2022年12月号

2022/12/17

今年のSTU48を振り返る 小島愛子ソロインタビュー 今回こそ歌唱力No.1へ!

 2022年はSTU48にとって大きな節目の年となりました。グループを結成時から引っ張ってきてくれた初代キャプテン岡田奈々さん(25)の兼任終了。悲願の広島サンプラザホールでの結成5周年コンサート。そして、4月にリリースした8thシングル「花は誰のもの?」の異例のロングヒット…。数多くのエポックメーキングがありました。

 そんな激動の1年を、2期生で「花は誰のもの?」選抜メンバーの小島愛子さん(24)にソロインタビューで振り返ってもらいました。さらに話は、応募期間が終わり、選考に入りつつある3期生オーディションについても。来年からはSTU48の中心的存在として、グループを引っ張る立場になろうとする意気込みまで伝わってきた熱いトークの始まりです。

「花は誰のもの?」ロングヒット あいこじも存在感発揮


 ――今年の小島さんにとって、やはり最も大きかったのは2作連続でシングル選抜入りを果たした「花は誰のもの?」だったかと思います

 昨年10月の7thシングル「ヘタレたちよ」で初めて選抜に選んでいただいたときは、ただただ自分の活動を評価してもらえたんだなって、驚きとうれしさでいっぱいだったのですが、日が経つにつれて、「果たして次も選んでいただけるのかな…」って不安も感じはじめて迎えた22年の年明けでした。

 だから、今年2月に「花は誰のもの?」の選抜発表がされたときは、「もう選ばれないだろうなぁ、2回目は無いだろうなぁ」っていうのが本音だったんです。そんな中で名前を呼ばれたので、「前作のときに、私でも幾らか存在感を出せていたってことなのかな」って、初めて自信につながりました。


 ――「花は誰のもの?」は、平和へのメッセージ性が強くて、発売後も長らくテレビの歌番組などで披露する機会がもらえました。STU48史上で、最も世間に広まったオリジナル曲となりました

 はい、たくさんの音楽番組に出演させていただけました。おかげで、私自身も度胸がついて、パフォーマンス力も上がってきた手ごたえを感じています。まだまだ立ち位置は後列ですが、気持ち的にも自信がついてきました。

 ――「ヘタレたちよ」のときは、まだ先輩に引っ張ってもらっている、追っかけているだけでしたが、「花は誰のもの?」で、選抜内に確かな“あいこじポジション”を確立した風にみえます

 もちろん、もっと上を目指したい気持ちもありつつ、私が選ばれている理由の1つは「歌」が得意だから。16人選抜の中の“歌のお姉さん”的な立場なのかなって(笑)。

 そういう意味で前作時よりも、存在感をつけられているのかなと思っています。


STU48初めて本気で目指したNHK紅白


 ――歌唱力も発揮できるシングルでした

 「花誰」は、タイミング的に世界情勢(ウクライナ戦争)にもリンクしていて重みがあるので、本気で気持ちを込めて歌わないと人に届かない曲だと思い知らされています。それだけに、歌いがいもあるんです。

 最初に歌詞を見たときは、かつてないシリアスさで「私たちで歌えるのかな」って思った部分もあったのですが、私たちもすごく大切に歌ってきているので、結果的にいろんな番組で披露させていただけるようになったのかなって。

 石田千穂さんが、YouTube「THE FIRST TAKE」で歌われた動画も何回も見ましたが、やっぱり刺さるなぁ~と。まだ私はソロでは歌ったことはありませんが、なぜこの曲が多くの人に響いているのかが、よく分かります。


 ――ファンやメンバーの中では、STU48結成以来初めて、「目指せNHK紅白歌合戦出場!」と言えるほどに、広がりました。最終的には、出場は叶いませんでしたが

 私たち2期生も期待に胸を膨らませましたが、最初からいる先輩方は、後輩以上に強い気持ちだったと思います。でも、改めて振り返ると、そういう気持ちになれるまで、この曲が広がったのは、すごく良かったと思います。

 同時に、秋ぐらいからはグループ全体として「紅白!」って1つの目標に目指している雰囲気が出ていたんですよね。それって、すごく素敵な空間でした。

 いろんな個性やキャラクターがあって、それぞれが違う個人的な夢を抱えているメンバーたちが、グループとして1つの目標に向かえることって、すごく幸せな瞬間なんだと分かりました。

 ちょっとハラハラドキドキする瞬間を、みんなで味わえました(笑)。こうなったら今回だけじゃなくて、来年以降も同じような目標を持って進んでいきたいです。


三度目の正直で挑むAKB48グループ歌唱力No.1決定戦


 ――ところで、「歌が好き」との発言が出ましたが、小島さんは、全48グループで競う「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で、一昨年、昨年と2回連続で決勝大会に進出しています。特に昨年は、決勝大会では伊藤由奈の「Precious」を歌い、惜しくもファイナリストには残れませんでしたが、大変好評でした

 第5回大会が、来年1月に予選が放送されて、3月に決勝が行われます。今回こそは、3度目の正直として、これで結果を残せなかったら、もう出場するのは辞めようとの(不退転の)気持ちで、今準備しています(笑)。

 ――優勝しか狙っていないと?

 優勝しかとは言いませんが、今度こそファイナリストには残らないとと思っています(笑)。私は2回も逃していて、私たちSTU48 2期生にとって初出場だった一昨年は、同期の池田裕楽ちゃんが優勝して、昨年は清水紗良ちゃんも、(岡田)奈々さん、今村(美月)キャプテンや矢野(帆夏)さんと一緒に勝ち上がっていました。予選通過して決勝大会にまで出て、もう1つを勝ち上がれなかったのは私だけだったので、思いは強いです。

 ここで最後だと思って参加して絶対に残ろうって、今から腹を決めています。


 ――すでに練習も?

 まだ曲名は明かせられないのですが、予選の曲はもう決めていて、それを10月ぐらいから練習しています。私はお風呂場で練習しているんです(笑)。

 ――お風呂で?

 脱衣所に立って、お風呂のドアを開いて風呂場に向かって歌うんです。そうすると、自分の声が反響してよく分かるんです。防音対策にもなるので、お風呂場がスタジオなんです(笑)。

 毎回自分の歌声を録音して、聴き直して、不完全な部分を1つずつ改善していくような作業をしています。1人でやっていることなので、他人にはお見せできない姿です(笑)。でも、こういう細かい練習が、結果につながるんじゃないかと信じてやっています。


(写真2枚)
次ページ以降を含めて写真は合計4枚

(次ページからは有料会員限定記事となります)
Xmasライブ、3期生オーディションを語るSTU48小島愛子ソロインタビューVol.2 に続く

キーワードから探す

Now Loading...

只今処理中です しばらくお待ちください