2022年8月号

2022/08/19

STU48今村美月「花は誰のもの?」新公演セルフ解説インタビュー 待望の全曲オリジナル曲にモチベーションMAX

  STU48が、7月30日に待望の「花は誰のもの?」新公演の初日を行いました。その後も東京など遠征もして、各所で披露中です。Forty-Eight Times8月号では、そんな目新しさ満載の新公演について、今村美月キャプテン(22)にソロインタビューを敢行。新公演の裏エピソードや、選曲に込められた思いを語ってもらいました。また、7月10日の「STU48デビュー5周年記念コンサート」では明言していなかった、これからのSTU48の最大の目標についても言及してくれました。

全曲フル尺披露


 ――7月30日にSTU48「花は誰のもの?」公演が幕を開けました。全部STU48オリジナル楽曲。しかも、新曲も入っていました。リハーサル、公演への準備は

 初日の次の日も公演があったり、瀬戸内PR部隊がほかのイベントに出演することで何人か入れ替えることも決まっていたので、レッスンもちょっと大変でした。同じ立ち位置の子たちが入れ替わったり、教え合ったりして練習していきました。

 ――1期生と後輩たちの親密度は?

 初期のころは、(コロナ禍もあって)別グループかってぐらい離されていましたけど、最近はすごく仲良しで、一緒にごはんを行く間柄の面々もいます。すごく先輩として見てくれてる子もいるけれど、その上で仲良くなっていってます。

 ――全曲フルでやることへの不安は?

 公演ならではですし、2番の振り付けが無かった曲も、この公演のために新たに振り付けをつけてくださったり。不安よりワクワクが多かったです。

歌唱力No.1決定戦出場メンバーで書き下ろしユニット


 ――書き下ろしの新曲について。まずは、M06「そして人間は無力と思い知る」(今村美月、小島愛子、峯吉愛梨沙)※以下初日メンバー

 8枚目シングルのCP曲「ポニーテールをほどいた君を見た」と「Sure、じゃあね」は、昭和を感じさせるサウンドなんです。はじめは、ディスコサウンドものが来るのかなと思っていたら、全然違う歌謡曲で昔の攻め方をする曲がきたので、そこでまずびっくりしました。そして、このユニットは歌唱力選抜のメンバーなので、あいこじ(小島)もありちゃん(峯吉)も私も、声のジャンルが別々のタイプなので、3人で歌うとどうなるのかなと想像を膨らませていました。結果的に、素敵なものになって、ダークな歌詞ですけど、すごく勢いもあって楽しく歌ってます(笑)。

 ――公開リハーサルでの反応は?

 みんなも聞いてくれてて「めっちゃ良かったよ」って言ってくれました。

 ――オリジナルで、歌唱力を期待されるメンバーで歌うのはプレッシャーですよね

 はい。曲の入りもテンポが普通と違う曲だったので、何回も聴き込んで挑みました。それでも、毎回、ちょっとタイミングがズレてしまったり。うまく歌いだすことが難しいんです。今後の課題です(苦笑い)。

 ――イントロが無しで、暗いステージで歌い出すから難しいです

 そうなんです。ひたすら聴き込んでいくしかないです。実は、公演で一番緊張する瞬間です(笑)。私たちのユニットは、大人、きれいめの衣装です。「ほかのユニットの衣装もいいな~」と思うこともあるんですけど、みんなからは「Perfumeさんみたいだよ」って言われてうれしかったです!

 ――2人の様子は?

 歌詞がサビでも3、4個あるんですよ。ちょっとずつ違っていて。本番もリハも、3人一緒になって2、3番の歌詞を確認して、どきどきでした。ありちゃんは、この曲の歌詞が不安すぎて、スマホの待ち受け画面を、この歌詞にしていました。「毎日チェックできるように」って(笑)。

 ――ファンの反応は

 (オリジナルの)ユニット曲があると知らずに、びっくりしてくださった方もたくさんいたし、ユニットはソロパートもあるので「一人一人の声が聴けてうれしい」と言ってくださっています。また、アイドルソングって感じじゃないところが「逆にいい」というご意見や「STU48って本当にいい歌詞をもらえているよね」って言ってくださっています。

新ユニット曲盛りだくさん


 ――M05「夏の“好き”はご用心」(高雄さやか、内海里音、川又あん奈、兵頭葵)について

 これも昔の曲の雰囲気があるんですよね。どこかで聞いたことのあるサウンドとでも言いましょうか。最初に聴いたときは、ちょっと不思議でした。イントロやAメロ、Bメロが、それぞれ雰囲気が違うように聞こえて、クセになるって思いました。衣装もすごくかわいいし、ダンス構成も好みで、すごく華やかなユニット曲です。みんなからは、いつかユニットシャッフルもして違うユニットの衣装も着てみたいって言われています(笑)。

 ――日替わり曲、M09「短日植物」(今村美月、川又あん奈)昼、夜はM09「誰かといたい」(川又あん奈、田中美帆、立仙百佳)でした

 予定しているのは4曲あります。それ以外にもユニット曲はたくさんあるので、メンバーだけで集まって、自分たちで立ち位置も決めて練習をして「別の曲もやらせてください」と直訴すれば、実現できるんじゃないかなって。自分たちの力で、いろんな曲を披露する場を作っていきたいんです。

 ――たまたまですが、元卒業生との思い入れもある曲だったりします

 私もオリジナルメンバーにちょっとマネて、自分なりのリスペクトを入れ込みました。

 2日目の夜の「誰かといたい」では、川又あん奈ちゃんがすごい緊張していたんです。彼女は2期生コンサートで披露した経験もあったので、「何で緊張してるの?」と尋ねたら、オリメン田中皓子ちゃんのファンだったんです。「こっこさんファンにも思い入れある曲だから緊張します」と。私もこの曲のオリメンなので、「大切に思ってくれてありがとう」って気持ちになりました。


 ――全体曲でも、初日とそれ以降で入れ替えている部分があります

 何回も来てくださる方々にも毎回わくわくしてもらえる部分が何個も作れたらと思っています。開演前に「今日はどっちの曲なんだろう」とか思ってもらえると成功です。

みちゅが「瀬戸内の妹」センター


 ――初日の夜公演では、M10「瀬戸内の妹」(今村美月センター)でした

 もともと7人曲で、16人での披露は初めてでした。昼公演の「一杯の水」はアップテンポ曲だったので、こちらの「瀬戸内の妹」はゆっくり穏やかな曲なので、ギャップが大きいと思います。ファンの方にも「ユニット曲はなかなか披露されないこともあるからうれしい」と言われました。

 ――新曲以外で注目ポイントは?

 この公演のために、新たにフリがつけられた楽曲が「僕はこの海を眺めてる」、「一瞬のスリル」、「原点」と結構あります。曲の2番の振り付けだけを新たに作ってもらうために、わざわざ振付師さんが東京から瀬戸内にまで来て教えてくださいました。

 あとは「一杯の水」の歌詞「ソーラーパワーが」の部分では、気付いている方々は少ないんですけど、みんなでソーラーパネルを形作るフリになっているんです(笑)。角度とかもめちゃめちゃこだわっているので、ぜひ見てみてください。


 ――8月14日には久々の東京公演も行いました

 今回はSTU楽曲だけなので、昔から応援してくださっているファンの方も、きっと新鮮な部分ありますし、楽曲の良さをあらためて実感していただけたかと思っています。もちろん、新しいお客さんにとっても、16曲もある公演なので、たくさんレパートリーを見せられて、いい公演なはずです。これからもメンバーの輝いているところも見てもらえたらうれしいです。

 ――今年の夏は、いろんなアイドルフェスにも出演しています

 この公演がSTU48オリジナル楽曲が縛りなっている分、フェスでは同じことをやっても…なので、運営さんとメンバーたちで意見交換もし合って、差別化をできたらと心掛けています。

(写真5枚)
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STU48の目標はNHK紅白歌合戦! 今村美月キャプテンが熱く語る未来図とは に続く

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