2022年11月号
2022/11/22
HKT48下野由貴&坂口理子卒業前ラスト対談~10周年が契機に
Forty-Eight Times 11月号では、12月にHKT48から卒業する、1期生の下野由貴さん(24)と2期生の坂口理子さん(26)のラスト対談が実現しました。卒業までの経緯から、幕張コンサートでのエピソード、活動での激エモエピソードからファンへのラストメッセージまで、HKT48ファン必見の対談です。
――卒業を考え出したのはいつごろ?
下野 以前から「お芝居をしたい」とは言っていました。その思いがありながらアイドルをしているのはどうなのかなと思いながらも、10周年をメンバーとして迎えたい気持ちはありました。「10周年を終えて自分がどういう気持ちになるのかで、今後のことを決めよう」と思っていました。
10周年では、すごくたくさんの方に祝っていただきました。自分の中で「楽しかった。やりきったから辞めても悔いはない」と思って、そこから卒業に向けて動き始めました。グループもいい意味で新しく変わってきたので、このタイミングで私も新しい道に進もうと。
(本村)碧唯には、逐一相談していました。碧唯を最後に残していくことになるから、スタッフさんに言う前に、碧唯に全部話していました。
坂口 私が卒業を意識をしたのは、「今年を最後の生誕祭に」という気持ちがありました。生誕祭のお祭り騒ぎの最後に卒業発表というのは違うし、なっちゃん(松岡菜摘)とゆい(神志那結衣)が8月末に卒業となり、チームHから「私も失礼します」と卒業するのは心苦しくて…。
最初は夏を予定していたんですけど、9月で2期生10周年になり、私も10周年を迎えたいという気持ちもあって、そこが一応区切りかなと考えていました。ただ、入ったばかりの6期生と公演であまり絡んだことがなかったので、11周年までしっかり盛り上げてから卒業しようと思いました。
9月の(2期生の)10周年イベントで発表する案もいただいたんですけど、48グループの伝統の劇場公演の最後で発表したいという思いがあったので、その前の23日のRESET公演で発表ができて、悔いはないです。
――卒業が決まってからの幕張のコンサートはどんな気持ちで参加を
下野 アリーナならではの、ペンライトに包まれている景色を久しぶりに見て、「あ~っ、これは二度と味わうことがないのかな」と思い、目に焼きつけながら臨みました。
6期生や多くの後輩にとっては初めてのアリーナだったし、その景色を後輩に見せられたのは良かったです。
坂口 幕張メッセは8年半ぶりということで、前回出たときには目の前のことに無我夢中で全力で走っている状態だったのを記憶しています。
本ステージだけじゃなくてセンターステージがあり、ステージをつなぐ花道の下の通路を通って待機するのも久しぶりでした。後輩たちが「わぁ、すごい! このステージ」と言っているのを隣で聞きつつ、「うんうん。気をつけて通るんだよ」みたいになっている自分に、「ああ10年経ったな」と実感しました。
曲によって出る場所が違うというのも、入ったばかりの6期生にとっては大変なことです。6期生が焦っている様子を見て、「自分も初期のころ焦ってた。不安だったよな~」と思い出して、後輩たちがこれからたくさんの経験を積んでいけたらと感じました。
――お二人が6期生を交えてMCをするコーナーも
下野 6期生はみんなそわそわしてたよね。私たちも広い会場のMCは久しぶりで。
坂口 実は結構ビビってた(笑)。
下野 終わったあとで理子ちゃんと「大丈夫だったかな?」って話したけど、それ以上に後輩が不安そうにしていたので、表向きはどんと構えてました。「元気よくやっていれば大丈夫だよ」って言ってたけど、実は私たちもめっちゃビビってたっていう(笑)。
――自分がいないHKT48を感じる瞬間は?
坂口 結構感じました。自分たちが全く出ていないブロックがあったんです。由貴ちゃんと「このブロック暇ですね」ってリハを見たときに、「辞めたあとってこういう風に進んでいくんだな」と。
4期生が煽(あお)りをたくさんやったり、なっぴ(運上弘菜)がダンス曲のセンターにいたり、(最上)奈那華が選抜ポジションに入っていたりして、新しいHKT48が少しずつ見えてきて、私が卒業した後もこんな風に続いていくんだと思ったら、ちょっと淋しい気持ちにもなりました。
それでもHKT48を好きな気持ちに変わりはないから、私が辞めたらファンとして応援を頑張ります(笑)。
下野 私はわりと必死でした。周りのメンバーから「寂しいです」と言われても、まだ卒業を実感できていないんです。ただ、景色は変わりました。前までみなぞう(今田美奈)、(熊沢)世莉奈、ゆいちゃん、なっちゃんがいたのに、見渡したときに明らかに自分だけ大先輩な感じで、一気に変わっていました。
――恋愛するとしたら、お互いどんな人が似合いそうでしょうか
下野 理子ちゃんは楽屋でもエネルギーがすごくて人を楽しませてくれるから、HKT48の楽屋がなくなったら、そのエネルギーをどこで使うんだろうといつも考えるんです。だから、そのエネルギーに付き合って一緒になって楽しんでくれる人がいたら、めちゃめちゃ楽しい家庭になるんだろうなぁ。
坂口 実は、家でも家族とMCをしているので大丈夫です(笑)。由貴ちゃんは1期生では末っ子のほうだから、甘えられる人が絶対いいと思います。でも、甘すぎず、ときには鼓舞してくれると、由貴ちゃんは「何でそういうこと言うの?」って、もっと頑張る気がします。
しっかりしているんですけど、かわいいんですよね。妹気質で甘えさせてくれつつも、引っ張ってくれる人がいいかなと。いますかね? そういう人?
下野 同期の集合体みたいな人がいい(笑)。最近思うのが、もし結婚するのなら碧唯みたいな人がいいなって思います。碧唯って甘えさせ上手で、こっちも自然と頼ってるし、それも碧唯は苦じゃない感じだし、面倒を見てくれます。こっちに申し訳ない気持ちにさせないところが、すごいんです。
(写真7枚)
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HKT48下野由貴&坂口理子 10年の活動を振り返り「HKT48らしさってこういうことだよね」と感じたのは? に続く
――卒業を考え出したのはいつごろ?
下野 以前から「お芝居をしたい」とは言っていました。その思いがありながらアイドルをしているのはどうなのかなと思いながらも、10周年をメンバーとして迎えたい気持ちはありました。「10周年を終えて自分がどういう気持ちになるのかで、今後のことを決めよう」と思っていました。
10周年では、すごくたくさんの方に祝っていただきました。自分の中で「楽しかった。やりきったから辞めても悔いはない」と思って、そこから卒業に向けて動き始めました。グループもいい意味で新しく変わってきたので、このタイミングで私も新しい道に進もうと。
(本村)碧唯には、逐一相談していました。碧唯を最後に残していくことになるから、スタッフさんに言う前に、碧唯に全部話していました。
坂口 私が卒業を意識をしたのは、「今年を最後の生誕祭に」という気持ちがありました。生誕祭のお祭り騒ぎの最後に卒業発表というのは違うし、なっちゃん(松岡菜摘)とゆい(神志那結衣)が8月末に卒業となり、チームHから「私も失礼します」と卒業するのは心苦しくて…。
最初は夏を予定していたんですけど、9月で2期生10周年になり、私も10周年を迎えたいという気持ちもあって、そこが一応区切りかなと考えていました。ただ、入ったばかりの6期生と公演であまり絡んだことがなかったので、11周年までしっかり盛り上げてから卒業しようと思いました。
9月の(2期生の)10周年イベントで発表する案もいただいたんですけど、48グループの伝統の劇場公演の最後で発表したいという思いがあったので、その前の23日のRESET公演で発表ができて、悔いはないです。
アリーナで実はビビってた
――卒業が決まってからの幕張のコンサートはどんな気持ちで参加を
下野 アリーナならではの、ペンライトに包まれている景色を久しぶりに見て、「あ~っ、これは二度と味わうことがないのかな」と思い、目に焼きつけながら臨みました。
6期生や多くの後輩にとっては初めてのアリーナだったし、その景色を後輩に見せられたのは良かったです。
坂口 幕張メッセは8年半ぶりということで、前回出たときには目の前のことに無我夢中で全力で走っている状態だったのを記憶しています。
本ステージだけじゃなくてセンターステージがあり、ステージをつなぐ花道の下の通路を通って待機するのも久しぶりでした。後輩たちが「わぁ、すごい! このステージ」と言っているのを隣で聞きつつ、「うんうん。気をつけて通るんだよ」みたいになっている自分に、「ああ10年経ったな」と実感しました。
曲によって出る場所が違うというのも、入ったばかりの6期生にとっては大変なことです。6期生が焦っている様子を見て、「自分も初期のころ焦ってた。不安だったよな~」と思い出して、後輩たちがこれからたくさんの経験を積んでいけたらと感じました。
――お二人が6期生を交えてMCをするコーナーも
下野 6期生はみんなそわそわしてたよね。私たちも広い会場のMCは久しぶりで。
坂口 実は結構ビビってた(笑)。
下野 終わったあとで理子ちゃんと「大丈夫だったかな?」って話したけど、それ以上に後輩が不安そうにしていたので、表向きはどんと構えてました。「元気よくやっていれば大丈夫だよ」って言ってたけど、実は私たちもめっちゃビビってたっていう(笑)。
辞めても好きな気持ちは変わらない
――自分がいないHKT48を感じる瞬間は?
坂口 結構感じました。自分たちが全く出ていないブロックがあったんです。由貴ちゃんと「このブロック暇ですね」ってリハを見たときに、「辞めたあとってこういう風に進んでいくんだな」と。
4期生が煽(あお)りをたくさんやったり、なっぴ(運上弘菜)がダンス曲のセンターにいたり、(最上)奈那華が選抜ポジションに入っていたりして、新しいHKT48が少しずつ見えてきて、私が卒業した後もこんな風に続いていくんだと思ったら、ちょっと淋しい気持ちにもなりました。
それでもHKT48を好きな気持ちに変わりはないから、私が辞めたらファンとして応援を頑張ります(笑)。
下野 私はわりと必死でした。周りのメンバーから「寂しいです」と言われても、まだ卒業を実感できていないんです。ただ、景色は変わりました。前までみなぞう(今田美奈)、(熊沢)世莉奈、ゆいちゃん、なっちゃんがいたのに、見渡したときに明らかに自分だけ大先輩な感じで、一気に変わっていました。
結婚するなら碧唯みたいな人がいい
――恋愛するとしたら、お互いどんな人が似合いそうでしょうか
下野 理子ちゃんは楽屋でもエネルギーがすごくて人を楽しませてくれるから、HKT48の楽屋がなくなったら、そのエネルギーをどこで使うんだろうといつも考えるんです。だから、そのエネルギーに付き合って一緒になって楽しんでくれる人がいたら、めちゃめちゃ楽しい家庭になるんだろうなぁ。
坂口 実は、家でも家族とMCをしているので大丈夫です(笑)。由貴ちゃんは1期生では末っ子のほうだから、甘えられる人が絶対いいと思います。でも、甘すぎず、ときには鼓舞してくれると、由貴ちゃんは「何でそういうこと言うの?」って、もっと頑張る気がします。
しっかりしているんですけど、かわいいんですよね。妹気質で甘えさせてくれつつも、引っ張ってくれる人がいいかなと。いますかね? そういう人?
下野 同期の集合体みたいな人がいい(笑)。最近思うのが、もし結婚するのなら碧唯みたいな人がいいなって思います。碧唯って甘えさせ上手で、こっちも自然と頼ってるし、それも碧唯は苦じゃない感じだし、面倒を見てくれます。こっちに申し訳ない気持ちにさせないところが、すごいんです。
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HKT48下野由貴&坂口理子 10年の活動を振り返り「HKT48らしさってこういうことだよね」と感じたのは? に続く