2022年12月号
2022/12/27
AKB48稲垣香織卒業直前ラストインタビュー「いい環境だけど区切りをつけました」
AKB48チームB稲垣香織さん(25)の卒業公演が12月27日に行われます。Forty-Eight Timesではラストインタビューを敢行。卒業までの経緯、活動の振り返り、ファンへのメッセージを、同期の山根涼羽さんの撮りおろし写真を添えてお届けします。
――生誕祭で卒業を発表しました。それまでの経緯を
5月くらいにスタッフさんに卒業について相談しました。25歳になるので、自分はもうそろそろなのかなぁと思い始めました。そのときには優しく「たとえば3カ月ぐらい、もうちょっとやってみない?」とマネジャーさんに言ってもらいました。
はっきり決めたのは8月ごろです。
私の目標は選抜メンバーになることだったので、私自身全然届かないと分かってはいましたけど、次のシングルの選抜発表がありそうだったので、そこを目標に頑張っていました。
そして8月に「久しぶりのリップグロス」の選抜が発表されて、全てに納得して卒業を決めました。
先輩たちは芸能人として自分の立ち位置がちゃんとあります。でも、私はそこまでの活躍ではなかったので、年齢のこともあるし、そろそろかなと思いました。
――この先の将来のことは?
AKB48はすごくいい環境で、このままだとずっと居ちゃいそうで、ずっと甘えているのもどうなのかなと思い、将来のことは何も考えず、どこかで自分で区切りをつけたほうがいいと思いました。
なので、もう次の夢が見つかったわけではないけど、まず(出身地の)岡山に帰ろうとだけ決めているところです。
――16期の同期たちは?
本当に誰にも言わなかったのですが、浅井七海ちゃんが声をかけてくれて、(卒業を考えていることを)打ち明けたら、そのときはめっちゃアドバイスをくれました。「すぐ辞めるより肩の力を抜いて活動してみたら」って言ってくれました。
仲良しだった(山根)涼羽ちゃんと(武藤)小麟ちゃんには、卒業を決めてから言いました。他の人から聞かれたときは、「うん」と言ってましたけど、自分からはあまり言っていませんでした。涼羽ちゃんは、会うたびに「寂しい」と言ってくれています。
――もしAKB48でなかったらどんな人生を?
もしAKB48に入っていなければ、健康診断をする病院で事務の試験を受けて合格していたので、それをやり続けていたと思います。でも、もう雇ってもらえないです(笑)。あのときは合格したのですが、AKB48にも受かって1年も経たないうちに辞めてしまったんですね。だから、今さら戻れないです(笑)。
一度実家に帰って、ゆっくり考えるつもりです。
――楽しかった活動を振り返ってください
全部楽しかったけど、研究生のころの一番の思い出は、「レッツゴー研究生!」公演が楽しかったことです。私たちのために(村山)彩希さんが作ってくれて、公演衣装のTシャツも自分たちで投票して選んだり、制服衣装も、衣装さんが一人ひとりに聞き取りして作ってくれたんです。自分たちで作り上げた実感が持てて、すごく思い出に残っています。
――村山チーム4では?
全国ツアーは楽しかったです。あとは「手をつなぎながら」公演初日の数日後に新ポジションをお願いされたのですが、当時は覚えるのが遅くて、本当にどうしようって焦ったことをよく覚えています。何とかレッスン場に通い詰めて間に合わせることができました。いい思い出です。あのとき断らなくてよかったです(笑)。
今は、メモしなくても、動画を反転しなくても、スローにしなくてもすぐに覚えられるようになりました(笑)。
――浅井チームBは?
今までは先輩についていく感じでしたが、後輩もたくさんできて、気持ちが変わりました。キャプテンが同期なので、後輩気分は抜けて、準備を早くしたり、アンコールも一番早く着替えるようにしてきました。
8人公演でも、初日から出演できて、自分のポジションができたことがすごくうれしかったです。「天国野郎」は少し恥ずかしいけど楽しいです。
――テレビ番組で大盛真歩さんが楽屋を散らかしていると暴露されていましたが、実際は?
エヘヘ、ノーコメントです(笑)。そこまでじゃないと思いますよ(笑)。
――SHOWROOMの思い出を
最初は、「まいにちアイドル」配信をやることになるとは思っていませんでした。というのも、練習の日は配信の時間が取れなくて…。でも、覚えるのが早くなってきて、練習日でも時間が取れるようになったので、結果的に続けられるようになりました。
一番ピンチだったのは、ある日、朝が早くて、夜もロケですごく帰りが遅くなって、「もうダメだ」ってときでした。それでも、ダッシュで帰宅したら、あと1分のところで「まいにちアイドル」を継続できました。あれは思い出に残っています。
最近はアニメのぬいぐるみを持って、そのぬいぐるみの声マネでカラオケ配信をしたら、好評でした。最近は定例の1時間じゃなく2時間など長めの配信もしていました。
――17周年ではベストスイーパー賞とベストオンタイム賞を受賞しました
びっくりしました。お掃除が好きなのもあるんですが、準備が早いから早く着替えて、掃除もしようって心がけていたら、なんか賞をいただいちゃいました。楽屋の掃除も大変でないし、自分の部屋もきれいな方だと思います。
――今回は「AKB48サヨナラ毛利さん」の番組内で「メンバーの写真を撮るのが上手」とアピールしてくれた、同期の山根涼羽さんに写真をお願いしました。山根さんに一言メッセージを
初期からずっと仲良しで、最初ダンスができない私にたくさん教えてくれて、ダンスができるようになったのは彼女のおかげです。お互いに何でも打ち明け、何でも話せる間柄でした。
彼女がSNSで頑張っている姿を尊敬しているけど、いつか宣伝される側、選抜でキラキラする姿も見てみたいです。
もし何かあったらいつでも連絡してくれたらうれしいです。
(写真4枚 撮影 : 山根涼羽)
次ページ以降を含めて写真は合計11枚
(次ページからは有料会員限定記事となります)
AKB48稲垣香織卒業メッセージ「理想の男性は●●●ちゃん♡」 に続く
――生誕祭で卒業を発表しました。それまでの経緯を
5月くらいにスタッフさんに卒業について相談しました。25歳になるので、自分はもうそろそろなのかなぁと思い始めました。そのときには優しく「たとえば3カ月ぐらい、もうちょっとやってみない?」とマネジャーさんに言ってもらいました。
はっきり決めたのは8月ごろです。
私の目標は選抜メンバーになることだったので、私自身全然届かないと分かってはいましたけど、次のシングルの選抜発表がありそうだったので、そこを目標に頑張っていました。
そして8月に「久しぶりのリップグロス」の選抜が発表されて、全てに納得して卒業を決めました。
先輩たちは芸能人として自分の立ち位置がちゃんとあります。でも、私はそこまでの活躍ではなかったので、年齢のこともあるし、そろそろかなと思いました。
――この先の将来のことは?
AKB48はすごくいい環境で、このままだとずっと居ちゃいそうで、ずっと甘えているのもどうなのかなと思い、将来のことは何も考えず、どこかで自分で区切りをつけたほうがいいと思いました。
なので、もう次の夢が見つかったわけではないけど、まず(出身地の)岡山に帰ろうとだけ決めているところです。
――16期の同期たちは?
本当に誰にも言わなかったのですが、浅井七海ちゃんが声をかけてくれて、(卒業を考えていることを)打ち明けたら、そのときはめっちゃアドバイスをくれました。「すぐ辞めるより肩の力を抜いて活動してみたら」って言ってくれました。
仲良しだった(山根)涼羽ちゃんと(武藤)小麟ちゃんには、卒業を決めてから言いました。他の人から聞かれたときは、「うん」と言ってましたけど、自分からはあまり言っていませんでした。涼羽ちゃんは、会うたびに「寂しい」と言ってくれています。
――もしAKB48でなかったらどんな人生を?
もしAKB48に入っていなければ、健康診断をする病院で事務の試験を受けて合格していたので、それをやり続けていたと思います。でも、もう雇ってもらえないです(笑)。あのときは合格したのですが、AKB48にも受かって1年も経たないうちに辞めてしまったんですね。だから、今さら戻れないです(笑)。
一度実家に帰って、ゆっくり考えるつもりです。
「レッツゴー研究生!」が楽しかった
――楽しかった活動を振り返ってください
全部楽しかったけど、研究生のころの一番の思い出は、「レッツゴー研究生!」公演が楽しかったことです。私たちのために(村山)彩希さんが作ってくれて、公演衣装のTシャツも自分たちで投票して選んだり、制服衣装も、衣装さんが一人ひとりに聞き取りして作ってくれたんです。自分たちで作り上げた実感が持てて、すごく思い出に残っています。
――村山チーム4では?
全国ツアーは楽しかったです。あとは「手をつなぎながら」公演初日の数日後に新ポジションをお願いされたのですが、当時は覚えるのが遅くて、本当にどうしようって焦ったことをよく覚えています。何とかレッスン場に通い詰めて間に合わせることができました。いい思い出です。あのとき断らなくてよかったです(笑)。
今は、メモしなくても、動画を反転しなくても、スローにしなくてもすぐに覚えられるようになりました(笑)。
あと1分でSHOWROOM「まいにちアイドル」を継続できた
――浅井チームBは?
今までは先輩についていく感じでしたが、後輩もたくさんできて、気持ちが変わりました。キャプテンが同期なので、後輩気分は抜けて、準備を早くしたり、アンコールも一番早く着替えるようにしてきました。
8人公演でも、初日から出演できて、自分のポジションができたことがすごくうれしかったです。「天国野郎」は少し恥ずかしいけど楽しいです。
――テレビ番組で大盛真歩さんが楽屋を散らかしていると暴露されていましたが、実際は?
エヘヘ、ノーコメントです(笑)。そこまでじゃないと思いますよ(笑)。
――SHOWROOMの思い出を
最初は、「まいにちアイドル」配信をやることになるとは思っていませんでした。というのも、練習の日は配信の時間が取れなくて…。でも、覚えるのが早くなってきて、練習日でも時間が取れるようになったので、結果的に続けられるようになりました。
一番ピンチだったのは、ある日、朝が早くて、夜もロケですごく帰りが遅くなって、「もうダメだ」ってときでした。それでも、ダッシュで帰宅したら、あと1分のところで「まいにちアイドル」を継続できました。あれは思い出に残っています。
最近はアニメのぬいぐるみを持って、そのぬいぐるみの声マネでカラオケ配信をしたら、好評でした。最近は定例の1時間じゃなく2時間など長めの配信もしていました。
お掃除は好きです
――17周年ではベストスイーパー賞とベストオンタイム賞を受賞しました
びっくりしました。お掃除が好きなのもあるんですが、準備が早いから早く着替えて、掃除もしようって心がけていたら、なんか賞をいただいちゃいました。楽屋の掃除も大変でないし、自分の部屋もきれいな方だと思います。
――今回は「AKB48サヨナラ毛利さん」の番組内で「メンバーの写真を撮るのが上手」とアピールしてくれた、同期の山根涼羽さんに写真をお願いしました。山根さんに一言メッセージを
初期からずっと仲良しで、最初ダンスができない私にたくさん教えてくれて、ダンスができるようになったのは彼女のおかげです。お互いに何でも打ち明け、何でも話せる間柄でした。
彼女がSNSで頑張っている姿を尊敬しているけど、いつか宣伝される側、選抜でキラキラする姿も見てみたいです。
もし何かあったらいつでも連絡してくれたらうれしいです。
(写真4枚 撮影 : 山根涼羽)
次ページ以降を含めて写真は合計11枚
(次ページからは有料会員限定記事となります)
AKB48稲垣香織卒業メッセージ「理想の男性は●●●ちゃん♡」 に続く