2022年6月号
2022/06/14
SKE48「愛を君に、愛を僕に」特集! 松本慈子「リーダーとしての自覚が芽生えました」
Forty-Eight Times 6月号は、SKE48 Team Sオリジナル新公演「愛を君に、愛を僕に」を大特集! 特集第2弾は、チームSリーダーの松本慈子さん(22)に単独インタビュー! 初日公演を終えての心境、レッスンのエピソード、チームの様子や今後のことまで語り尽くしてくれました。
――初日公演を終えて
直前までめちゃくちゃ不安でした。リハーサルで先生方に「全然気持ちが伝わってこない」と言われて、1週間くらい毎日泣いていました。
「どうやったらいいんだろう、みんな頑張ってるけどなかなか伝わらないし…」と不安で、きっと暗い顔をしていたと思います。
初日公演前の円陣が終わった直後に(牧野)アンナ先生が来てくださって、「君たちはできるんだよ」と背中を押してもらって、みんな号泣してメイクが崩れました(笑)。
アンナ先生の言葉を聞いて、あとは今までやってきたことを出し切るだけだし、初日はその日しかないから、とにかく思いっきり楽しむことにしました。
ファンの方からの鳴りやまない拍手にすごく感動して、みんなで頑張ってきて良かったです。
そのとき初めて心の底からこの公演が楽しいと感じました。それと同時に「ここからがやっと始まりなんだ、もっと頑張らなきゃ」と思いました。
――レッスン期間にチームSのメンバーにどんな変化がありましたか
初レッスンは、新公演をいただけることで、正直浮かれていたというか、「うれしいな~」とふわふわした感じだったんです。
でも、アンナ先生のレッスンを受けていく中で、自分たちが活動できている環境にどれだけ甘えていたかを痛感しました。
今まで意見を言わなかったメンバーが意見を出したり、年齢や、先輩、後輩関係なくみんなが言いやすい環境になりました。
ぶつかることもあるけど、メンバーが自分たちで良くしたいと思っているからこそです。みんなの中にプロ意識が芽生えて、ステージに対する想いが熱くなりました。
――SKE48公式YouTube でオリジナル公演ができるまでのドキュメンタリー映像が公開されています
私はちょうど舞台が重なっていて、リハーサルにあまり参加できなかったんです。
舞台のおけいこに行って、新公演の振り入れをしたら、またおけいこの繰り返しで、チーム全体を常に見ることができませんでした。でも、戻ってレッスンに参加するたびに、みんなが踊っている姿を見て、頼もしさを感じながらも焦りました。
「やばい、みんなが変わり始めてる」と。
レッスン場の鏡の前でレッスンができる最後の日、私は前日に振り入れしたばかりで振りが入りきっていないのに、「鏡を見ずに後ろを向いて踊ろう」と言われて…。
アンナ先生が振りや気持ちの面でみんなを指導している中、私だけ「松本は段取りばかり気にしすぎ」と言われて、一番ショックでした。みんなは気持ちの面で怒られているのに、自分だけまだその段階なのかと。
――この期間中に松本さん自身が変わったところは
一番は、リーダーとしての自覚が芽生えました。それまでは肩書きだけのリーダーだったことを実感しました。
私がリーダーになったのは、2020年の静岡エコパアリーナのライブで、ちょうどコロナの直前でした。そのタイミングでチームで活動ができなくなって、劇場公演も無観客だったり、少人数での活動しかできませんでした。
アンナ先生の初回のレッスンで「松本はどういうリーダーになりたいの?」と聞かれたときに、なりたいリーダー像も無かったし、リーダーとして全然仕事ができていなかったことに気づかされました。
――どういうリーダーになろうと?
私はメンバーに厳しく言うことはあっても、怒ったりすることはありません。というのも、周りにはしっかりしていて意見を言ってくれるメンバーがいるからで、まとめる側になろうと思いました。
――リーダーをしていて良かったこと、大変だったことは
良かったことは、自分がリーダーとしての自覚や責任をちゃんと持てるようになって、チームとしても、リーダーとしても、個人としても、自信がついたことです。
ステージに立つまでにたくさんの練習を積み重ねられたことも自信につながりました。
もちろんまだまだやれることもありますし、100点じゃないからこそ、もっと上を目指せるわけです。
大変だったことは、チームをまとめることの難しさをあらためて実感したことです。
どうしたら良いのかわからなくて、壁に何回もぶち当たりました。
いつも見てくれているダンスの先生には「気持ちが足りない」と言われることが多くて、「どういう言葉をかけたらみんなの気持ちをもっと上げられるんだろう」とすごく悩みました。
私は話すときにじっくりと考えてから話すタイプなので、言葉をきれいにまとめて言うと、逆に感情が伝わらないんです。
言ってることは伝わっているんだろうけど、熱意が伝わらなくて、メンバーみんなの心にまでは響いてないんだろうなというのは感じていました。
「話すときに考えるな」とアンナ先生にも言われました。
アンナ先生からは伝え方もすごく学びました。でも、アンナ先生みたいに覇気のある話し方はできないです。あそこまで心に響く言葉で伝えられる方には、初めて出会いました。
SKE48 愛を君に、愛を僕に|SKE48 OFFICIAL WEB SITE
(写真3枚)
次ページ以降を含めて写真は合計17枚(独自取材写真あり)
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SKE48「愛を君に、愛を僕に」特集! 松本慈子「何十年たっても愛されるような公演に」 に続く
(見出し紹介●メンバー一人ひとりがチームS●真木子さんに相談●江籠さんがLINEをくれた●怖かったソロパート●「チームSの新公演、他のチーム超えられる?」●これからの熱いチームSから目を離さないで)
鳴りやまない拍手に感動
――初日公演を終えて
直前までめちゃくちゃ不安でした。リハーサルで先生方に「全然気持ちが伝わってこない」と言われて、1週間くらい毎日泣いていました。
「どうやったらいいんだろう、みんな頑張ってるけどなかなか伝わらないし…」と不安で、きっと暗い顔をしていたと思います。
初日公演前の円陣が終わった直後に(牧野)アンナ先生が来てくださって、「君たちはできるんだよ」と背中を押してもらって、みんな号泣してメイクが崩れました(笑)。
アンナ先生の言葉を聞いて、あとは今までやってきたことを出し切るだけだし、初日はその日しかないから、とにかく思いっきり楽しむことにしました。
ファンの方からの鳴りやまない拍手にすごく感動して、みんなで頑張ってきて良かったです。
そのとき初めて心の底からこの公演が楽しいと感じました。それと同時に「ここからがやっと始まりなんだ、もっと頑張らなきゃ」と思いました。
プロ意識が芽生えたチームS
――レッスン期間にチームSのメンバーにどんな変化がありましたか
初レッスンは、新公演をいただけることで、正直浮かれていたというか、「うれしいな~」とふわふわした感じだったんです。
でも、アンナ先生のレッスンを受けていく中で、自分たちが活動できている環境にどれだけ甘えていたかを痛感しました。
今まで意見を言わなかったメンバーが意見を出したり、年齢や、先輩、後輩関係なくみんなが言いやすい環境になりました。
ぶつかることもあるけど、メンバーが自分たちで良くしたいと思っているからこそです。みんなの中にプロ意識が芽生えて、ステージに対する想いが熱くなりました。
「やばい、みんなが変わり始めてる」
――SKE48公式YouTube でオリジナル公演ができるまでのドキュメンタリー映像が公開されています
私はちょうど舞台が重なっていて、リハーサルにあまり参加できなかったんです。
舞台のおけいこに行って、新公演の振り入れをしたら、またおけいこの繰り返しで、チーム全体を常に見ることができませんでした。でも、戻ってレッスンに参加するたびに、みんなが踊っている姿を見て、頼もしさを感じながらも焦りました。
「やばい、みんなが変わり始めてる」と。
レッスン場の鏡の前でレッスンができる最後の日、私は前日に振り入れしたばかりで振りが入りきっていないのに、「鏡を見ずに後ろを向いて踊ろう」と言われて…。
アンナ先生が振りや気持ちの面でみんなを指導している中、私だけ「松本は段取りばかり気にしすぎ」と言われて、一番ショックでした。みんなは気持ちの面で怒られているのに、自分だけまだその段階なのかと。
肩書きだけのリーダーだった
――この期間中に松本さん自身が変わったところは
一番は、リーダーとしての自覚が芽生えました。それまでは肩書きだけのリーダーだったことを実感しました。
私がリーダーになったのは、2020年の静岡エコパアリーナのライブで、ちょうどコロナの直前でした。そのタイミングでチームで活動ができなくなって、劇場公演も無観客だったり、少人数での活動しかできませんでした。
アンナ先生の初回のレッスンで「松本はどういうリーダーになりたいの?」と聞かれたときに、なりたいリーダー像も無かったし、リーダーとして全然仕事ができていなかったことに気づかされました。
――どういうリーダーになろうと?
私はメンバーに厳しく言うことはあっても、怒ったりすることはありません。というのも、周りにはしっかりしていて意見を言ってくれるメンバーがいるからで、まとめる側になろうと思いました。
――リーダーをしていて良かったこと、大変だったことは
良かったことは、自分がリーダーとしての自覚や責任をちゃんと持てるようになって、チームとしても、リーダーとしても、個人としても、自信がついたことです。
ステージに立つまでにたくさんの練習を積み重ねられたことも自信につながりました。
もちろんまだまだやれることもありますし、100点じゃないからこそ、もっと上を目指せるわけです。
どういう言葉にしたら伝わるのだろう
大変だったことは、チームをまとめることの難しさをあらためて実感したことです。
どうしたら良いのかわからなくて、壁に何回もぶち当たりました。
いつも見てくれているダンスの先生には「気持ちが足りない」と言われることが多くて、「どういう言葉をかけたらみんなの気持ちをもっと上げられるんだろう」とすごく悩みました。
私は話すときにじっくりと考えてから話すタイプなので、言葉をきれいにまとめて言うと、逆に感情が伝わらないんです。
言ってることは伝わっているんだろうけど、熱意が伝わらなくて、メンバーみんなの心にまでは響いてないんだろうなというのは感じていました。
「話すときに考えるな」とアンナ先生にも言われました。
アンナ先生からは伝え方もすごく学びました。でも、アンナ先生みたいに覇気のある話し方はできないです。あそこまで心に響く言葉で伝えられる方には、初めて出会いました。
SKE48 愛を君に、愛を僕に|SKE48 OFFICIAL WEB SITE
(写真3枚)
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SKE48「愛を君に、愛を僕に」特集! 松本慈子「何十年たっても愛されるような公演に」 に続く
(見出し紹介●メンバー一人ひとりがチームS●真木子さんに相談●江籠さんがLINEをくれた●怖かったソロパート●「チームSの新公演、他のチーム超えられる?」●これからの熱いチームSから目を離さないで)