2021年12月号

2021/12/05

HKT48 2ndアルバム「アウトスタンディング」発売! 松岡菜摘&本村碧唯対談

 12月1日、HKT48の2ndアルバム「アウトスタンディング」が発売されました。リリースされたシングル曲や、未収録曲、新曲が収録されて、通常盤4形態、劇場盤、そして加入期ごとの「ジェネレーション盤」と盛りだくさんの内容です。結成10年が経ち、グループをけん引する1期生の松岡菜摘さん(25)、本村碧唯さん(24)に話を聞きました。

 ――「アウトスタンディング」の意味は?

 松岡 「飛びぬけて秀でた」という意味です。秀でているというよりは「秀でなさい」「もっとグイグイ行きなさい」ということかなと思います。

 私たち1期生は10周年、そして11年目に入る節目のアルバムになります。なこみく(矢吹奈子・田中美久)たち3期生も8年目とキャリアが長いので、今までの空気を一変するぐらいの気持ちで、もっともっと上を目指していけるようにっていうメッセージが込められているように思いました。

「突然Do love me!」はポップで盛り上がれる曲


 ――リード曲「突然Do love me!」について

 松岡 疾走感があって爽やかです。「意志」「3-2」はわりと強めの曲、「君とどこかへ行きたい」は明るいけど大人っぽい曲だったので、久々に「最高かよ」のような、ファンの方と盛り上がれる曲だと思ってわくわくしました。

 本村 イントロだけで沸ける曲です。歩きながらサビを口ずさんでしまうぐらい頭に残るので、ファンのみなさんも楽しい気持ちになれる、明るいポップな曲をいただけて嬉しいです。

 松岡 ライブで歌うときっと楽しいです。

 本村 強気な女の子の歌詞なので、私にはあまりない感情です。でも、恋愛じゃなくても、こういう前のめりな気持ちでいなきゃなと最近思っていました。

 私は、何かにチャレンジしたいと思っても、1回頭の中でシミュレーションして、できてからじゃないと一歩踏み出せず、言葉にして言えないタイプなんです。

 けど、そういうことじゃなく、思ったことをその場でちゃんと言って進んでいった方がいい。「欲しいものは欲しいって言おう!」という歌詞に背中を押されてる気がしたので、この部分がとっても好きです。

 松岡 私は2番の後半の「You can do it! 絶対大丈夫! 後から思い出したら 真っ赤になる 恥ずかしい感情」というところが素敵だなと思います。

 10年間を振り返ったとき、あの頃を思い出すとちょっと恥ずかしいけど、なりふり構わず一生懸命やってきたからこそ、応援してくれた方がいたと思うんです。だから、私たちに通じるものがある気がしてて、こういう気持ちって大事だと思います。

 ――矢吹奈子さんがセンターでした

 松岡 ミュージックビデオ撮影の前に、奈子だけ直接、振付の先生に会っていて、私たちはZoomで振り入れをしたんです。あとで奈子が自主的にみんなを集めて撮影の前に振りを揃えてくれました。韓国から帰って成長した奈子の姿にみんなの士気が上がりました。

 私たちから見た奈子はちっちゃくてかわいくて、自分から発信するタイプでもなかったんです。先輩には言いにくかったのかもしれないですけど、今回は私たちにも「揃えるところはこうで、足はこうです」とアドバイスしてくれました。

「HAKATA吸血鬼」とは?


 ――ほかにもいろいろな新曲が収録されています

 松岡 私たちは「HAKATA吸血鬼」という曲に参加していて([TYPE-D]に収録)、タイトルは変わっていますけど、かっこいいです。

 本村 めっちゃかっこいい曲です。セリフもラップもあるダンス曲です。ただ、博多要素はあまりないです(笑)。

 松岡 聞いてくると馴染んでくる“するめ曲”って言うのかな? 吸血鬼の歌なんです。「Chou!」と「Lit charm」に(地頭江)音々ちゃんが加わった感じのメンバーです。

 本村 このアルバムでツアーしたいよね。

 松岡 コンサートしたい ! 関東に全然行けてないし。

(※11月26日の10周年記念特別公演(前期)で「突然Do love me!」を初披露。11月27日の公演(後期)で、2022年4月からのライブツアー(関東含む)開催が発表された)
アウトスタンディング | HKT48(ユニバーサルレコード)

後輩メンバーが押し上げていくグループに


 ――10年続いたHKT48、これからは?

 松岡 Chou!とLit charmで劇場から飛び出して、対バンライブをやってみたいです。さっしー(指原莉乃)が「自分たちで動く気持ちがあればできることはあるよ」と教えてくれた。自分たちが動いてできたユニットだからこそ、後輩たちの刺激になれるように実現させたいです。

 ――グループとしてどこを大切にしていくのですか

 松岡 AKB48さんの10周年と比べると、私たちはまだまだだと思います。HKT48らしい平和な雰囲気も残しつつも、「1人1人がしっかりしてるグループになったね」と思ってもらえるように、みんなでもっと切磋琢磨して、後輩メンバーが下から押し上げていくようなグループになれたらと。

 ――頼もしい後輩は

 本村 私は、なっぴ(運上弘菜)が推しメンなんですよ。MV撮影のダンスシーンでは、なっぴはうまくできなくて悔しくて泣いていました。

 いつもは感情をあまり表に出そうとしないし、伝えてくれないので、みんなには知られたくなかったからか、そっと私のところに来て「どうしたらうまくできますか?」って聞いてくれました。頑張って練習して撮影ができたので、そういう姿を表に少しずつ出せるようになって、うれしかったです。

 ――村重杏奈さんがまもなく卒業します

 松岡 村重には誰もなれないですよね。今のHKT48には、私たちがやってきたようなバラエティー番組がないので、そういうのが持てればいいなって思います。

 本村 モノボケとか、変わったものを食べたりとか。そこから何かしら1つ化けていけばいいのになって思います。

 松岡 4期生以降は、そういうバラエティーをやったことがなく、だからこそ才能が隠れていると思うんです。昔、毎日のように芸人さんと一緒に番組をやらせてもらったおかげで、自然と劇場で話せるようになったり空気が読めるようになりました。誰が村重の立ち位置になるのかは想像がつかないですけど、きっと誰かいるはずです!

 本村 シゲ(村重)も昔は「メンタイコ!」しか言ってなくて、今みたいにおもしろくなかったからね。「博多なないろ」公演をやってから、後輩たちとの距離も近くなりました。話すことも増えて、お互いが影響し合えたらいいなと思います。HKT48が好きだっていう女性ファンの方も入ってきてくれるなら一緒に盛り上げていきたいです。

(※11月26日の10周年記念特別公演で第6期生オーディション開催を発表)

(写真2枚)
(アザーカット7枚は 有料会員限定)

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