2022年9月号

2022/09/05

AKB48岡田奈々ソロコンサート全曲セルフ解説ソロインタビュー! なぁちゃんの思いは全て明らかに

 AKB48岡田奈々さん(24)が、久しぶりのソロ表紙に登場です。7月3日(東京・昭和女子大学人見記念講堂)と10日(神奈川県民ホール)に「岡田奈々10th Anniversary Concert ~Starting Over~」を開催。Forty-Eight Times9月号では、デビュー10周年で行った4年ぶりのソロコンサートを、全曲セルフ解説してもらいました。永久保存版、ファン必読の濃密ソロインタビュー。彼女のソロコンサートを見て、これも熟読すれば、もうアナタも本物の「なぁちゃんマスター」です!

① 根も葉もRumor


 ――最初も最後もこの曲にしました

 やはり自分を象徴する楽曲といえばこの曲かなと。だから、ダブルアンコールをするなら、そこもやっぱりこの曲しかないでしょ!と思いました。

 ――AKB48では激しいダンスを踊りながらみんなで歌いますが、こちらでは歌に集中して1人で歌いました

 AKB48で歌う原曲のままだと、キーが高くてアイドル曲のように聞こえるんです。このソロコンでは、よりアーティスティックにカッコよさをプラスするために、敢えて1つ下げて歌いました。

 ――オープニングは赤黒チェックの衣装でした

 オープニングはかっこよく、かつかわいい衣装にしてもらいました。AKB48らしい赤と、しっかりとソロとしてのかっこいいロックのイメージも入った、あのような素敵な衣装が出来上がりました。

② 喝采


 ――48グループの先輩山本彩さんのソロ曲です

 はい、憧れの先輩さやかさんの曲です。今回のセットリストは、私の公式YouTubeで「私に歌ってほしい楽曲」を募集して、そこから選ばせていただきました。

 そこでは、さやかさんの曲へのリクエストは多くて、中でも「喝采」はひと際多かったんです。私自身もすごく好きな楽曲でした。かっこよくて“歌で勝負している人の曲”だなって印象を持っていました。

 そもそも(冒頭3曲の)オープニングブロックは、とにかくカッコいい自分をイメージして構成したので、「喝采」は絶対にここに入れるしかないなと決めました。


 ――偶然かもしれませんが、歌詞も奈々さんを彷彿とさせる内容でした

③ 創傷イノセンス


 ――声優でアーティストの内田真礼さんの曲で、アニメ『悪魔のリドル』の主題歌です

 自分の中で一番のアニソンといっても過言ではないほど大好きな曲です。「ロックでかっこかわいいアニソン」といえば、これ。メッセージ性もあって、途中の台詞もかっこいいんですよ~。

 「私の道は私が決める」って。

 「今回は私自身ががやりたいことをこのコンサートではやりますよ!」っていう思いとリンクして、それを提示するための曲にもなりました。


 ――だからオープニングブロックに入れたのですね

④ Two years later


 ――AKB48研究生時代にやっていた「パジャマドライブ」公演の曲です

 私のAKB48人生の全盛期時代(笑)に歌った曲です。当時、柏木由紀さんのポジションで劇場に立たせていただいていて、イントロで「おっかだなな~!」ってコールしてもらっていました。まさしく私の全盛期です(笑)。

手遅れcaution


 ――=LOVEのアイドル曲。このあたりは7曲目までアイドルソングコーナーでした

 これもリクエストがすごく多かったんです! 私も絶対に歌おうって思うぐらい票数が多かった。STU48での私のプロデュース公演にも入れていたこともあって、ファンの皆さんが「私が好きそうな世界観だし、メッセージ性も素敵だし、きっと合うはず」と思って、選んでくれたんだと思っています。

 STU48のメンバーに歌ってもらっているときには「みちゅ(今村美月)とか、楽しく気持ちよさそうに歌ってるなぁ」って思って見ていたんですが、実際に自分で歌ってみたら…、めっちゃ苦戦しました(苦笑い)。アイドルソングコーナーの中で一番難しかったです。

 たくさん聴いてきた1曲だったので歌えると思っていたのに、難易度が高くって、練習をたくさんしました。


舞台もあって超多忙だった上半期


 ――練習といえば、今年は最初から舞台が3作も続いて、間にはSTU48でのラストライブなどもあり超多忙でした。ソロコン前も、ミュージカル『マギ-迷宮組曲-』が終わったのが、本番わずか2週間前。準備が大変だったのでは?

 ありがたいことに、本当にお仕事続きでした。『マギ』の前も舞台『弥生、三月-君を愛した30年-』が直前まであって、ソロコンのリハーサルは『マギ』が終わった翌日からのスタートでした。

 ただ、ミュージカル出演期間中は、舞台の合間にセットリストに選んでいた曲の音源を聴いて、イメージトレーニングはしていました。『マギ』の千秋楽の翌日からボイストレーニングで、舞台を終えた余韻に浸る時間はありませんでした(苦笑い)。


 ――精魂尽き果てた中で、どうしたらそんなエネルギーが出てきたのですか?

 しんどくて諦めかけたんですけど、ソロコンは、ステージに立って歌うのは自分だけなので、ここはちゃんと責任をもってやらないといけないですよね。AKB48や演劇のようにみんなでやるわけではないので、本当に誰にも頼れない。「ステージで恥をかくのは自分だぞ」って、無理やり奮い立たせました。

 (6月19日の)大阪での千秋楽が終わってそのまま新幹線に飛び乗って、めっちゃ疲れていたんですけど、お弁当を食べながら「よし、この移動時間で休んで、東京のお家帰ったら、すぐにソロコンモードに切り替えるぞ」って。あの新幹線の中での感じは、忘れられませんね(苦笑い)。


⑥ 「ひとりで生きられそう」って それってねぇ、褒めているの?


 ――Juice=Juiceのシングル曲です

 これは、ゆいりちゃん(村山彩希)がカラオケに行くと必ず歌う十八番なんです。理由はこれ1つ。だから歌おうって(笑)。いい曲でハロプロさんをやりたかったので。

⑦ シンデレラガール


 ――意外性のあるジャニーズグループ「King&Prince」のシングルです

 これもリクエストが多かったんです。ジャニーズの曲も結構ありました。いろんなジャニーズグループさんの曲があったのですが、一番分かりやすいこれを選ばせていただきました。「何でも歌うぞ」ってところをアピールしました。

 ――前半はかっこいい系が多い中で、王子様キラキラソングはアクセントでした

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AKB48岡田奈々ソロコンサート全曲セルフ解説ソロインタビュー(2) 失恋ソングブロック&本編クライマックス編 に続く

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