2021年8月号

2021/08/12

SKE48チームS都築里佳&仲村和泉対談(1) 大阪のZeppツアーを振り返って

 SKE48 Summer Zepp Tour 2021が好評開催中です。Forty-Eight Times8月号では各チームからメンバーをピックアップし、ツアーを振り返ります。チームSからは都築里佳さん(25)、仲村和泉さん(21)が登場です。

 ――7月25日Zepp Osaka BaySide公演のセットリストについて

 都築 らんらん(山内鈴蘭)にも相談したみたいですが、基本、リーダーの松本慈子と副リーダーの上村亜柚香が中心に作ったと聞いています。慈子が、「今のチームSと楽曲の良さ、メンバーそれぞれの個性をちゃんと伝えられるものにしたい」と、みんなに言ってくれました。チームSらしさ、可能性が伝わるようなセットリストになっていると思います。

 仲村 リーダーと副リーダーの優しさが出ているなと思いました。コンサートだとセンターになる人ってだいたい決まっているんですけど、今回のツアーは1人1人にスポットライトが当たるように組んでくれました。1人1人が必ずどこかしらセンターやフロントのポジションがあるので、目立てる場所があるっていいなと思いました。

 ――リハーサルの段階で苦労したことは?

 都築 「Parting shot」が元々スタンドマイクを使った振り付けなんですけど、今回ハンドマイクだけで全部の振り付けを総入れ替えして、歌割りも変わりました。間奏には新しいダンスパートも増えて、そこを覚えたり揃(そろ)えたりするのにみんな苦労したんじゃないかなと思います。

 リハの段階で「ああしよう、こうしよう」と話し合えたのは、チームにとってはすごく良かったです。

ノリノリで歌った「大阪LOVER」


 ――大阪出身メンバー(松本慈子、仲村和泉、北川愛乃、竹内ななみ)で何か話し合ったことはありましたか

 仲村 凱旋(がいせん)ライブをするのが初めてで、1曲目の「恋を語る詩人になれなくて」は大阪メンバーが前に立つ演出で、「インパクトを残そう」と頑張ってやりました。「大阪LOVER」(DREAMS COME TRUE)は楽しかったです。

 ――「大阪LOVER」は、大阪メンバーが頭に大阪の文字や通天閣などの絵をつけてパフォーマンスしたのが好評でした

 都築 最初ノリノリで出てくるところとかね(笑)。大阪メンバーがリハからノリノリでやってて楽しかったです。なかなか他のアーティストさんの曲をやらせていただくことがないので、この曲ができたのがうれしかったです。

 ――松本さんは家族親戚一同が来ていたそうですね

 仲村 夜公演にお母さんとお姉ちゃんが見に来てくれました。ペンライトを買って振ってくれました。「かわいかった」って言われました。

後半曲は各期が前に立つ演出で


 ――後半ではチーム曲、聞かせるシングル曲など、新しい挑戦を感じました

 都築 「凍える前に」「猫の尻尾がピンと立ってるように」「Parting shot」のチームS曲は、私とらんらんと慈子と(杉山)愛佳と、(上村)亜柚香がフロントに立って、「金の愛、銀の愛」「無意識の色」は8期が前に、「Stand by you」「恋落ちフラグ」は9期と、それぞれの期が前に出るように考えられていました。

 チームS楽曲、3曲全部のオリジナルメンバーは私だけなんです。場数も踏んでいるし、曲をちゃんとわかっているので、先輩としての背中を見せられるように頑張りました。

 仲村 「Parting shot」は難しかったけど、個人的に「猫の尻尾-」が覚えられなくて、覚えるのに苦戦しました。簡単なのに、なぜか頭に入ってこない曲です(笑)。

 都築 1つ1つは簡単なのに流れが難しいんだよね。やったことのないメンバーは苦戦してました。「猫の尻尾-」に関してはゆずぽ(石黒友月)が覚えるのに苦労していたので、何回も何回も教えました。

 ――8期がフロントに立って曲を披露しました

 仲村 先輩が前に立っているときは、その背中を見て学べることがあるんですが、前に立つ私たちからも先輩に「自分たちはこれだけ成長したよ」って見せられた気がしました。「金の愛、銀の愛」と「無意識の色」は曲の雰囲気も違うから、両方のタイプができるようになったよっていうのと、自分たちの期の「色」を見せられたんじゃないかなと思います。

 ――ファンの方たちの反応は?

 都築 「金の愛、銀の愛」のようなダークな曲から「猫の尻尾-」のようなおしゃれで落ち着いた曲、SKE48らしい元気で明るい曲までできる幅の広さがチームSの良さだよね、って言ってもらいました。若いメンバーが多いからフレッシュな印象を持っていただくことが多いけど、それだけじゃなくていろいろできるのがチームSの良さだよねってツイートを見てすごくうれしくなりました。チームSは表現力があるメンバーが多いというのが伝わってうれしかったです。

 仲村 期ごとでフロントで歌えるというのはチームSならではじゃないかなと思っています。チームSは先輩が少ないけど、私はそれが決して悪いことじゃないと思います。先輩がたくさんいれば学べることも多いけど、少なければ自分たちでどうにかするという気持ちが湧いてくるので、活動していて楽しいです。

 ――本編の最後は「鳥は青い空の涯を知らない」でした

 都築 「普段は披露しない曲でバラードをやりたい」って慈子が言っていました。こういうご時世だから歌詞が響くところがあると思います。今、何を頑張ったらいいのかと考える方もいる中で、また頑張れるよって伝えられたらなと思いながら歌いました。自分たちも歌いながら応援されてるんだなと。

 仲村 そうそう!

 都築 私たちも歌いながらファンの皆さんのことを応援してるよって気持ちを伝えられたらと思っています。

 ――仲村さんのユニット曲は昼は「キャンディー」、夜は「ハート型ウイルス」で、昼・夜ともに井上瑠夏さんと平野百菜さんとでした。

(2) 「あざとかわいい選抜」と「クセが強い選抜」 に続く
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(写真6枚 ①~④Zeppツアー大阪公演の様子①中央が都築里佳③④左が仲村和泉⑤左から杉山愛佳、都築里佳、山内鈴蘭⑥都築里佳)
次ページ以降を含めて写真は合計13枚

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