2022年4月号
2022/04/23
SKE48大場美奈 卒コン本人解説1日目~2カ月練った珠玉のセットリスト~
SKE48大場美奈さん(30)が、4月1日から3日まで計4公演の卒業コンサートを行いました。1日は、パシフィコ横浜国立大ホールにAKB48卒業生を招いて9期生、大場チーム4が集結! 2、3日はKT Zepp Yokohama(以下Zepp)で3公演。「Forty-Eight Times」では、3月号に引き続き「大場美奈卒業記念大・大特集! 全4公演本人完全解説」。全1万5000字の大ボリュームで、大場さんを送り出します。
・過去を受け止めてこその今、SKE48を卒業・大場美奈インタビュー(3月号記事)
ネットチケットを購入すれば4月30日までニコ生『SKE48非公式ちゃんねる』 で視聴可能です。
――全4公演をセルフプロデュース
当初は3公演予定だったんです。コロナ禍でZeppに立てる人数も限られたので、最終日を長い1公演にとも検討したんですけど、最終的に4公演にしました。
全員が出られる1日を含めて、2日と3日のZeppでも、SKE48全メンバーと思い出が作れるようにと、それぞれの見せ場ができるものにしました。
――コンサートのテーマ分けは?
体力的にも、自分が3日間全ステージに立つのは難しい。3日は私の誕生日だったので、2日目に私がプロデュースする新世代のコンサートを置きました。
元NMB48吉田朱里ちゃんみたいに、メンバーが若手をプロデュースする公演やコンサートを「私がやりたいです」と、手を挙げました。
3日目は自分の思い出を振り返り、1日目にできなかったことを入れて、誕生日も兼ねて皆で楽しめる内容にしました。
――セットリストが固まるまでは
約2カ月かかりました。まずは、4月1日の1日目にどれだけ自分のメイン曲を披露できるかを考えて、そこから全体のバランスを考えました。3日目は、昼・夜のバランスを取るのが大変でした。
――本当にステージで楽しそうでした
今まで、自分がずっと0番(センター)に立ち続けるライブはなかったので、リハーサルからすごく緊張していました。
コロナ禍で、リハーサルも最小限の人数でやるしかない状況でしたから、13年間のキャリアがあっても、めちゃくちゃ不安で1人で追い込まれてました。
そんな状況を察してくれてたのか、スタッフさんはサポートして安心させてくれましたし、メンバーもちょっとした休憩時間に声を掛けてくれました。
そういう些細なことで頑張れる気力をもらいました。おかげで、リハ期間も本番も楽しかったです。
48グループに入ったら、同期は絶対的に特別な存在。また、大場チーム4の中でも私が最後の卒業となったので、当時のメンバーに来てもらっての「走れ!ペンギン」は、ずっと前から決めていました。
しかも、大場チーム4を今でも知ってる方たちが多かったんです。セットリスト構想の参考にと、事前にファンの方たちにSNSで「何の曲が見たいですか?」と聞いたら、100%「走れ!ペンギン」が入っていたんです。
普通は、エモくて懐かしいメンバーは、コンサートの中盤以降に出てくるものですが、「こんなにも求められてるなら出し惜しみせずに」と、1曲目から出てもらいました(笑)。
「この後に誰が来るんだろう? わくわく」ではなくて、一発目で終えてやろうと(笑)。卒業コンサートでは前代未聞の演出をやってみました。
――実際、「ありがとうございました」とメンバーがステージから降りて、客席にも照明がついて終演アナウンスが流れました
この演出があるからこそ、次のコントが生きました。「走れ!ペンギン」と俳優の野間口徹さんとのコントは、ファンの方たち全員が望んでいたものだったので、最初からワンセットと考えていました。
2. パレオはエメラルド
――AKB48の楽曲は初めて踊るメンバーも
2日、3日と曲が被らないようにしつつ、私の好きなSKE48の代表的な曲をやりました。その後は、AKB48時代の曲をSKE48のメンバーとやりました。
「黄金センター」は、井上瑠夏ちゃんと太田彩夏ちゃんをセンターに選びました。皆にはいつかセンターを目指してほしい。現センターの林美澪ちゃんにも入ってもらって、歌いました。
瑠夏ちゃんが「『センター行くぜ!』を言えたことがすごくうれしい」って言ってくれました。AKB48を見てSKE48に入った後輩たちが、意外とたくさんいるのを知ることができて、喜んでくれて良かったです。
一方、「アンチ」に関しては、アンチと戦える子を選びました。水野愛理ちゃんは、まず最初に決めました。私は、そういうアイドルがいても良いと思うし、そういうことができるのが、SKE48の楽しいところです。
アンチと戦えるメンバーを選ぶのは、とっても楽しかった(笑)。たくさんいて頼もしかったです。
「僕は知っている」は、移籍組の谷(真理佳)と(卒業した山内)鈴蘭と歌いたかったので、このブロックの最後に歌いました。
14. 18人姉妹の歌
――チームKIIブロックの選曲について
ここは、コロナ禍で、今の18人(活動休止中の岡本彩夏を除くと17人)でステージに立つ機会が無いので、私がいる間に大きい場所で皆で立ちたかったからです。「皆さんこんにちは、チームKIIです」と、あいさつができて満足です。
昇格組メンバーを含めて今のKIIを見せるためには、「18人姉妹」は外せませんでした。新メンバーはどんな歌詞か楽しみに待ってくれているから、青木詩織ちゃんと2人で歌詞を考えました。
「18人姉妹」の歌詞は、多少イジった方がインパクトが強くなるんですよね。メンバーは優しめに作りがちだけど、ここぞとばかりに、いろいろとイジらせてもらいました(笑)。
「私が卒業してから歌うなら、(新リーダーの)太田と(副リーダー)青木の2人で新しい歌詞を考えるのもいいよ」と言ってあるので、もしかしたら、4月1日限定バージョンになったかもしれません。
「誰かの耳」「DA DA マシンガン」は、どのコンサートでもKIIがやる曲。「愛の数」をやって、昇格したメンバーと思い出を作るためにも選ばせていただきました。
―― コント(大場美奈、野間口徹、須田亜香里)――
2. パレオはエメラルド(SKE48 ALL)
3. 恋を語る詩人になれなくて(SKE48 ALL)
4. 夏よ、急げ!(SKE48 ALL)
—— MC ——
5. 黄金センター(大場美奈、石黒友月、井上瑠夏、大谷悠妃、上村亜柚香、坂本真凛、杉山歩南、青木莉樺、伊藤実希、太田彩夏、川嶋美晴、浅井裕華、末永桜花、田辺美月、林美澪)※井上・太田センター
6. アンチ(青海ひな乃、赤堀君江、竹内ななみ、都築里佳、仲村和泉、野村実代、青木詩織、大場美奈、北野瑠華、古畑奈和、水野愛理、相川暖花、斉藤真木子、菅原茉椰、谷真理佳)※水野愛理センター
7. 夜風の仕業(大場美奈)
8. 正義の味方じゃないヒーロー(大場美奈、荒野姫楓、石黒友月、石塚美月、鬼頭未来、中坂美祐、野村実代、入内嶋涼、川嶋美晴、中野愛理、西井美桜、池田楓、鎌田菜月、熊崎晴香、倉島杏実、澤田花音)
9. 鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの(大場美奈、大谷悠妃、北川愛乃、杉山歩南、平野百菜、青木莉樺、荒井優希、伊藤実希、江籠裕奈、日高優月、藤本冬香、古畑奈和、井田玲音名、佐藤佳穂、髙畑結希、田辺美月)
10. 抱きしめちゃいけない(大場美奈、青海ひな乃、井上瑠夏、上村亜柚香、都築里佳、松本慈子、青木詩織、太田彩夏、鈴木愛菜、水野愛理、相川暖花、斉藤真木子、須田亜香里、谷真理佳、福士奈央)
―― MC ――
11. 花の香りのシンフォニー(大場美奈、坂本真凛、荒井優希、江籠裕奈、北野瑠華、日高優月、古畑奈和、浅井裕華、鎌田菜月、熊崎晴香、佐藤佳穂、末永桜花、菅原茉椰、髙畑結希、林美澪)
12. ハッピーランキング(大場美奈、坂本真凛、荒井優希、江籠裕奈、北野瑠華、日高優月、古畑奈和、浅井裕華、鎌田菜月、熊崎晴香、佐藤佳穂、末永桜花、菅原茉椰、髙畑結希、林美澪)
13. 僕は知っている(大場美奈、谷真理佳、山内鈴蘭)
―― MC ――
14. 18人姉妹の歌(KII)
15. 誰かの耳(KII)
16. DA DA マシンガン(KII)
17. 愛の数(KII)
(写真17枚)
次ページ以降を含めて写真は合計27枚
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SKE48大場美奈 卒コン本人解説1日目~最後の9期生、大場チーム4、ぱるるも登場~ に続く
・過去を受け止めてこその今、SKE48を卒業・大場美奈インタビュー(3月号記事)
ネットチケットを購入すれば4月30日までニコ生『SKE48非公式ちゃんねる』 で視聴可能です。
3公演の予定が4公演に!
――全4公演をセルフプロデュース
当初は3公演予定だったんです。コロナ禍でZeppに立てる人数も限られたので、最終日を長い1公演にとも検討したんですけど、最終的に4公演にしました。
全員が出られる1日を含めて、2日と3日のZeppでも、SKE48全メンバーと思い出が作れるようにと、それぞれの見せ場ができるものにしました。
――コンサートのテーマ分けは?
体力的にも、自分が3日間全ステージに立つのは難しい。3日は私の誕生日だったので、2日目に私がプロデュースする新世代のコンサートを置きました。
元NMB48吉田朱里ちゃんみたいに、メンバーが若手をプロデュースする公演やコンサートを「私がやりたいです」と、手を挙げました。
3日目は自分の思い出を振り返り、1日目にできなかったことを入れて、誕生日も兼ねて皆で楽しめる内容にしました。
――セットリストが固まるまでは
約2カ月かかりました。まずは、4月1日の1日目にどれだけ自分のメイン曲を披露できるかを考えて、そこから全体のバランスを考えました。3日目は、昼・夜のバランスを取るのが大変でした。
追い込まれていたリハーサル
――本当にステージで楽しそうでした
今まで、自分がずっと0番(センター)に立ち続けるライブはなかったので、リハーサルからすごく緊張していました。
コロナ禍で、リハーサルも最小限の人数でやるしかない状況でしたから、13年間のキャリアがあっても、めちゃくちゃ不安で1人で追い込まれてました。
そんな状況を察してくれてたのか、スタッフさんはサポートして安心させてくれましたし、メンバーもちょっとした休憩時間に声を掛けてくれました。
そういう些細なことで頑張れる気力をもらいました。おかげで、リハ期間も本番も楽しかったです。
1. 走れ!ペンギン
48グループに入ったら、同期は絶対的に特別な存在。また、大場チーム4の中でも私が最後の卒業となったので、当時のメンバーに来てもらっての「走れ!ペンギン」は、ずっと前から決めていました。
しかも、大場チーム4を今でも知ってる方たちが多かったんです。セットリスト構想の参考にと、事前にファンの方たちにSNSで「何の曲が見たいですか?」と聞いたら、100%「走れ!ペンギン」が入っていたんです。
普通は、エモくて懐かしいメンバーは、コンサートの中盤以降に出てくるものですが、「こんなにも求められてるなら出し惜しみせずに」と、1曲目から出てもらいました(笑)。
「この後に誰が来るんだろう? わくわく」ではなくて、一発目で終えてやろうと(笑)。卒業コンサートでは前代未聞の演出をやってみました。
――実際、「ありがとうございました」とメンバーがステージから降りて、客席にも照明がついて終演アナウンスが流れました
この演出があるからこそ、次のコントが生きました。「走れ!ペンギン」と俳優の野間口徹さんとのコントは、ファンの方たち全員が望んでいたものだったので、最初からワンセットと考えていました。
2. パレオはエメラルド
3. 恋を語る詩人になれなくて
4. 夏よ、急げ!
5. 黄金センター
6. アンチ
7. 夜風の仕業
8. 正義の味方じゃないヒーロー
9. 鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの
10. 抱きしめちゃいけない
11. 花の香りのシンフォニー
12. ハッピーランキング
13. 僕は知っている
――AKB48の楽曲は初めて踊るメンバーも
2日、3日と曲が被らないようにしつつ、私の好きなSKE48の代表的な曲をやりました。その後は、AKB48時代の曲をSKE48のメンバーとやりました。
「黄金センター」は、井上瑠夏ちゃんと太田彩夏ちゃんをセンターに選びました。皆にはいつかセンターを目指してほしい。現センターの林美澪ちゃんにも入ってもらって、歌いました。
瑠夏ちゃんが「『センター行くぜ!』を言えたことがすごくうれしい」って言ってくれました。AKB48を見てSKE48に入った後輩たちが、意外とたくさんいるのを知ることができて、喜んでくれて良かったです。
一方、「アンチ」に関しては、アンチと戦える子を選びました。水野愛理ちゃんは、まず最初に決めました。私は、そういうアイドルがいても良いと思うし、そういうことができるのが、SKE48の楽しいところです。
アンチと戦えるメンバーを選ぶのは、とっても楽しかった(笑)。たくさんいて頼もしかったです。
「僕は知っている」は、移籍組の谷(真理佳)と(卒業した山内)鈴蘭と歌いたかったので、このブロックの最後に歌いました。
14. 18人姉妹の歌
15. 誰かの耳
16. DA DA マシンガン
17. 愛の数
――チームKIIブロックの選曲について
ここは、コロナ禍で、今の18人(活動休止中の岡本彩夏を除くと17人)でステージに立つ機会が無いので、私がいる間に大きい場所で皆で立ちたかったからです。「皆さんこんにちは、チームKIIです」と、あいさつができて満足です。
昇格組メンバーを含めて今のKIIを見せるためには、「18人姉妹」は外せませんでした。新メンバーはどんな歌詞か楽しみに待ってくれているから、青木詩織ちゃんと2人で歌詞を考えました。
「18人姉妹」の歌詞は、多少イジった方がインパクトが強くなるんですよね。メンバーは優しめに作りがちだけど、ここぞとばかりに、いろいろとイジらせてもらいました(笑)。
「私が卒業してから歌うなら、(新リーダーの)太田と(副リーダー)青木の2人で新しい歌詞を考えるのもいいよ」と言ってあるので、もしかしたら、4月1日限定バージョンになったかもしれません。
「誰かの耳」「DA DA マシンガン」は、どのコンサートでもKIIがやる曲。「愛の数」をやって、昇格したメンバーと思い出を作るためにも選ばせていただきました。
◆前半セットリスト
1. 走れ!ペンギン(大場美奈、市川美織、入山杏奈、岩田華怜、加藤玲奈、島田晴香、竹内美宥、田野優花、仲俣汐里、中村麻里子、永尾まりや、山内鈴蘭)―― コント(大場美奈、野間口徹、須田亜香里)――
2. パレオはエメラルド(SKE48 ALL)
3. 恋を語る詩人になれなくて(SKE48 ALL)
4. 夏よ、急げ!(SKE48 ALL)
—— MC ——
5. 黄金センター(大場美奈、石黒友月、井上瑠夏、大谷悠妃、上村亜柚香、坂本真凛、杉山歩南、青木莉樺、伊藤実希、太田彩夏、川嶋美晴、浅井裕華、末永桜花、田辺美月、林美澪)※井上・太田センター
6. アンチ(青海ひな乃、赤堀君江、竹内ななみ、都築里佳、仲村和泉、野村実代、青木詩織、大場美奈、北野瑠華、古畑奈和、水野愛理、相川暖花、斉藤真木子、菅原茉椰、谷真理佳)※水野愛理センター
7. 夜風の仕業(大場美奈)
8. 正義の味方じゃないヒーロー(大場美奈、荒野姫楓、石黒友月、石塚美月、鬼頭未来、中坂美祐、野村実代、入内嶋涼、川嶋美晴、中野愛理、西井美桜、池田楓、鎌田菜月、熊崎晴香、倉島杏実、澤田花音)
9. 鈴懸の木の道で「君の微笑みを夢に見る」と言ってしまったら僕たちの関係はどう変わってしまうのか、僕なりに何日か考えた上でのやや気恥ずかしい結論のようなもの(大場美奈、大谷悠妃、北川愛乃、杉山歩南、平野百菜、青木莉樺、荒井優希、伊藤実希、江籠裕奈、日高優月、藤本冬香、古畑奈和、井田玲音名、佐藤佳穂、髙畑結希、田辺美月)
10. 抱きしめちゃいけない(大場美奈、青海ひな乃、井上瑠夏、上村亜柚香、都築里佳、松本慈子、青木詩織、太田彩夏、鈴木愛菜、水野愛理、相川暖花、斉藤真木子、須田亜香里、谷真理佳、福士奈央)
―― MC ――
11. 花の香りのシンフォニー(大場美奈、坂本真凛、荒井優希、江籠裕奈、北野瑠華、日高優月、古畑奈和、浅井裕華、鎌田菜月、熊崎晴香、佐藤佳穂、末永桜花、菅原茉椰、髙畑結希、林美澪)
12. ハッピーランキング(大場美奈、坂本真凛、荒井優希、江籠裕奈、北野瑠華、日高優月、古畑奈和、浅井裕華、鎌田菜月、熊崎晴香、佐藤佳穂、末永桜花、菅原茉椰、髙畑結希、林美澪)
13. 僕は知っている(大場美奈、谷真理佳、山内鈴蘭)
―― MC ――
14. 18人姉妹の歌(KII)
15. 誰かの耳(KII)
16. DA DA マシンガン(KII)
17. 愛の数(KII)
(写真17枚)
次ページ以降を含めて写真は合計27枚
(次ページからは有料会員限定記事となります)
SKE48大場美奈 卒コン本人解説1日目~最後の9期生、大場チーム4、ぱるるも登場~ に続く