AKB48

2024/10/01

AKB48衣装担当・茅野しのぶインタビューを2カ月連続で掲載

2005年12月8日の劇場オープン当初からスタッフとして関わり、現在はさまざまなアイドルの衣装担当ディレクターとして活躍中の茅野しのぶさん(42)が、48Timesで単独インタビューに応じてくれた。

 取材したのはAKB48劇場が改修工事に入る直前の8月末。初日有料観客7人の一人として現在もAKB48を追いかけ続けているスクランブルエッグ・岡田氏が聞き手となって、劇場当初の話から、ブレイクしていくまでの話、AKB48にとっての劇場について話してくれた。その内容の一部を紹介する。

2005年12月 メンバーは、毎日泣いていました


 ――2005年の劇場オープン当時を振り返ってください

 私の一番最初の仕事は、オーディションの最終審査に立ち合って、後日、私一人で合格者全員を採寸することでした。

 スタジオでレッスンを重ねて、オープン2、3週間ほど前に劇場に来たら、ステージだけ完成していて、他は全く工事が終わっていない状態でした。

 私は、(振付師の)夏まゆみ先生(故人)への差し入れを買ってきたり、メンバーの現場送迎などをしていました。オープン日が1週間ずれたのは、たしか夏先生の判断でした。お客さまに見せられるパフォーマンスのレベルに達していなかったからと。

 メンバーは、毎日泣いていました。年少組は楽屋で、お姉さん組は、誰にも見られないところで泣いていました。


学生のデザインから衣装を作るところからスタート


 ――衣装については

 (秋元康氏が教えていた)京都造形芸術大学(現・京都芸術大学)の授業の一環で、学生がAKB48(当時は秋葉原48)の衣装デザイン画を描き、私は、それを形にするのが仕事でした。

 デザイン画自体は良かったのですが、私は、「もし、学生のデザイン画のまま作ったら微妙だろうな」と思いながらも、デザインを勝手に変えることができず、そのまま作りました。

 撮影のときに、当時のスタッフから「間が抜けていません?」と感想が出てきて…。「何とかしてよ」と言われ、これが第一回のムチャぶりでした(笑)。


 2005年12月に起きた出来事を振り返りながら、インタビューで話題になった写真とともに振り返ってくれた。

 さらに、スタッフ目線でのAKB48のブレイクまでのことを述懐しつつ、常にメンバーに近い立場にいた茅野さんならではの視点で、AKB48劇場とメンバーとの関係、そして劇場公演と握手会、選抜総選挙への関係性など、詳しく話してくれている。

 【お知らせ】
 昨年夏に約11,000人が来場して大盛況を収めた「AKB48 大衣装展」に続き、AKB48劇場で行ってきた劇場公演の衣装を展示する「AKB48 劇場 大衣装展〜Re:Start〜」が10月11日(金)〜10月22日(火)に開催されます。

 AKB48 大衣装展~Re:Start〜【大丸東京店】

【記事の続きはこちら】
 AKB48衣装担当・茅野しのぶインタビュー~AKB48が始まり、ブレイクするまで (48Times有料購読者限定記事です)

 AKB48衣装担当・茅野しのぶインタビュー~AKB48にとって劇場とは (48Times有料購読者限定記事です)

【関連記事はこちら】
 AKB48大衣装展~オサレカンパニーの世界~ 茅野しのぶディレクターにインタビュー

キーワードから探す

Now Loading...

只今処理中です しばらくお待ちください