NMB48

2025/11/10

NMB48小嶋花梨卒業コンサート〜大好きなNMB48へ〜

 11月9日、大阪・オリックス劇場でNMB48が「NMB48小嶋花梨卒業コンサート〜大好きなNMB48へ〜」を開催。「僕らのユリイカ」で始まり「僕らのユリイカ」で終わった。

 グループを卒業した先輩らも多数出演。山本彩、吉田朱里、渋谷凪咲、石田優美、加藤夕夏、上西怜がゲストとして楽曲を一緒に披露した。

 初代キャプテン・山本彩とは「夢は逃げない」をデュエットで歌った。最後のサビからは全員が登場し、小嶋と山本が「がんばれ!」と激励の曲中せりふを言ったすぐ後ろには現・キャプテン、塩月希依音がいて、涙をこらえるのに必死な様子だった。

 アンコールでデニムの卒業ドレスで登場した小嶋は、ファンに感謝の気持ちを伝えたのち、「みんな、大好き」を一人で。同曲は山田菜々の卒業ソングだが、歌詞が小嶋花梨の気持ちにもぴったりフィットしていた。

 「僕らのユリイカ」は、小嶋が中学生のときに初めてNMB48に興味を持って好きになった楽曲。「NMB48人生が始まった曲で終わりたい」と選ばれた。11月20日にNMB48劇場で行われる「天使のユートピア」公演で約9年半活動したNMB48から卒業する。

 以下オフィシャルレポートより。

NMB48人生が始まった曲「僕らのユリイカ」からスタート!


 NMB48に加入して約9年半、初代キャプテンの山本彩からバトンを受け継ぎ、キャプテンとしても約7年、グループを牽引した小嶋花梨。卒業コンサートでは、NMB48のメンバーはもちろん、山本彩や渋谷凪咲、吉田朱里らOGたちもゲスト出演、その人柄がにじみ出た温かな時間となりました。

「キャプテンとは」という問いに答えるインタビューが上映されたのち、「Overture」が流れ、コンサートがスタート。赤色のペンライトに染まる中、「僕らのユリイカ」から始まり、「高嶺の林檎」「憧れのポップスター」「重力シンパシー」を披露、小嶋は弾けるような笑顔を見せました。続いて11期研究生が登場、自己紹介したのちに「届かなそうで届くもの」をフレッシュにパフォーマンスしました。

 小嶋、平山真衣、和田海佑による王道のアイドルソング「ハート型ウイルス」や、後輩たちをバックダンサーに従え、ロックな世界観でかっこよさを際立たせた「プライオリティー」などを聴かせたコーナーもあり、こちらは小嶋の思い出のユニット曲で構成。ソロでの「わるきー」では、自らを「わるりん」と称し、会場を沸かせました。

 次は和太鼓と和傘の演出が光った「難波愛」から始まり、「ガールズルール」(乃木坂46)では「次世代メンバー、2025、行くぞー!」と小嶋のかけ声で、後輩たちと全力パフォーマンス。「てっぺんとったんで」では、ファンとのコールを楽しみました。

 キャプテンの葛藤を独白した映像では、キャプテンとして初めて迎えた9周年コンサートでの出来事や、その半年後に訪れた緊急事態宣言での戸惑いなどが語られ、「キャプテンとしては変わらず夢も目標も語っていくことが自分の役目だと思っていたけど、その期間はどこか自信を失っていて、プレッシャーでもあったのかなって今は思います」と心境を明かしました。

 そんな気持ちを払拭するかのような「欲望者」「挑発の青空」では、ダンサブルなステージングを見せ、早着替えで「最高に下品なアタシ」を歌唱、大人っぽい魅力を振りまきました。

 「夏のDestination」に続いて、特別ゲストが次々登場。「卒業旅行」では上西怜が駆けつけ、同期のメンバー水田詩織と3人で声を重ねました。

 「恋なんかNo thank you!」では吉田朱里。コメント映像と思いきや実は生中継という演出で沸かせた渋谷凪咲がステージに登場。さらに加藤夕夏、石田優美も駆けつけ、小嶋のグループ卒業を祝いました。

 OGたちに囲まれ妹のような表情を見せる小嶋、みるみる目に涙が。そして、石田、加藤、吉田、渋谷、現メンバーの川上千尋と共に「しがみついた青春」を歌唱、「大切な曲を一緒に歌えてうれしかったです」と感無量の表情を浮かべました。

 2018年に山本彩からキャプテンを引き継いだ小嶋。その当時の模様を振り返る映像も紹介されました。サプライズゲストの山本がステージに登場すると、大歓声が沸き起こります。そして、「夢は逃げない」をデュエットで届けました。曲の途中からは現メンバーもステージへ。山本、小嶋、塩月希依音という三代にわたるキャプテン揃い踏みが実現しました。

「たくさんの愛を注いでくれてありがとうございました。みなさん大好きです。」


 その後、小嶋が初のセンターの座を獲得した2024年10月リリースの「がんばらぬわい」から「初恋至上主義」「抱きしめちゃいけない」と3曲続けて披露。本編の最後は「アイドルとして最後は皆さんのコールという名の愛をいっぱい浴びたいと思ってこの楽曲を選びました!」と小嶋、「青春のラップタイム」をメンバー全員で歌い切りました。

 アンコールではデニムドレスで登場した小嶋。次のように挨拶しました。「こんなに自分の何もかもを注げるものに出会えたことが本当に幸せだと思うし、もう二度と出会えないんじゃないかなと思うぐらい全力を注げました。ファンの皆様にも、メンバーの皆にも、ずっと追ってきた夢や景色を見せられることができなかったけど、今日、この日までグループを守り続けることができたことは誇りに思います。そばにいてくれたメンバーのみんなが支えてくれて、愛ある声援でどんなときも応援してくれたファンの皆さんのおかげで、ここまで頑張れました。本当にありがとうございます。これからも後輩の皆が歴史をつないでくれるので、私も皆さんと一緒に見守っていきたいと思います」

 続けて、「ファンの皆さんに感謝の気持ちを込めて歌いたいと思います」と、「みんな、大好き」を涙まじりに歌いました。メンバー全員との「結晶」「ずっとずっと」のあとには、小嶋からメンバーへサプライズがあり、一人一人に当てたメッセージを紹介。一方、坂田心咲もサプライズで小嶋に手紙を読み上げ、感謝の気持ちを伝えました。

 最後は「私のNMB48人生が始まった曲で終わりたい」と、オープニングでも披露した「僕らのユリイカ」を。スポットライトに照らされて、階段を静かに上がっていく小嶋。「9年半、NMB48に思う存分向き合えて幸せでした。たくさんの愛を注いでくれてありがとうございました。みなさん大好きです」とメッセージを贈り、卒業コンサートの幕を閉じました。

 キャプテンとして約7年、NMB48を支えてきた小嶋。自身の歩みを象徴する楽曲と、メンバーや卒業生たちと共にアイドル人生の集大成をまっすぐに届けたラストステージは、笑顔と涙に彩られた特別な時間でした。この日もまた、NMB48の歴史に深く刻まれました。

 (写真16枚)

【セットリスト】
M00 Overture
M01 僕らのユリイカ
M02 高嶺の林檎
M03 憧れのポップスター
M04 重力シンパシー
M05 届かなそうで届くもの
M06 ハート型ウイルス
M07 クロス
M08 10クローネとパン
M09 夢へのプロセス
M10 プライオリティー
M11 わるきー
M12 難波愛
M13 僕だって泣いちゃうよ
M14 ガールズルール(乃木坂46)
M15 てっぺんとったんで!
M16 欲望者
M17 挑発の青空
M18 ダンス
M19 最高に下品なアタシ
M20 夏のDestination
M21 卒業旅行
M22 恋なんかNo thank you!
M23 渚サイコー!
M24 しがみついた青春
M25 夢は逃げない
M26 がんばらぬわい
M27 初恋至上主義
M28 抱きしめちゃいけない
M29 青春のラップタイム
EN1/M30 みんな大好き
EN2/M31 結晶
EN3/M32 ずっとずっと
EN4/M33 僕らのユリイカ

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