を納得させるようにして)発表を見守ってました。

 何か、家族と離れるみたいな感じなんです。ずっと一緒にいた期間が長い分、普通の卒業とは違うんです。

この同期だから続けてこられた


 ――HKT48の1期生は現所属で7人。ほかの48グループの1期生よりも、長く多く残っています。やはり仲の良さ、居心地の良さでしたか?

 森保 はい、このメンバーじゃなかったらここまで私は続けられていなかったと思います。

 松岡 いつでも楽屋が楽しいんですよね。辛いときは、もちろん家では落ち込んだりするんですけど、みんなといるときは明るく楽しくいられたんですよ。

 ――卒業までの残りわずかでやっておきたいことは?

 森保 いろいろと計画もしています。やりたいことは全部かないそうなので、皆さんも待っていてくれたらうれしいです。

 ――卒業公演では?

 森保 私自身がすごく泣いちゃうと思う(笑)。縁が深かったメンバーとは、たくさん一緒に歌って踊って、思い出をたくさん作って終えたいです。

(写真4枚 ①~③森保まどか)

【掲載期間:2021年5月4日まで】

(続く)

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