2023年2月号
2023/02/14
HKT48矢吹奈子ラストインタビュー - 卒業に向けて今、思うこと
HKT48の矢吹奈子さん(21)のラストシングル「君はもっとできる」が2月8日に発売されました。48timesでのラストインタビューとなりました。
――「君はもっとできる」のMV撮影はいかがでしたか(【MV full】「君はもっとできる」/ HKT48[公式] - YouTube)
すごく寒かったです。一番寒い時間帯に、朝日と一緒に撮影しました(笑)。
曲がかかれば大丈夫なのですが、基本的に寒さは苦手なので、カットがかかるたびにベンチコートにくるまっていました。
――最後のMVという実感は
最初はあまり実感が無かったのですが、「こういう撮影をするのもこれで最後なんだ」って、撮影していく間に少しずつ実感が湧いていきました。
一番最後の撮影が「なこみく」シーンだったのですが、みんなが私たちの終了まで待ってくれていて、終わったら「おつかれさま」と、お花を用意して出迎えてくれました。
このなこみくでのラストシーンは普段のままの私たちでした。だから、寂しさは感じずに楽しくできました(笑)。見守ってくれていたメンバーは「エモい」って言ってくれていました。
――曲の紹介を
メロディー的には明るいけれど、どこかちょっぴり切なくて、勇気をもらえる応援歌になっています。
秋元(康)先生が歌詞を書いたあとに、「前向きな奈子への応援歌にしました。頑張れ」とメッセージをくださって、そのときにうるっときちゃいました。
HKT48のシングルには、比較的、そのときに立ったセンターのメンバーへの思いが込められた曲が多かったのですが、今回、私の卒業ソングの意味も込めて書いてくださるとまでは思っていなかったので、うれしかったです。
歌詞の世界観は、勇気をくれるというよりも、背中を押してくれる応援歌のイメージの方が適確かと思っています。自分自身のこれからの夢に向かって、背中を押してもらえる曲でもあるし、私からメンバーに残す言葉でもあると思います。
そしてファンの方々にエールを送る曲でもあり、受験や就活など、いろんな方の心に響く曲になっていると思います。
――韓国からHKT48に戻ってからは、気持ちの変化はありましたか
基本的なところはあまり変わっていなかったと思います。ただ、アルバムのリード曲「突然Do love me!」のときには、振付の先生が同い年でK-POPダンスも教えている方でした。すごくたくさん意見をくださって、そんな期待にしっかりと応えたくて、みんなでフリをそろえられるように、メンバーに(アドバイスをしたり)しました。
日本に戻ってからのHKT48の活動で思ったことは、アイドルはグループごとにそれぞれ違ってていいということ。だから、私はHKT48のためには、あまりグループの色や雰囲気を変えなくてもいいと思いました。みんなとは、すぐに昔の感覚に戻りました。
――卒業発表は昨年10月でした
いろいろと考えた結果、ここで発表しようと、スタッフさんに相談しました。もっと早かったら全国ツアーに出られなかったかもしれないし、卒業コンサートもできなかったかもしれません。結果的に、今年4月にファンの方に見送っていただくコンサートをやらせていただくことになりました。
――同じタイミングで、クラス替え(チーム組閣)も発表されました。
メンバーは誰も知らなかったと思います。私も自分の卒業発表と同日に、クラス替えがあるとは聞いていたわけではなかったので、驚きました。ただ、新チームで2カ月間は活動できるので、そこは楽しみにしています。
――卒業発表後の心境は?
卒業まで半年間あるので、その間に残せるものは残したいし、伝えられることは全部伝えてから卒業したいと思っています。
まだセットリストなどの演出についてはスタッフさんたちと相談中ですが、私の卒コンを見てもらえたら、そういうこと(メッセージが)分かるかと思います。
――卒業後は?
一番興味があるお芝居をメインにしていきたいです。今は、日韓合同のバンドのオーディション番組の司会もさせていただいていて、今後も自分のできることを生かしていけるようにお仕事できたらうれしいです。
――ご家族とは?
ずっと話し合ってきて、一緒に卒業を決めました。だから、家族の中で驚きはありません。
一番最初に、私が「HKT48のオーディションを受けたい」と言ったときにも、背中を押してくれたし、福岡には母がついてきてくれて、父は見守って応援し続けてくれていました。両親は、いつも私のやりたいこと、私の気持ちを優先して動いてくれていたんだと、大人になった今、より深く気づいています。
自分のやりたいことをさせてくれた両親にとても感謝しています。
――指原(莉乃)さんとは
前々から相談していました。そんなに細かいアドバイスをもらったわけでなく、私から「今後はこういうことしたくて卒業します」と話したところ、「頑張ってね」って言っていただけました。
――最近のなこみくの様子は
お互い忙しいですが、時間があるときには、お仕事の話やHKT48について、すごくまじめな話をするようになりました。昔はいい意味でのライバル心がどこかにありましたが、帰国してからの会話の中では、みくりんが大人になってた気がします(笑)。私はどうか分からないけど(笑)。
――卒業コンサートの見どころは?
セットリストがまだ確定していなくて、どうなるか分からないですが、「エモい」って思ってもらえるような、懐かしい、今までのHKT48での私を思い出すような部分ができたらいいなと思います。あとはHKT48から離れていたときにできなかったこともやりたいですね。
(写真2枚)
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4月卒業の矢吹奈子からHKT48へのメッセージ に続く
――「君はもっとできる」のMV撮影はいかがでしたか(【MV full】「君はもっとできる」/ HKT48[公式] - YouTube)
すごく寒かったです。一番寒い時間帯に、朝日と一緒に撮影しました(笑)。
曲がかかれば大丈夫なのですが、基本的に寒さは苦手なので、カットがかかるたびにベンチコートにくるまっていました。
――最後のMVという実感は
最初はあまり実感が無かったのですが、「こういう撮影をするのもこれで最後なんだ」って、撮影していく間に少しずつ実感が湧いていきました。
一番最後の撮影が「なこみく」シーンだったのですが、みんなが私たちの終了まで待ってくれていて、終わったら「おつかれさま」と、お花を用意して出迎えてくれました。
このなこみくでのラストシーンは普段のままの私たちでした。だから、寂しさは感じずに楽しくできました(笑)。見守ってくれていたメンバーは「エモい」って言ってくれていました。
秋元先生からのメッセージ
――曲の紹介を
メロディー的には明るいけれど、どこかちょっぴり切なくて、勇気をもらえる応援歌になっています。
秋元(康)先生が歌詞を書いたあとに、「前向きな奈子への応援歌にしました。頑張れ」とメッセージをくださって、そのときにうるっときちゃいました。
HKT48のシングルには、比較的、そのときに立ったセンターのメンバーへの思いが込められた曲が多かったのですが、今回、私の卒業ソングの意味も込めて書いてくださるとまでは思っていなかったので、うれしかったです。
歌詞の世界観は、勇気をくれるというよりも、背中を押してくれる応援歌のイメージの方が適確かと思っています。自分自身のこれからの夢に向かって、背中を押してもらえる曲でもあるし、私からメンバーに残す言葉でもあると思います。
そしてファンの方々にエールを送る曲でもあり、受験や就活など、いろんな方の心に響く曲になっていると思います。
卒業までに伝えられることは全部伝えたい
――韓国からHKT48に戻ってからは、気持ちの変化はありましたか
基本的なところはあまり変わっていなかったと思います。ただ、アルバムのリード曲「突然Do love me!」のときには、振付の先生が同い年でK-POPダンスも教えている方でした。すごくたくさん意見をくださって、そんな期待にしっかりと応えたくて、みんなでフリをそろえられるように、メンバーに(アドバイスをしたり)しました。
日本に戻ってからのHKT48の活動で思ったことは、アイドルはグループごとにそれぞれ違ってていいということ。だから、私はHKT48のためには、あまりグループの色や雰囲気を変えなくてもいいと思いました。みんなとは、すぐに昔の感覚に戻りました。
――卒業発表は昨年10月でした
いろいろと考えた結果、ここで発表しようと、スタッフさんに相談しました。もっと早かったら全国ツアーに出られなかったかもしれないし、卒業コンサートもできなかったかもしれません。結果的に、今年4月にファンの方に見送っていただくコンサートをやらせていただくことになりました。
――同じタイミングで、クラス替え(チーム組閣)も発表されました。
メンバーは誰も知らなかったと思います。私も自分の卒業発表と同日に、クラス替えがあるとは聞いていたわけではなかったので、驚きました。ただ、新チームで2カ月間は活動できるので、そこは楽しみにしています。
――卒業発表後の心境は?
卒業まで半年間あるので、その間に残せるものは残したいし、伝えられることは全部伝えてから卒業したいと思っています。
まだセットリストなどの演出についてはスタッフさんたちと相談中ですが、私の卒コンを見てもらえたら、そういうこと(メッセージが)分かるかと思います。
――卒業後は?
一番興味があるお芝居をメインにしていきたいです。今は、日韓合同のバンドのオーディション番組の司会もさせていただいていて、今後も自分のできることを生かしていけるようにお仕事できたらうれしいです。
――ご家族とは?
ずっと話し合ってきて、一緒に卒業を決めました。だから、家族の中で驚きはありません。
一番最初に、私が「HKT48のオーディションを受けたい」と言ったときにも、背中を押してくれたし、福岡には母がついてきてくれて、父は見守って応援し続けてくれていました。両親は、いつも私のやりたいこと、私の気持ちを優先して動いてくれていたんだと、大人になった今、より深く気づいています。
自分のやりたいことをさせてくれた両親にとても感謝しています。
みくりんが大人になった
――指原(莉乃)さんとは
前々から相談していました。そんなに細かいアドバイスをもらったわけでなく、私から「今後はこういうことしたくて卒業します」と話したところ、「頑張ってね」って言っていただけました。
――最近のなこみくの様子は
お互い忙しいですが、時間があるときには、お仕事の話やHKT48について、すごくまじめな話をするようになりました。昔はいい意味でのライバル心がどこかにありましたが、帰国してからの会話の中では、みくりんが大人になってた気がします(笑)。私はどうか分からないけど(笑)。
――卒業コンサートの見どころは?
セットリストがまだ確定していなくて、どうなるか分からないですが、「エモい」って思ってもらえるような、懐かしい、今までのHKT48での私を思い出すような部分ができたらいいなと思います。あとはHKT48から離れていたときにできなかったこともやりたいですね。
(写真2枚)
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4月卒業の矢吹奈子からHKT48へのメッセージ に続く