2023年1月号
2023/01/06
SKE48青海ひな乃「青海を君に賞」受賞! AKB48グループ新聞48Timesアワード2022
連日発表している「AKB48グループ新聞48Timesアワード2022」。1月6日は、SKE48メンバーの発表です。受賞したのは、チームS青海ひな乃さん(22)。選抜に参加できなかった上半期の苦悩を乗り越えて、チームSオリジナル「愛を君に、愛を僕に」公演を成功に導き、30thシングル「絶対インスピレーション」ではセンターに就任。須田亜香里さん、古畑奈和さん卒業以後の、9期生以降の“超世代”を引っ張っていく、SKE48にはなくてはならないメンバーです。新公演では、牧野アンナ先生の特訓の成果が実を結び、重要なポジションを披露し、まさに『青海を君に賞』にふさわしい活躍をしました。そんな1年を振り返ってもらいました。
表彰状
青海を君に賞
SKE48 青海ひな乃 殿
貴女は今年、チームS、そしてSKE48の新センターとして大きな活躍を遂げました。5月から始まったチームSのオリジナル公演『愛を君に、愛を僕に』公演では、センターを務めて、48グループ史上初めての秋元康総合プロデューサー以外のオリジナル公演を大成功に導きました。また、10月発売の30枚目シングル『絶対インスピレーション』では、須田亜香里卒業の節目の作品で、堂々と初センターを務めました。
文字通りに、新生SKE48、新生チームSを先頭で引っ張ってきた功績は計り知れません。よってここにその栄誉を称え、これを賞します。
令和四年十二月
AKB48Group新聞48Timesアワード2022選考委員会一同
SKE48選考会の様子はこちら
今回は1年の振り返りと聞いていましたが、まさかそれを賞として私の1年を「よく頑張った」と、見ててくださった方に言ってもらえると、1年間本当に頑張って良かったなと思います。
しんどいこともたくさんあったけど、こうして結果につながって、頑張ったと認めていただけたことを、本当にうれしく思います。
――29thシングルはコロナに罹患したことが原因で、選抜メンバーとして活動ができませんでした
落ち込むどころじゃなかったですね。どん底の気持ちになって「これ以上頑張れるかな?」って思いました。
それまでSKE48でずっと走り続けて、その結果が選抜だと思っていたので、選抜から外れることで積み上げたものが崩れてしまった気がして、もう1回、1から立て直すことができるのかすごくへこみました。
でも、それ以上にファンの皆さんや家族が私と同じように悲しんでくれました。周りから「一緒に頑張ろう」と背中を押してくれたからこそ、自分のためよりも、この人たちのために「ここで私が勝手に折れるわけにはいかない」と思えました。
1人で勝手に区切りをつけず、もう1回、みんなで頑張ろうって思えたので、1つ壁を乗り越えることができて良かったと思います。
――そしてオリジナル公演が5月にスタート。タイトル曲「愛を君に、愛を僕に」のダブルセンターとなり、ミュージックビデオ撮影もしました。牧野アンナ先生が「足を痛めていたことを気づかせることなく、あんな状態でも、ちゃんとやりきったのは大した根性だ」と絶賛していました(「愛を君に、愛を僕に」特集! 振付師・牧野アンナ氏「毎回勝負にいけば、上がり続ける」)
うれしいです。私の足の怪我はまだ完全に治ってはいないんですけど、私も体育会系で育ってきた人間なので、足を理由にして諦めたら悔しいし、休むのももちろん大事だけど、自分ができる限りのことはしたかったんです。
――ゲネプロ終演後、取材対応できる状況じゃなかったと聞きました
そうなんですよ。私もびっくりしたんですよ。ゲネが終わった後に過呼吸みたいになってしまって、1時間寝てしまいました。起きて「私やばかったですよね? ほんとすいません」みたいな感じでした。
最後の1カ月が本当にきつくて、振り入れがゲネプロの2日前にようやく全部終わって、そこから詰め詰めのスケジュールで休みもなく、精神的にも体力的にも結構限界が来てました。
ゲネプロの前の日も2時間ぐらいしか眠れなくて、その睡眠も「あれ、今寝てたっけ?」ってぐらいの本当に浅い睡眠でした。
自分を極限にまで追い込んで、身を削って取り組んだ公演だからこそ、公演には愛がありますし、大切にしたいし…(涙声)、もっと極めていきたいです。
――公演を重ねることであらためて発見したことや、楽しいと思えることは
あのときは本当にしんどかったけど、今思うと全部がすごくいい経験でした。
何一つ無駄な時間はなくて、あれを乗り越えたからこそ、今のチームSの熱、団結力、パワーがある。だから、もっといいものがこれからできると思います。
今回の公演は、今までとはちょっと違う形で歌やパフォーマンスを魅せるところがあります。ソロパートが多いところもいいところです。
例えば誰かが出られなくてポジションが変更になったら、ソロパートを歌う人が変わることで新しい楽しみが増え、飽きない公演になっています。チーム全体としても、個々としても、私たちの成長が分かる公演なので、そこも楽しんでほしいです。
――「LOVE RENOVATION」(公演曲)のパフォーマンスは見ているだけでも大変さが伝わってきます
「LOVE RENOVATION」は表現力が一番求められる楽曲です。間奏のダンスを私が全部踊るシーンがあるんですけど、その部分の指導がすごく厳しかったです。
手の先からつま先までミリ単位で、「はい、もう1回」「その足の角度ダメ。もう1回」って本当に厳しく指導されました。それだけでもへこみそうなぐらいに、本当に1つ1つ細かく指導してくださいました。
何度も何度もやって、最後の最後に「これだったら、ファンの人の気持ちを動かせられる」ってアンナ先生に認めていただきました。「このことは絶対に忘れちゃいけない」と思いました。
――アンナ先生も青海さんならできると思ったからこそ考えた振り付けだったかと
はい。だからこそ、頑張って良かったです。今、この曲が好きなファンの方が本当に多くて、レッスンのときには泣きそうでしたけど、本当に厳しくしていただけて良かったと今は思います。
――「チームSはこの先、もっと違う奥の深い表現ができるようになる」とアンナ先生は言っていました
今はいい意味でみんな慣れてきて、余裕を持てるようになったからこそ、フリーで歌えるところなどで、ファンの方たちにアピールできるようになりました。
一方で、この公演は結構体力を使う公演です。最後の方になると、曲への感情表現が薄れてきてしまいがちなところがあるので、最後の最後までちゃんと表現を忘れずにやりたいです。特に最後の「マイ・ドリーム」は本当に素敵な曲なので、見てくださっているファンの皆さんにこの曲の良さを伝えることが、私たちの今の課題かなって。
(写真2枚)
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SKE48青海ひな乃「絶対インスピレーション」センターで得たもの に続く
受賞理由
表彰状
青海を君に賞
SKE48 青海ひな乃 殿
貴女は今年、チームS、そしてSKE48の新センターとして大きな活躍を遂げました。5月から始まったチームSのオリジナル公演『愛を君に、愛を僕に』公演では、センターを務めて、48グループ史上初めての秋元康総合プロデューサー以外のオリジナル公演を大成功に導きました。また、10月発売の30枚目シングル『絶対インスピレーション』では、須田亜香里卒業の節目の作品で、堂々と初センターを務めました。
文字通りに、新生SKE48、新生チームSを先頭で引っ張ってきた功績は計り知れません。よってここにその栄誉を称え、これを賞します。
令和四年十二月
AKB48Group新聞48Timesアワード2022選考委員会一同
SKE48選考会の様子はこちら
SKE48新エースに成長
今回は1年の振り返りと聞いていましたが、まさかそれを賞として私の1年を「よく頑張った」と、見ててくださった方に言ってもらえると、1年間本当に頑張って良かったなと思います。
しんどいこともたくさんあったけど、こうして結果につながって、頑張ったと認めていただけたことを、本当にうれしく思います。
どん底だった1~3月を乗り越えて
――29thシングルはコロナに罹患したことが原因で、選抜メンバーとして活動ができませんでした
落ち込むどころじゃなかったですね。どん底の気持ちになって「これ以上頑張れるかな?」って思いました。
それまでSKE48でずっと走り続けて、その結果が選抜だと思っていたので、選抜から外れることで積み上げたものが崩れてしまった気がして、もう1回、1から立て直すことができるのかすごくへこみました。
でも、それ以上にファンの皆さんや家族が私と同じように悲しんでくれました。周りから「一緒に頑張ろう」と背中を押してくれたからこそ、自分のためよりも、この人たちのために「ここで私が勝手に折れるわけにはいかない」と思えました。
1人で勝手に区切りをつけず、もう1回、みんなで頑張ろうって思えたので、1つ壁を乗り越えることができて良かったと思います。
自分を極限まで追い込んだ「愛を君に、愛を僕に」公演
――そしてオリジナル公演が5月にスタート。タイトル曲「愛を君に、愛を僕に」のダブルセンターとなり、ミュージックビデオ撮影もしました。牧野アンナ先生が「足を痛めていたことを気づかせることなく、あんな状態でも、ちゃんとやりきったのは大した根性だ」と絶賛していました(「愛を君に、愛を僕に」特集! 振付師・牧野アンナ氏「毎回勝負にいけば、上がり続ける」)
うれしいです。私の足の怪我はまだ完全に治ってはいないんですけど、私も体育会系で育ってきた人間なので、足を理由にして諦めたら悔しいし、休むのももちろん大事だけど、自分ができる限りのことはしたかったんです。
――ゲネプロ終演後、取材対応できる状況じゃなかったと聞きました
そうなんですよ。私もびっくりしたんですよ。ゲネが終わった後に過呼吸みたいになってしまって、1時間寝てしまいました。起きて「私やばかったですよね? ほんとすいません」みたいな感じでした。
最後の1カ月が本当にきつくて、振り入れがゲネプロの2日前にようやく全部終わって、そこから詰め詰めのスケジュールで休みもなく、精神的にも体力的にも結構限界が来てました。
ゲネプロの前の日も2時間ぐらいしか眠れなくて、その睡眠も「あれ、今寝てたっけ?」ってぐらいの本当に浅い睡眠でした。
自分を極限にまで追い込んで、身を削って取り組んだ公演だからこそ、公演には愛がありますし、大切にしたいし…(涙声)、もっと極めていきたいです。
――公演を重ねることであらためて発見したことや、楽しいと思えることは
あのときは本当にしんどかったけど、今思うと全部がすごくいい経験でした。
何一つ無駄な時間はなくて、あれを乗り越えたからこそ、今のチームSの熱、団結力、パワーがある。だから、もっといいものがこれからできると思います。
今回の公演は、今までとはちょっと違う形で歌やパフォーマンスを魅せるところがあります。ソロパートが多いところもいいところです。
例えば誰かが出られなくてポジションが変更になったら、ソロパートを歌う人が変わることで新しい楽しみが増え、飽きない公演になっています。チーム全体としても、個々としても、私たちの成長が分かる公演なので、そこも楽しんでほしいです。
細かく指導された「LOVE RENOVATION」
――「LOVE RENOVATION」(公演曲)のパフォーマンスは見ているだけでも大変さが伝わってきます
「LOVE RENOVATION」は表現力が一番求められる楽曲です。間奏のダンスを私が全部踊るシーンがあるんですけど、その部分の指導がすごく厳しかったです。
手の先からつま先までミリ単位で、「はい、もう1回」「その足の角度ダメ。もう1回」って本当に厳しく指導されました。それだけでもへこみそうなぐらいに、本当に1つ1つ細かく指導してくださいました。
何度も何度もやって、最後の最後に「これだったら、ファンの人の気持ちを動かせられる」ってアンナ先生に認めていただきました。「このことは絶対に忘れちゃいけない」と思いました。
――アンナ先生も青海さんならできると思ったからこそ考えた振り付けだったかと
はい。だからこそ、頑張って良かったです。今、この曲が好きなファンの方が本当に多くて、レッスンのときには泣きそうでしたけど、本当に厳しくしていただけて良かったと今は思います。
――「チームSはこの先、もっと違う奥の深い表現ができるようになる」とアンナ先生は言っていました
今はいい意味でみんな慣れてきて、余裕を持てるようになったからこそ、フリーで歌えるところなどで、ファンの方たちにアピールできるようになりました。
一方で、この公演は結構体力を使う公演です。最後の方になると、曲への感情表現が薄れてきてしまいがちなところがあるので、最後の最後までちゃんと表現を忘れずにやりたいです。特に最後の「マイ・ドリーム」は本当に素敵な曲なので、見てくださっているファンの皆さんにこの曲の良さを伝えることが、私たちの今の課題かなって。
(写真2枚)
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