2022年1月号

2022/01/03

HKT48上野遥から6期生オーディション挑戦者たちへ

 HKT48第6期生オーディションの応募締め切りが2022年1月10日20時に迫ってきています。2期生としてHKT48に加入、劇場公演に1000回以上出演し、1月末で卒業する上野遥さん(22)にHKT48の魅力や、自身の体験、そしてオーディション参加に迷っている人たちに向けて話を聞きました。

 HKT48第6期生オーディションサイト

HKT48は夢がかなう場所、そして次の夢を見つけられた場所


 ――AKB48、SKE48も同じ期間にオーディションが開催されています。HKT48はどんなグループですか?

 仲がめちゃくちゃいいです。これは声を大にして言いたいです。先輩・後輩の関係はありながらも、会話が多くて誰にも相談しやすいです。それって大事なことだと思うんです。

 HKT48はライブにこだわってきましたが、センスのいいメンバーが多いです。それは特に寸劇で発揮されますが、ばかばかしいことも盛り上げることも一生懸命やるのが良いところです。

 HKT48に入ることでアイドルの夢がかなったし、次の夢を見つけられました。大変だけど、その分、いいことがあると思います。


田植え中に応募を決意


 ――オーディションを受けようと思ったのは?

 私はAKB48さんと前田敦子さんが好きでしたけど、東京だと応募まで踏み込めなかったんです。地元にグループができることを知って、今後の人生のことや、落ちたらどうしようとか考えずに、憧れの気持ちだけで受けられました。

 田植えの手伝いをしているときに、いとこから「2期生のオーディション、締め切りまであと2日しかないよ」って言われました。いとこに洋服を貸してもらって写真を撮って、応募の文章も整えてくれました。田植えをしていてラッキーでした(笑)。


はるたん流オーディション突破法


 ――オーディションの心構えで大切なことは

 親に反対されることもあると思うんです。でも、本当に少しでも気になっているのなら、受けるべきと私は思います。だって後悔したくないじゃないですか。自分の気持ちをちゃんと親に伝えて、腹をくくって応募したら、親は応援してくれる存在です。

 ――オーディション突破のコツがあれば特別に教えてください

 やっぱり目に留まることって絶対大事だと思うので、勝手な考えですけど、見た目で印象付けるのもありかなと思うんです。

 歌とダンス審査は絶対にあります。歌は急にうまくなれるものじゃないですよね。ダンスはちょっと準備するだけで印象が良くなると思います。

 ダンス未経験者でもストレッチをするだけで体が動きやすくなります。頭で分かってても体が動けないのはもったいない。お風呂上がりに開脚してみるとか、ちょっとだけ筋トレしてみるだけでも変わってきます。

 審査員の質問には、私は無難に答えました。それもいいけれど、田島芽瑠ちゃんは「太陽になりたい」と言っていました。「何者?」って思いました(笑)。印象に残りやすい言葉を考えておくとか、自分のアピールできることを言ってみるのもいいと思います。


 ――SNSについてどうすれば?

 本当に本気なら全削除が一番いいかなと思います。写真が残っていても、加入前のことなので大丈夫だと思うけど、私だったら覚悟を決めて削除します。今後の自分のため。せっかく合格したのにSNSでつまずくのはもったいない。

HKTに必要な人材とは


 ――HKT48にはどんなタイプの人材が必要ですか?

 私は卒業してしまうけど、意志がめっちゃ強い子が欲しいです。穏やかでみんな仲がいいのはメリットでもあり、デメリットでもある。意見をぶつけ合うことで気づき、前に進めることもあるんです。目指してる方向が同じなら、いい方向に行くんじゃないかなと思います。

 ――福岡在住以外の人の不安を解消するとしたら?

 今は県外メンバーが多いから境遇が似ているメンバーも多いし、アドバイスもしてくれます。福岡はめっちゃ住みやすい街です。みんなそう言っているので、居心地はいいと思います。仲間もたくさんいるので安心して来てください。

 ――「上野遥さんみたいになりたい」と思っている人にアドバイスは?

 私のファンの方の中には、オーディションを受けたいと思っている方もいます。「前、落ちたけど、また次も挑戦する」って言ってる方もいます。

 私は、活動していて嫌だと思ったことが本当になかったんです。悔しいこともあるし、びっくりする出来事もあったけど、「好き」という気持ちが勝っちゃうんですよね。「この道が好き」「HKT48が好き」という気持ちが大きければ大きいほど、長く活動できると思います。


 ――まだ迷っている方に声をかけるとしたら?

 SNSでメンバーに質問してみるのがいいと思います。SHOWROOMで質問されたことがありますが、何人かの背中を押しました。今だからこそできる活用方法だと思います。

入ってからのアドバイスも


 ――加入してから結果が思ったように出ずに悩むこともあると思います

 私はダンスを習っていたのでそこの苦労はなかったけど、年下だったので、年上のメンバーと話す不安が大きかったです。でも、同じものを目指している者同士なので、時間が解決してくれます。

 初期の頃、「ダンスも得意なのになんで選ばれないんだろう?」ってすごく思ったことがありました。でも、それがきっかけで自分なりの道を探せました。最初は落ち込みますが、何かに向けて頑張っている姿って、不思議なことに絶対、誰かが見ているんです。

 メンバーもスタッフさんも見ているんです。めげないことですね。落ち込んじゃってもいつか前向きになれる日が来るので、頑張っていれば大丈夫です。


(写真2枚 ②HKT48劇場 10周年記念特別公演より)
(アザーカット7枚は有料会員限定)

 HKT48上野遥卒業記念インタビュー「私にしか歩めなかった道」があった も公開中。

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