2022年11月号

2022/11/12

SKE48熊崎晴香インタビュー「くまのファンファーレ」が鳴る日に向けて

 SKE48チームEの “くまちゃん” こと熊崎晴香さん(25)が、AKB48 Group新聞電子版になって初のソロ登場です。日本ガイシホールの14周年コンサートを振り返り、6期生10周年コンサートや、18日に行われるソロライブの意気込みについて話してくれました。さらに、須田亜香里卒業後のチームEについて、SKE48への思いをたっぷりと語ってくれました。

最後の「不器用太陽」選抜


 ――14周年コンサートで何曲もセンターを任されましたが、印象に残っている曲は

 「不器用太陽」です。この曲は(2014年に発売された)私の初選抜曲なのですが、最初の歌い出しのところを歌ったことがなくて、今回、コンサートで披露できたのがうれしかったです。

 (古畑)奈和さんと(須田)亜香里さんが卒業したことによって、「不器用太陽」選抜が、私一人だけになるんです。

 14周年で私が最後の選抜と気づいたファンの方が、トーク会で「時代の移り変わりを感じた」「エモかった」と伝えてくれました。歌えて良かったです。


 ――曲を4人で歌ったことについては

 別々の場所から歌い始める演出で、感情を込めて歌うことができました。しっとりとした曲調なので、あらためて歌詞の意味を込めてファンの方たちの顔を見ながら歌えて、感極まりました。

 ――「美しい稲妻」もセンターでした

 メインとは反対側のBステで、ファンの方の近くで披露しました。私たち6期生が加入したばかりのころ、コンサートのリハーサルで先輩方が初お披露目の練習をしていた曲でした。入りたてのときに先輩方が練習していた楽曲を、今、私がセンターとして立たせてもらっているうれしさがありました。

「僕は知っている」で1列目に


 ――先輩が徐々に卒業し、6期生も先輩になりますが、気持ちの変化はありますか?

 「僕は知っている」という曲は、期ごとにポジションがあるんですけど、最初披露させていただいたときには、6期生は後ろから2列目でした。それが14周年のときには1列目になりました。練習しながら「先輩がほとんどいないんだ。私たちが1列目なんだ」って同期たちと話していました。

 そして、もう甘えられないなと気づきました。この曲を通して「もっとしっかりしなきゃ。私たちが先頭に立ってSKE48を広めなきゃ」と思いました。

 すぐ下の後輩の7期生、8期生ももう2列目です。SKE48もいろんな時代があったと振り返ることができたし、新しい道を今度は私たちが作っていかなきゃと強く思いました。


 ――6期生の中で引っ張るタイプのメンバーは?

 6期生は、(斉藤)真木子さんみたいに姉御っぽく引っ張るというよりは、メンバーを支えながら親身になって側面からリードしていくタイプが多いです。

 あえて言うのであれば、日高優月ちゃんは後輩とコミュニケーションをとるのが上手なメンバー。後輩から絶大な信頼があります。

 ハキハキ言うのは井田玲音名ちゃんかな? 「手をつなぎながら」のシャッフル公演で一番上の先輩になることが多いので、そういうときに引っ張るのは井田玲音名ちゃんです。


後輩たちに「頑張りたい」と思える10周年コンサートに


 ――そして6期生のデビュー10周年コンサートが発表されました(2023年3月5日 日本特殊陶業市民会館フォレストホール)。あらためて今、感じていることは

 (以前6期生コンサートをした)Zepp Nagoyaも大きい会場だったんですけど、またさらに大きな会場でやらせていただけることで、喜びもあり、プレッシャーもあります。

 今まで2回やらせていただいて、どちらも「これが最後」という気持ちで作り込んだ内容だったので、それを超えるものを考えるのは楽しみでもあるんですけど、「どうしようか」とメンバーと話し合っています。

 以前、後輩たちが私たちの公演を見て「すごく刺激をもらった」って言ってくれたので、次も「もっと自分たちの期でも頑張りたい」って思ってもらえるコンサートにできたらと思っています。

 純粋に6期生のパーティーをファンの方と一緒に楽しめたらいいなって思っています。


今の熊崎らしさをソロライブでお見せします


 ――11月18日に行われるソロライブ(NAGOYA ReNY limited)について

 みなさんの前で発表されたのは10月5日でしたが、内々で決まったのはガイシホールコンサートの直前でした。

 「うれしいけど、めちゃくちゃ早くない? (チームKIIの)『時間がない』公演より時間がない!」と思いました(笑)。

 (過去にソロライブをした)江籠さん、奈和さんともまた違う、「熊崎らしいものを作ってほしい」とマネジャーさんに言われて、「今の私らしさといえばこれ!」というものを考えました。

 内容を提出する締め切りがガイシの次の日で、パニックになりながらもタイトルの「くまのファンファーレ」は自分なりに納得がいくものですし、タイトルに沿った内容になっていると思います。

 ファンのみなさんがコールできない分、手拍子していただく場面を用意しました。手が赤くなるまで思いっきり気持ちを込めて手拍子してください(笑)。


 ――セットリストについては、どのぐらい意見が反映されていますか?

 全部です! 不安ですけど、新しい自分を見せたいし、今までの自分も見せたいです。

 もしかしたら、48グループでは歌われたことがない曲を歌えるかもしれないです。MCも今までにないことを楽しめます。それも私だからこそできる内容が詰め込まれていると思います。来てくださる方や応援してくださる方は、ぜひとも温かい目で見守ってくださるとうれしいです。


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SKE48熊崎晴香「センターの夢は捨てるつもりもないし、目指したいです」 に続く

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