NMB48

2025/12/26

NMB48川上千尋写真集『永遠未遂』囲み会見「バックスクリーンにホームラン3連発の本」

2025年12月26日にNMB48を卒業する川上千尋(27)のファースト写真集『永遠未遂』(徳間書店)の発売記念囲み会見が11月1日に行われた。卒業を控えた心境も含めてリポートする。会見を迎えるにあたり、記者らが音声レコーダーを置く様子を見て「プロ野球選手の会見みたい」と小声で言うところから始まった。卒業コンサートを終えた今、発言を振り返ってみよう。

アイドルの最後の夢が写真集


 ――ファースト写真集、あらためて発売した気持ちは

 この写真集を発売することは、私にとってアイドルとしての最後の夢だったので、本当にこうして発売することができて、すごくうれしいです。ファンのみなさんも「写真集出さないの?」と声をずっといただいていたので、こうして形にできたことを喜んでくださっている方が多いです。私の中で一生思い出に残る作品になりました。

 ――写真集を一番最初にどなたにお見せになられましたか

 母に見せました。携帯でお母さんに見せて、「このページどう思う?」とか、「まだ変えられるけど、写真変えたほうがいい?」とか、母に相談しました。

 「この顔、もうちょっといい顔あるんじゃろ?」とか、母もアイドル生活を支えてくれていたので、いい顔というのを私よりも知っているので、相談して一緒に写真集が出来上がりました。


 ――「永遠未遂」のタイトルについて

 「『永遠未遂』って何?」ってまず思いました。秋元先生に付けていただいたんですけど、どういう意味だろうと思ったときに、帯のコメントが届いて、私の13年間のアイドル生活がこれからも続くかもしれないと思ってたときに卒業発表をして、永遠にはならなかったことを、「未遂」と捉えられたんだなと思って、言葉選びがおもしろいなと思いました。

絶対にチュールドレスは着たい


 ――13年間の集大成でもある写真集ですが、コンセプトやテーマは

 打ち合わせのときに、こういう風にしたいと私から伝えさせていただきました。私は作り込むよりも、ナチュラルな方が映えるタイプだと自分の中で思っていたので、そういうナチュラルさを意識したいとお伝えさせていただいたのと、絶対にチュールドレスは着たいとお伝えしました。

 ピンクとグリーンのドレスのイメージを送って、本当に理想のものがフィッティングのときに届いていて、それを着させていただきました。


 ――沖縄で撮ったそうですが

 6月に3泊4日で沖縄に行かせていただいて、本島で撮りました。本当に肌寒い時期で、沖縄の梅雨は激しくて、毎日、撮影の時間になったら雨が降りました。いざ、撮影をするとなったら雨が止んだりと、奇跡の撮影期間でした。

 ――撮影にはどのような気持ちで臨みましたか

 ナチュラルな私を見せたいと思ったので、あまりボディメイクはせずに、等身大の私で臨ませていただきました。

 ――撮影で印象に残っている出来事は

 このページ(3枚目)があるんですけど、結構、崖、岩に自然が多いところだったので、虫やヤドカリがいっぱいいて、寝転ぶのに躊躇(ちゅうちょ)したページです(笑)。躊躇しながらも顔を決めないとあかんと思って、必死にいいものを作ろうと頑張りまました。

横が開いている服、初めて着ました


 ――お気に入りカットを

 まず、裏表紙(4枚目)です。これは、個人的には表紙にしたかったぐらい、お気に入りの緑の衣装です。一番お気に入りの衣装で、裏表紙になっていることがまずうれしいです。

 自分で言うのもなんですが、似合っているなと思います(笑)。

 もう1枚は、インタビュー前にあるこのカット(5枚目)です。これは大人っぽい一面を見せられた衣装だと思っていて、横が開いているんです。こんな服、初めて着ました。撮影も緊張しながら臨んだんですけど、若いからこそ見せられる肌感とかがあるから、お気に入りですし、攻めてる衣装でもあるので、ここは堪能してほしいと思います。


 ――日本シリーズは終わってしまいましたが、この写真集を阪神タイガースの選手に例えると

 えっと、そうですね…。私としてはこれは自分の中で優勝を決めた本だと思っているので、贅沢(ぜいたく)なんですけど、バース・掛布・岡田です。バックスクリーンにホームラン3連発の本です

 ――この写真集に点数をつけるとしたら

 120点ですね。野球で例えると、サヨナラホームランを打ったぐらいの本だと思っています。とにかく自分的には満足のいく一冊です。

平山真衣ちゃんの反応が…


 ――メンバーに見せた反響など

 「カラフルだね」って言われました。どのページも衣装の色がかぶっていないところが、すごいって言われました。あとは、中学生男子みたいに思春期ならではのコメントがたくさん届きました。

 一番おもしろかったのは、平山真衣ちゃんが、攻めてるページに、写真集の角度を変えながら「見えへんかな」と言っていました(笑)。


 ――写真集が決まったときにはどんな心境でしたか

 「写真集を出したい」と口に出して言ったのが今年の生誕祭でした。こんなに早く決まるとは思っていなかったですし、卒業を決めたタイミングでっていうのも、夢みたいで、めっちゃうれしかったのを覚えています。

 ――卒業を控えて今のNMB48のメンバーとしての活動の充実ぶりはいかがですか

 今までで一番、アイドルをしています。ライブが多いので、NMB48として活動する時間がすごくあって、メンバーとも、昨年よりも話す時間も多いですし、辞めたくないと思うぐらいに仲は深まっています。

 ――グループを卒業しても、阪神に関わるお仕事もしたいですか?

 していきたいと私は思っているんですけど、ぜひ声を掛けていただきたいです。

 野球とアイドルは似た部分があると思っていて、チームの一員であることだったり、その中でどう戦っていくかっていうのは、見ていて勉強になった期間だったので、パワーを一番いただいていたなと思います。


阪神愛は永遠未遂にはさせません


 ――阪神愛は永遠と言って間違いないですか

 そうですね。永遠未遂にはさせません(笑)。

 ――卒業前にやり残したこと、やりたいことは

 ソロ曲がないので、それがあったらいいなと思います。アイドルのうちにやりたいことは、自分のアイドル史上で一番きれいでいたい。卒業されていく方はきれいになっていくと言われているので、美意識を高めて頑張っていきたいなと思っています。(卒業コンサートで自身の作詞によるソロ曲を披露しました)

 ――グループのメンバーで写真集を出されている方の写真集を参考にされましたか

 今回の撮影をするにあたって、ポージングとか、グラビア撮影をしたのが、2年前が最後だったので、どういう風にポーズしていたのかを勉強しました。たとえば安部若菜ちゃんとか加藤夕夏さん、上西怜ちゃんの写真集を端から端まで見て勉強しました。

 ――これからのグラビア活動については

 もし、可能ならばフォトブックも出してみたいと思っていて、その中で、私にグラビアだったりが需要があるのなら、やりたい気持ちはあります。

 ――卒業後個人としてやってみたい今後の目標は

 私は、今後、俳優のほうに進もうと思っていて、目標としている俳優が、高畑充希さんで、舞台やミュージカルもされながら、映像もお芝居もされているのが私の理想で、歌も上手なので、私はそこにはたどり着いていませんが、アイドルとして学んだ歌や表現力を活かして、活躍できたらなと思っています。

 ――これからこの写真集をごらんになられる方へ

 「永遠未遂」は、私の夢であったものが形になった写真集です。等身大の私と、ちょっと攻めた私と、アイドルの13年間を文字にしてもらったページもありますので、13年分の思いが詰まった思いになっているので、ぜひ、堪能していただけたらうれしいです。

(写真14枚)

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